伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年に続き2023年も目標達成!

腎臓病にならない最強の法則

2023-06-30 23:35:18 | 実用書・ビジネス書
 腎臓のしくみと慢性腎臓病の原因と予防について解説した本。
 毛細血管というのは、生物で習うしその存在は知っているのですが、直径は約100分の1mmで肉眼では見えずあまりイメージできません。「すべての血管のうちで、毛細血管が占める割合は、実に99%」(6ページ)、「毛細血管は、全身のすべての細胞から0.03mm以内に存在」(83ページ)と言われると、改めて毛細血管が体の隅々まで張り巡らされていることに驚きます。
 腎臓はその毛細血管の塊のような臓器で、毛細血管は45歳くらいからはぐんと少なくなり、60代では20代に比べ4割も減る(86ページ)けれども、何歳からでも劣化を防いで健康的に増やすことができる(7ページ)のだとか。細胞と毛細血管の修復が睡眠中に行われているので質のよい睡眠を取ることが推奨されていますが、成長ホルモンとメラトニンと副交感神経優位状態がそろうことが効率のよい修復につながるということで、7時間睡眠+早寝早起きがお薦めのようです。メラトニンの分泌が朝の光を浴びて15時間後から数時間がピークとなるため午後11時頃からの睡眠がよいというのです。寝る前の入浴も、熱い湯に入ると交感神経優位となってしまい入眠によくないのでぬるい湯にゆっくりつかれと言われています。過度のストレスも腎臓の働きに悪影響を及ぼし、毛細血管を劣化させその修復の効率を下げるという指摘もされています(107ページ)。睡眠、運動、呼吸で「シンプルで実践しやすいこと」(134ページ)を提唱していますが、簡単にできそうに見えて、なかなか実践できないかも…


根来秀行 主婦の友社 2019年8月31日発行
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令和5年版やさしくわかる給与計算と社会保険事務のしごと

2023-06-29 22:48:55 | 実用書・ビジネス書
 会社の総務・会計が日常業務として行っている給与計算、源泉徴収、社会保険料の控除・納付、年末調整等の事務について解説した本。
 給与からの税金・社会保険料控除は、健康保険・介護保険・厚生年金が原則として4月・5月・6月の支給総額(交通費・残業代含む)平均をもとに標準報酬月額を決定して保険料を定めて9月分から翌年8月分までを毎月控除し翌月末までに納付、雇用保険料は支給総額(交通費・残業代含む)の0.6%を当月分から控除して納付は労災保険料とともに年1回概算前払いで年度末に精算、所得税は総支給額から非課税交通費と社会保険料控除後の額と扶養家族数をもとに税額表で源泉徴収額を決定して毎月控除して翌月10日までに納付した上で年末調整、住民税は前年の給与支払報告書に基づいて役所から送られてきた額を6月分から翌年5月分まで毎月控除して翌月10日までに納付という、制度ごとにバラバラで面倒な事務が課され、全国の会社で膨大な労力が割かれています。
 この本では、それらを含めた給与計算等の事務の基本を説明し、後半では年間スケジュールに沿って必要になる事務を紹介しているので、イメージとしてもわかりやすくなっていると思います。
 他方で、時間外・休日労働の割増賃金率を、時間外は「2割5分以上5割以下」、(法定)休日が「3割5分以上5割以下」と書いている(57ページ)のは、おそらくは労働基準法第37条第1項で割増率を政令で定める際の限界を規定していることを誤解しているものと考えられ、政令で時間外は25%(月60時間超は50%以上)、休日は35%と定めているのですから、使用者に命じられているのは時間外が25%以上、休日が35%以上(「以上」となるのは労働基準法が定めるのは最低基準のため)と説明すべきで、「5割以下」という説明をするのは誤りです。また、年次有給休暇について、法律上は入社後6か月で(8割出勤すれば)10日付与され、そのまま運用すると各労働者の入社日ごとに年休を管理することになって煩わしいために基準日を設けて斉一的取扱をする会社が多いという説明で、4月1日を基準日としてすべての社員に年次有給休暇を与えるとしている(108ページ)のは、それでは4月2日から9月30日までに入社した労働者にとって労働基準法より不利になるので法律違反となってしまいます。そういう辺り、労働基準法の理解が危ういところを感じ、「毎年絶大な支持」があり(はしがき)、16版にもなっている専門家の手による実務書がこれでいいのか、やや不安を覚えました。


