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山菜の季節

2011-05-13 | 青森の味
ソメイヨシノの花が終わると、野山は山桜と木々の芽出しの色に染まります。
そんな季節は山菜の季節でもあって、タラの芽、アザミ、リュウキンカ、ワラビ、コゴミ、ゼンマイ、コシアブラ、シドケ、ウルイなどなど、たくさんの山採りの山菜が道の駅にも並びます。
先日は七戸の道の駅に寄ってみると、山菜のコーナーが出来ていました。
買い物客も山菜が目当てのようで、山菜コーナーは品定めをする人でいっぱいでした。
山菜には花も食べるものがあって、ワイルド・エディブルフラワーとも言えますね。
山菜料理というと、なんとなく年寄りクサさを感じるのですが、花を盛ることで今までとは違う素敵なイメージが作れるのではないでしょうか。





秋元やきそば

2011-05-11 | 青森の味
黒石のヤキソバといえば太い麺が特徴で、微妙な量の調整も金額によってできる店もあり、お腹の空き具合によってフレキシブルな応用が可能である点で、このシステムはとても便利だと密かに感心しています。
では価格によってどのような違いがあるのか、それを確認したくなるのも人情です。しかし特大サイズを頼むにはきちんと消化可能であることが必要で、そんな能力を兼ね備えた友人がいると、感動すら覚える量の対比を見ることができます(笑)

すばらしい対比を確認できたのは、黒石市の秋元食堂。
右350円、左650円で、350円でも普通の一食分には丁度良い量でした。
650円はその量の多さに感動と困惑を感じます。
メニュー表にはさらに上の750円と「やきそばのオードブル」というものがあって、これもまた見てみたいという思いがよぎります。
自分で食べられる自信はないので、あくまで「見てみたい」のです。
美味しかったと思うのですが、どうしても量のインパクトばかり記憶に残ってしまい、味覚の記憶がちょっと曖昧になっています。




秋元食堂

場所   黒石市青山84-2
営業時間 10:00~14:00
定休日  水・日曜


お山のおもしえ学校

2011-05-07 | 青森の味
孫内あつしのクレヨン画を、偶然見てからファンになっています。
黒石市にある『お山のおもしえ学校』は孫内あつし氏のアトリエにもなっていて、間近に作品を鑑賞できる美術館でもあります。
黒板に描かれた大作は、孫内作品に流れる「切なくなるような懐かしさ」を一杯に表現していて、ガラス無しの自然光で見られる贅沢さ。
館内には昭和の香りに溢れた懐かしの生活用品も展示されていて、電化製品などを眺めていると小さい頃の自宅に戻ってきたような不思議な錯覚を覚えます。
まだ骨董ではないけれども、もう使われることもなくなったそんな製品は、どんなジャンルになるのでしょうか。

土日限定で手打ち蕎麦も食べられます。
あちこちで蕎麦を食べ歩いていますが、こちらの蕎麦は有名店にも負けない美味しさでした。
蕎麦だけを目当てにしてもいいのではと思えるくらいで、古い職員室であったらしい食堂も、懐かしさを感じる雰囲気でした。




お山のおもしえ学校


三沢パイカ鍋

2011-02-28 | 青森の味
パイカは豚肉の肋骨結合部分の軟骨を含んだ肉です。
スペアリブの骨部分が軟骨になっている状態で、あまり食べられないのか低価格で販売されています。
軟骨部分は今話題のコラーゲンやヒアルロン酸でできているので、食事として取り入れることでお肌の若返り効果がある・・・・・かもしれません(笑)
軟骨部分はそのままでは硬いので、圧力鍋で20分ほど煮込めばコリコリとした歯ごたえになり、肉と一緒に食べられます。
沖縄に住んでいた頃、ソーキそばに乗せられていた肉はこのパイカ肉だったと記憶しています。
甘辛く煮込んだソーキと沖縄そばの出汁は、今では私のソウルフードになっていて、定期的に食べたくなる料理なのですが、青森県内ではまだ沖縄で食べた味と同じものには出合っていません。
食べられないから余計に食べたくなるのが人情で、そんな時は何とか自分で作ってみるという解決法に頼るのです。
でもなかなか同じ味は出せずに試行錯誤は続いています。

とても気にはなっているものの、どうしても食べられない。でも食べてみたい。
そんな料理が三沢パイカ鍋で、今とても気になる存在です。



「パイカ料理」を新名物にと三沢で試食会


みつみ食堂

2011-01-20 | 青森の味
女子一人ラーメンができるかどうか、という話をするとなぜか盛り上がります。
ラーメンの他にも、一人飲み屋、一人レストラン、一人○○・・と続く「一人で行ける」場所の話をしていると、話す人の価値観や内心の意外性が見えてきて興味深いものです。

「思い立ったが吉日」的な行動をしているので一人で食事する機会も多いのですが、一人で食事をするメリットというのもあって、お店の人から色々な話を聞ける事が一番にあります。
話が面白いと食べるのも忘れて聞き入っていたり。
そんなお店の一つが八戸市売市にある「みつみ食堂」。
歴史好きの店主の話が面白くてラーメンが伸びてしまったのですが、ラーメンはとても美味しくて、でも話は面白くてという悩ましい状態に陥ってしまいました。
テーブルが二つだけで出前が主体らしいのですが、良心的な価格と予想外の美味しさ。こんなお店を見つけられた嬉しさもあるから一人ラーメンは止められません。


