伊東良徳の超乱読読書日記

読んだ本の感想を中心に本に対するコメントを書き散らします。読み終わった本は図書館に返すのでフォローは保証できません。

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もっとも危険な長い夜

2010-02-27 19:30:34 | 小説
 3人姉妹が、それぞれに自分の姉妹の恋人に横恋慕するというシチュエーションに胸をときめかせ、また良心の疼きを感じといった心もようを描いた小説。
 長姉瞳は、かつて恋人の元木に妹双葉が言い寄って肉体関係を持ってしまったことに傷つきその直後に夫と見合い結婚して、現在は夫はニューヨークに単身赴任して息子と2人暮らし。双葉が元木ともすぐに別れて男を好きになれずに10年が経ちようやくできた恋人の鈴木は、瞳と双葉の母の死後に父が再婚した藍子の連れ子の義妹美子と惹かれ合う。そして美子の同棲相手加藤は瞳に思いを寄せるという、ややこしいというか、「隣の芝生は青い」というか、恋の相手は手近な・安直なという関係。
 それぞれが裏切りを抱えているので、また許し合えるということでもあり、みんなおあいこにしたために収まったわけで、現実にはそうはいかないよねと思いつつ、それぞれの場面での人情の機微を味わうという作品でしょうね。
 雑誌連載でそれぞれの章が瞳、双葉、美子の視点から書き分けられ、現実の連載が3か月おきなので、章ごとに数か月時間間隔があります。
 途中にほのめかされた謎のうち、元木が付き合っていた年上の人「年上の恋人って、誰だと思う? それを知ったら、お姉ちゃんはもっとショックを受けると思う」(58ページ)は結局ほったらかされています(ここまで言うからには藍子以外考えにくいのですが)。書いてるうちに忘れたのでしょうね。


小手鞠るい PHP研究所 2009年12月11日発行
月刊文庫「文蔵」2008年5月号、8月号、11月号、2009年2月号、5月号、8月号
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ルポ日本の縮図に住んでみる

2010-02-24 22:37:40 | ノンフィクション
 日本経済新聞の記者が1か月ほど現地に居住して取材連載したルポ「住んでみる」シリーズをまとめた本。
 対象となった地域は、「最西端の孤島」与那国、「変わりゆく労働者の街」横浜・寿町、奈良・吉野町の若者自立寮、競走馬と過疎の町北海道浦河町、「日本ブラジル共存の街」豊田・保見団地、ハンセン病療養所岡山邑久光明園の6か所。
 企画の趣旨は、通り一遍の取材では深みのある記事は生まれないということですが、連載の一本一本の記事を見る限りでは、住まなくても、地元のキーパースンとのコネがあれば、これくらいの話は聞けると思うけど、と思うことの方が多い。しかし、取材相手が話してくれる程度の問題よりも、取材記者自身が持つ発想の幅というか、記事にしようと思うテーマの広がりは、居住してみての方がいいというところでしょう。また、記事で登場した人やできごとのその後をフォローしやすいのも居住の効果かなと思いました。
 さらには、記事そのものよりも、居住することでその記者が持った問題意識と関心を、その後の記者生活でも維持できれば、その方が収穫かも知れません。その意味で、企画としてはどんどんやって欲しいものです。
 ただ、読者にとってさすが居住しての記事は違うと思えるかというと、もう少し工夫が欲しかったように思えます。


日本経済新聞社編 日本経済新聞出版社 2009年12月8日発行
日本経済新聞木曜日夕刊2008年4月~2009年9月連載
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獣の奏者 Ⅲ探求編 Ⅳ完結編

