大地震のときに家具類の転倒によって下敷きになったり物(テレビとか壁に掛けた包丁とか)が飛んできたりして怪我をしないように、あるいは割れた物を踏んで怪我をしたり脱出・避難路がなくならないように、当面の生活ができるように、基本的にあまりお金をかけずに備えるための実践的な方法について解説する本。
下駄箱には靴は入れずに防災リュックと備蓄品を入れるようにしている、部屋から出る/脱出するときに通る玄関にあれば逃げるときに取り出しやすいし、外から戻る場合も部屋の中まで行かずに持ち出せるから、日頃履かない靴はベッドの下や押し入れでいい(91ページ)というのは、いわれてみればなるほどと思います。ふだんの生活にも役立つ話で、使おうとして探すと見つからず「あれどこ?」と聞かれがちな物(鋏やボールペン、糊などの文房具類、印鑑、耳かき、爪切りなどが例示されています)を「あれどこ?ボックス」を作ってそこにまとめて入れておく(94~95ページ)というのは名案だと思いました。
食器をしまうときに、下から中皿→大皿→小皿の順に重ねるのが、揺れても飛び出したり割れたりしにくいそうです(66ページ)。なんだか腑に落ちませんが、実験したらそうなんだと書かれています。へぇ~~ですね。
下着やパジャマはまとめて入れることにして、たたまずに放り込むことにした(89~90ページ)という著者の目線で書かれているのが、何となく自分もできるかもと思わせてくれます。

辻直美 扶桑社 2022年8月30日発行
下駄箱には靴は入れずに防災リュックと備蓄品を入れるようにしている、部屋から出る/脱出するときに通る玄関にあれば逃げるときに取り出しやすいし、外から戻る場合も部屋の中まで行かずに持ち出せるから、日頃履かない靴はベッドの下や押し入れでいい(91ページ)というのは、いわれてみればなるほどと思います。ふだんの生活にも役立つ話で、使おうとして探すと見つからず「あれどこ?」と聞かれがちな物(鋏やボールペン、糊などの文房具類、印鑑、耳かき、爪切りなどが例示されています)を「あれどこ?ボックス」を作ってそこにまとめて入れておく(94~95ページ)というのは名案だと思いました。
食器をしまうときに、下から中皿→大皿→小皿の順に重ねるのが、揺れても飛び出したり割れたりしにくいそうです(66ページ)。なんだか腑に落ちませんが、実験したらそうなんだと書かれています。へぇ~~ですね。
下着やパジャマはまとめて入れることにして、たたまずに放り込むことにした(89~90ページ)という著者の目線で書かれているのが、何となく自分もできるかもと思わせてくれます。

辻直美 扶桑社 2022年8月30日発行