私は一人ラーメンや一人飲み屋は問題ないのですが、一人でしゃれたレストランはちょっと無理なのですけど。

 

みつみ食堂
場所  八戸市長苗代内舟渡103-1


Dr Pepper Lover

2011-01-05 | 青森の味
炭酸飲料が特別好きなわけではありませんが、昔は販売されていたドクターペッパーだけは大好きでした。
ちょっと変わった味で日本人の舌に合わなかったのか、今ではほとんど見ることのない飲み物です。
三沢の米軍基地内では販売されているものの、米軍関係者でなければまとめ買いは出来ないとのこと。

三沢の「MGプラザまちの駅」では、なかなか手に入らないドクターペッパーが販売されていました。
あまりの懐かしさについ何本か買ってしまいましたが、やっぱりあの味のドクターペッパー。
好きな人にはたまらない味なんですよね。
他にはドクターペッパーダイエットとチェリーコークもあって、Dr Pepper Loverの聖地となるかもしれません(笑)

北海道では販売されていたはず、と思って調べてみましたが、北海道は「ガラナ」は販売されていても、ドクターペッパーはないらしい。






きりたんぽの話

2010-11-20 | 青森の味
菅江真澄遊覧記「雪のもろ滝」で、11月(新暦では12月)に白神山地の暗門の滝を見に行く途上、雪の夜に杣人の山小屋に宿る話があります。
山働きの人が夜食として「たんぱやき」を作って皆で食べるのですが、作り方は「きりたんぽ」と同じで、最後に味噌をつけて焼き、棒に刺したままを食べています。
現在では切って鍋に入れる食べ方が有名になっている「きりたんぽ」以外に「みそつけたんぽ」もあるそうで、200年前にも同じものを食べていた話を興味深く読んでいました。

青森県南地方では「みそもち」は麦の餅ですが、作り方食べ方は「みそつけたんぽ」と同じです。
日本海側は米で、太平洋側は麦と、使う素材は違っても形状が似ているのは北東北の食文化でしょうか。

鍋物用のきりたんぽはスーパーでも売られていますが、自宅でも簡単に作れます。
ご飯を麺棒などで搗いて粗く潰し、割り箸などに巻きつけてガス火で表面に軽く焦げ目をつけるだけ。
寒くなってきたので鍋料理の際はお試しください。





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焼魚のお店の魚は美味い

2010-08-30 | 青森の味
店先で魚を焼いて売っている店というのを、私は青森に住んで初めて見ました。
この業種をたまたま知らなかっただけなのか、青森県で特有の業態なのかは今のところ分からないままですが、この焼魚店で焼かれた魚はもの凄く美味しいということは理解できました。

南部町方面を走行中に焼魚店を見つけたので、晩御飯にとサバ・サンマの焼魚を買い求めたのが、南部町上名久井の四戸食品店。
暑くて窓を開けていたために、美味しそうな香りで思わず車を止めてしまいました。
二枚下ろしのサバは塩をふって生干し状態の物を炭火で焼いているらしく、そのままでも充分美味しい。脂が乗っているので大根おろしとポン酢があるとさらに美味しくなります。

焼魚を売っている店は八戸や十和田にもあります。八戸の館鼻朝市でも何店か目にします。美味しそうではあるのですが、家で焼立てを食べたいので買わず仕舞いになっていました。
海から離れた南部町で美味しい焼魚にめぐり合うのは、落語「目黒のさんま」のようで何か可笑しくなってしまいます。

 








春の味

2010-05-05 | 青森の味
今年の春の寒さの影響で、桜の花はゴールデンウィークと重なったものの、春の味覚は少しだけ遅れていました。
毎年春の連休中には必ず一度は山菜取りに出かけていき、夕食に天ぷらで楽しむのが恒例です。
特にタラの芽は美味しくて、たくさん採れた時には近所へおすそ分けをして喜ばれていますが、今年はやや少ない収穫でした。



タラの木は明るい林下や林の縁によく見られる成長の早い木です。
青森で山菜取りをする人なら、どこにタラの木が生えているかは必ずチェックしています。
アザミの芽、リュウキンカ、ニリンソウの時期が過ぎ、5月の連休頃からタラの芽のシーズンになると、袋と鎌を持って野山へ行く人が急に増えてきます。
見つけやすさもありますが、身近にあって美味しい山菜の代表格ですね。





十和田市 畑中あんこや

2010-03-04 | 青森の味
「あんこや」というお店のことを昨年初めて知りました。
きっかけは茶道を嗜む方から和菓子作りの話を聞いたことです。
手作りの和菓子の作り方を教えてもらうついでに、どこで買い求めるのかも質問してみると「あんこやさんで買うのよ」と。
十和田市には何件かのあんこやさんがあってね、場所は・・・と続くのですが、ずっと分からないままだったのを十和田市在住の知人に案内してもらいました。

 

店内は和菓子の材料も揃っています。
和菓子作りは簡単だとも聞いていたのですが、「練り切り」といわれる和菓子は、そのまま「練り切り」と言われるあんこを粘土細工のように形作るだけ。
この「練り切り」もこちらで販売していて、500gで420円。これで10個ほどの和菓子が作れます。
聞いたところでは、食紅などで色を着けて季節にちなむ花や果物などの造形を作るそうなのですが、とりあえず「りんごの花」と題して染色なしのお菓子を作ってみました。
小学生の粘土細工並の出来栄えですが、りんごジャムとシナモンパウダーで誤魔化しています。
製作時間5分。


畑中あんこや
青森県十和田市西三番町20-3