2010-02-21 21:31:41 | 物語・ファンタジー・SF
 2006年に書かれた「獣の奏者 Ⅰ闘蛇編、Ⅱ王獣編」の続編。
 兵器として育成された闘蛇軍に襲われた真王らを助けるために、人知れず闘蛇の天敵王獣と心を通わせてきたエリンが王獣に乗って闘蛇の群れを殲滅した「降臨の野の奇跡」から11年後、真王の護衛士だったイアルと結婚し息子ジェシを産みカザルム王獣保護場で教導師を務めるエリンが、またしても政治と軍事に巻き込まれていくことになります。
 闘蛇や王獣が人の手によって兵器化されるとともに繁殖が制限された歪められた体にされていることに疑問を持ち、本来の姿で野に返したいという思いを持ち続けるエリンが、かつて闘蛇衆として世話をしていた最も強力な「牙」の大量死の責めを負って処刑された母の無念を思ってまたも起きた「牙」の大量死の謎を追うところから物語が始まり、かつて起きたという闘蛇と王獣の戦いにより生じた大惨劇を機に真王の祖先が確立した規則が実は闘蛇と王獣の繁殖力を奪っていることを突き止めたエリンが祖先はなぜそのような規則を定めたのか、そして伝説の大惨劇の真相は何なのかを追い求めていく、謎解きが物語の1つの軸となっています。
 そして、武力を代表していた「大公」と結婚した真王の神としての権威への民衆の疑念、真王派の貴族と大公派の軍人の対立、飢饉、東の隣国ラーザの軍事的脅威などから、闘蛇軍の拡大と王獣軍の設立を望む大公・真王からエリンへの圧力が強まり、最初は逃走を試みたエリンも息子を連れて逃走できないことや伝説の謎を解き明かしたいことから、結局は王獣の繁殖と調教の道を進むことになります。
 恐るべき知識は、少数の権力者なり「賢者」の秘密としておくべきか、広く知らせて人類の智恵とすべきか、そのことがこの続編を通じたテーマとなります。
 エリンが、王獣と心を通わせた者として、子の母として、また秘密のために命を落とした母の子としての人間的な思いと別に、自分だけが秘密を知ってしまった者のある種の驕りと知的好奇心と、さらには為政者の側の人民を支配する視点をもかいま見せる様子は、少し違和感を持ちました。こういう立場に立たされた者の実情を考えると、あるいは大量殺戮兵器と科学者のあり方のようなテーマを考えると、主人公の純真さではなく矛盾に満ちた人間像をこそ描きたかったのでしょうけれども。


上橋菜穂子 講談社 2009年8月10日発行
Ⅰ闘蛇編、Ⅱ王獣編は2007年9月30日の記事で紹介しています
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ロング・ウェイ

2010-02-20 17:01:12 | 小説
 双子の姉楓の恋人だったフォトグラファー冬樹とアメリカに駆け落ちしたがうまく行かずに離婚した桜、冬樹の不倫相手で後に冬樹と結婚した乳癌を抱えたモデルのカリン、恋しい妹の桜に心ではどうしても受け容れられなかった冬樹と駆け落ちされて自分の同性愛に気づいた楓、ボーイフレンドと付き合いながら母の恋人に恋してしまう桜の娘美亜子らの恋愛もようを描いた短編連作集。
 姉の恋人を奪う桜、不倫の恋に目覚めるカリン、女を愛する楓、母親が再婚する予定の恋人に恋する美亜子、双子の姉妹とともに肉体関係を持ちさらに不倫を始める冬樹と、いずれも「道ならぬ恋」というか好きになってはいけない人を好きになったことがテーマとなっています。
 季刊雑誌への連載ですが、前の話から数年経ったという形の続き方になっています。
 通しタイトルの「ロング・ウェイ」は人生の長い道(Long Way)ではいろいろあるさという意味と、間違った道(Wrong Way)がかけてあります。
 高校生を騙して全裸のヌード写真を撮った上に肉体関係を持ち続け、その双子の妹とも出会ったその日に関係を持ち、ふたりの体を比べながら妹と駆け落ちした挙げ句に、さらに公園で出会ったモデルをナンパして不倫を始める若い冬樹は、どうにも好感を持てませんが、美亜子の父としては、再婚したカリンのキャラもあって美亜子に慕われ、さらには年齢を重ねるとそれなりに味わいが出てくるのはちょっと不思議。それも人生の長い道の効果ってことでしょうか。


小手鞠るい 祥伝社 2009年11月5日発行
「Feel Love」vol.1~6連載
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起業を目指す人のための会社設立の基礎知識

2010-02-19 00:25:01 | 実用書・ビジネス書
 零細企業の会社設立を想定して、事業者が資本金を全額自分で現金(預金)出資して株主は自分1人で株式譲渡は制限して自ら取締役となり、取締役会はおかない会社(非公開会社、取締役会非設置会社の発起設立)の設立手続を解説した本。
 純然たる会社設立手続だけでなく、会社設立後事業開始にあたっての税務署や労働基準監督署、社会保険事務所等への届出等も解説していて勉強になります。著者は事業者が自分でこれらの手続をやってみることを推奨していて、それは正しい方針だと思います。
 しかし、会話パターンを入れて柔らかくしようという意識は読み取れるものの、法律用語そのままの説明が多く、後半に行くにつれそれが増える感じで、素人が読み通すにはけっこうきついと思います。まぁ起業して社長になるつもりの人は、これくらい我慢して読み通すくらいの覚悟がないと、とも言えますが。
 起業のイメージを持ってもらうために「杉山フラワー起業物語」のコラムを入れていますが、これが前書きでは「いくつか」のはずが2か所だけ。説明の進行に合わせて何度も入れておけばもっと読みやすくなったと思いますが。
 原稿を何度か修正していく過程で何か落ちたのではないかと思える不自然な所が何か所か後半に見られ、そういう点も残念。


鶴田彦夫 PHP研究所 2010年1月22日発行
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カンランシャ

2010-02-17 23:02:20 | 小説
 かつての部下いずみと結婚し現在は独立して人材派遣会社を立ち上げてそこでの部下25歳沢田愛を愛人にしている蛭間直樹と、不動産会社時代の後輩の34歳瀬尾隆一と直樹の妻30歳いずみの恋愛もようを描いた中年恋愛小説。
 妻と別居中の身で先輩の妻に惚れコントロールが効かなくなる隆一の一直線ぶりがどこか切なく、頭は比較的冷静なのに平然と夫の後輩とほとんど絶え間なく肉体関係を続けるいずみがどこか怖い。
 夫が愛人との関係を続けているいずみと妻が年下の男と不倫したことから別居した隆一という、「被害者コンビ」にダブル不倫をさせているので、同情心からまぁ仕方ないかと思える設定ですけど、同じ不倫するにしても「先輩の妻」「夫の後輩」とするかなぁ。妻と愛人をともに騙して関係を続ける直樹が悪役になっているので許されるんでしょうけど、直樹も妻といると愛人が恋しく愛人といると妻が恋しい切なさを感じ、2人の女を手玉に取っているつもりで実は踊らされていた面もあり、なんかかわいそうな感じもしますしね。
 それにしても中年になっても恋に落ちるとブレーキが効かなくなるものでしょうか。ちょっと考え込んでしまいます。
 タイトルの観覧車は、観覧車は外から見る方がいい、中でいちゃついているやつらは馬鹿にしか見えない、乗ってみたら地上の人の方が馬鹿みたいに見えるかもしれない(6~7ページ)、灯りの消えた観覧車って、なんだか惨め、光の渦みたいに見えてたのがただの鉄の塊になってしまう(175ページ)、観覧車にふたりで乗り込んで新しい頂上を目指そう、いつかまた地上に戻るのだとしても(236ページ)と、外からは愚かしく見えるが自分たちは夢中でしかしそれはいつまでも続かないという恋に落ちた姿を象徴しています。
 でも、この小説、一番すごいのは雑誌連載がちょうど作者自身の離婚と同時進行の時期ってところかもしれません。小説の中身や登場人物の不倫や離婚と作者の経験が一致するかどうかは別として、そういう時期にこういうテーマを書き続けられるのって、作家の魂か定めか業か・・・


伊藤たかみ 光文社 2009年6月25日発行
「CLASSY.」2007年1月号~2008年12月号連載
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大臣 増補版

2010-02-15 00:28:26 | 人文・社会科学系
 第1次橋本内閣(1996年)で厚生大臣、鳩山内閣で副総理・国家戦略担当大臣を務める著者が、かつての経験から官僚主権、官僚内閣制の実情とその原因を論じた初版に民主党政権での挑戦・変化を書き加えた本。
 かつての状況については、政治家の大臣は、官僚機構の中に単身送り込まれ政治家の援助もなく孤立し、結局官僚に取り込まれて省庁の代弁者となってきたし、国会に拘束されセレモニーが多く政治主導にする時間的余裕が取れず、官僚は「ボトムアップ」で既に決まったことを選択肢なく上げてくるだけで政治家が選択・決定できない状態と振り返っています。閣議については、官僚が関係省庁の調整後に事務次官会議で決定したことを、案件だけ読み上げられて詳しい説明もなくただ順番にサインし続けるだけで回ってくる書類の中身をチェックする余裕もなく数十件の案件を10分から15分で署名してお終い、大臣自身が翌日新聞で初めて昨日の閣議でこんなことが決まったのかと知ることもあり、また閣議での議論を外部に漏らそうにも議論そのものが存在しない(48~51ページ)そうです。
 こういう状態を、イギリスの政と官の関係に学び、政治任用を増やして政治家チームがまとまって省庁を所管し、決定は政治家がトップダウンで行い、官僚にはその実現の工夫をさせ、また官僚からの提案は複数の選択肢をつけてさせるなどで改革することを論じています。
 民主党政権での改革については、今後の動向を見ることになりますが、少なくとも著者の意気込みを読んでおく意味はあります。そして過去の実情を書いた部分がより詳しく、また現在これがすべて改善されたとも言えないことを考えれば、その点でも興味深い本だと思います。


菅直人 岩波新書 2009年12月18日発行 (初版は1998年)
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司法官僚 裁判所の権力者たち

2010-02-13 22:05:36 | 人文・社会科学系
 憲法上独立が保障されているはずの裁判官が最高裁事務総局を中心とする司法官僚の人事政策により統制されていることとそれが司法制度改革の議論の中でも取りあげられずに温存されてきたことを紹介し、改革の提言を行う本。
 裁判所法が予定した裁判官会議による司法行政の決定が骨抜きにされて地家裁所長、高裁長官、そして最高裁事務総局が司法行政、とりわけ裁判所の人事を握ったことから、再任、転任、昇給といった人事面から、また裁判官会同等での「最高裁見解」の周知などにより裁判官への統制が強められて行き、司法制度改革で新たにスタートした人事評価書の開示と裁判官指名諮問委員会も、開示対象の評価書には当たり障りのないことしか書かないようになり、諮問委員会には作業部会が「重点審議者」を選定して詳細な報告書を出すことによってすでに骨抜きにされていることなどが論じられています。そして著者の提言は司法行政における裁判官会議の復権と裁判所情報公開法の制定、事務総局の再編(実権を裁判官会議に移して裁判官でない事務官のみにする)です。
 著者の主張自体は大筋賛同できるものですが、それだけに論証はもう少し丁寧にやって欲しかったと思います。司法制度改革以前の問題点については「危機に立つ司法」(宮本康昭、汐文社、1978年)で既により緻密に指摘されているところです(参考文献リストに「危機に立つ司法」がないことは私には驚きでしたが)。司法官僚の人選の不透明性やそのキャリアパスについては、学者が論じるのならある一時期の人だけで分析するのではなく相当期間の人事をきちんと統計的に分析して欲しいと思います。民事事件の弁護士を「弁護人」(正しくは「代理人」)と呼び続けたり、裁判官が民事事件で期日以外に「弁護人」と頻繁に面談しているかのような記述があったり(14ページ)するのは、法律家業界で軽く見られてしまいます。また、使われている資料や本文中の「現在」が発行の丸1年前の2008年8月というのも、どうしたことかと思います。
 そのあたり、専門家向けには脇の甘さが目につきますが、裁判官の人事を中心とした司法行政の問題点と、司法制度改革以降のその動向を一般の人が知るには手ごろな本だとは言えます。


新藤宗幸 岩波新書 2009年8月20日発行
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留学生と日本人学生のためのレポート・論文表現ハンドブック

2010-02-13 11:14:26 | 実用書・ビジネス書
 大学生、大学院生がレポートや論文を作成する際の構成とそれぞれの部分での言い回し(本の趣旨としては日本語の言い回し)についての解説書。
 実験、調査に基づく検証型論文と文献検討による論証型論文に分けて解説していますが、部外者からはその点の差よりも表現としては人文科学・社会科学系特有の言い回しとしてコメントされているところの方が差異が目につきます。
 各項目の総論的説明部分と表現(言い回し)文例の部分に英訳が付いています。ただ、その英訳の位置づけがあいまいで、「本書の特色」では「辞書のように使えて便利」と売りにしているのに、「ページの例と使い方」(vxiiiページ)では「英語は原文の意味を示すものである。英語論文の文例としては、自然でない場合もある」としています。つまり英文は本書を読む留学生が本書で示す日本語独特の表現の意味がわかるように(敢えて)英語にしてみただけで英語でこれが正しいとは限らないと逃げを打っているわけです。英訳を見ていて、本当に英語でもこういう言い回しするのかなと疑問に思うところもあります。読者の多くは日本人でしょうから、英訳を付するなら英語論文として書くならこういう表現という英訳もつけて欲しかったと思います。留学生だって大学生、大学院生なのだから英語論文の表現は理解しているはずですし。
 そのあたりどこまで通じるのかという不安は残りますが、それでも論文調の言い回しの英語表現や日本語と英語での言い回しのギャップについての知的好奇心はそこそこ満たされました。


二通信子、大島弥生、佐藤勢起子、因京子、山本富美子
東京大学出版会 2009年12月24日発行
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シナリオ錬金術

2010-02-09 22:15:10 | 実用書・ビジネス書
 ドラマのシナリオの書き方についての解説本。
 キャラクター設定のコツ、ドラマの展開のさせ方、台詞の考え方、アイディアの出し方などについての基本やヒントを説明しています。
 小説と違ってドラマでは映像があるため、キャラ設定でも展開でも台詞でも常に映像との関係や映像をイメージできるかが重視されています。欠点のなさや合理性、常識よりも、面白いか、多くの視聴者が興味を持つか、見る気になるかが重視されます。シナリオとかドラマってこういう視点で作られてるのねという点で、いつもと違う発想を持てました。
 で、普通の人は主人公が失敗する話を好む、主人公が困る姿を見たい、人の不幸は蜜の味っていうんですが、私はどうもよっぽどイヤな奴でなければ人が不幸になる話は嫌いですし、主人公がどんどん幸せになってハッピーエンドの話ってもっと読みたいと思うんです。そう思ってふと考えたのですが、弁護士が仕事で聞く話ってトラブルにあった不幸な人の話がほとんど。それをなんとか改善するのが仕事なわけですし。主人公が苦しむ話を楽しめないのは職業病だったのでしょうか。
 月刊誌の連載(「月刊シナリオ教室」なんて雑誌があるんですね)のため、冒頭のつかみ部分とか引用例とかにダブりが多くて通し読みするとちょっとまたかと思うこともありますが、ちょっと違う視点が持ててシナリオを書くこと以外でも刺激になりそうな本だと思います。


浅田直亮 彩流社 2009年12月30日発行
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