北村庄吾 日本実業出版社 2023年5月1日発行(初版は2001年7月20日)
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記者のためのオープンデータ活用ハンドブック

2023-06-28 22:51:48 | 実用書・ビジネス書
 元NHK記者の著者が、調査報道での経験をベースにして、さまざまな調査や取材に使えるオープンデータ(基本的にはネットで無料で入手できる、あるいは有料だが料金さえ払えば誰でも入手できる情報)を紹介した本。
 調査報道という視点から、行政や公益法人、政治家等の金の流れを調べる手段が重視されていますが、民間企業の基本事項や不動産(価格調査は無料では何もできないに近いということですが)、個人情報(官報に掲載された場合が中心ですが)、自動車・船舶・航空機、事故や抹消済のネット情報などの調べ方も書かれていて、何かのときには役に立つかなという期待を持たせる本です。とりあえず私は、仕事で相手(敵)にする企業調査のツールとして、経産省の企業データベース gBizINFO と、官報決算データベースをブラウザのお気に入りに登録しました。
 航空機の現在位置や飛行ルート等を調査できるサイトが紹介されていて、それに米軍機もひっかかるなどというのを見ると、六ヶ所再処理工場の裁判で軍用機が墜落する/した場合の危険性を担当している私にも楽しく使えるかもです(そんなものを見ている時間があれば…)。


熊田安伸 新聞通信調査会 2022年12月25日発行

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法律知識なしでも読める法務担当の契約書審査の基本

2023-06-27 23:05:11 | 実用書・ビジネス書
 企業の法務部門に配置された人向けに、契約書の基本、検討すべきリスクとそれに応じた契約条項の対処等を解説した本。
 契約書の作成、契約交渉、契約条項の解釈等について、法技術的な部分とともに、注意すべき点がやさしくコンパクトに書かれていて、あくまでも企業のビジネスの観点からですが、契約書作成に携わる人は読んでおいて損はないと思います。弁護士の目からは、特に第4章(76~90ページ)で契約書の作成や交渉で検討を要するリスクについて契約類型等に応じて書かれているところがとても重要です。一般的なひな型から個別にアレンジするときにはまさにこういうことを考えて交渉するのですし、一般的な条項を採用する場合でも個別ケースでのリスクを検討した上での判断とよく検討しないままでのなんとなくの決定では、契約遂行段階での備えやその後の契約の際の心構え、法務担当者としての成長などが大きく違ってくると思います。全体をコンパクトに説明することからバランスを考えてこの程度の分量にしているのだとは思いますが、この部分をさらに敷衍して詳しく書いてくれるとよかったなと思います。


出澤総合法律事務所 学陽書房 2023年4月12日発行

 
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ヒューマンエラーを防ぐ知恵(増補版) ミスはなくなるか

2023-06-26 23:48:43 | 実用書・ビジネス書
 ヒューマンエラーによる事故が発生する原因を検討し防止法を論じた本。
 第4章のヒューマンエラーに気づかせる15の方法、第6章のヒューマンエラーの例を示してその防止策を考えさせる28問が、読みどころだと思います。
 待たされその先が見えないときについて「反応の遅い機械に対して苛立った客は、再度操作し直す→でたらめなボタンを押す→強制終了を試みる→機械をたたく→電源を抜くなどと、次第に短絡的で破壊的な行動に訴えるようになります」(157ページ)、「パソコンを使っていると、いつまでたっても『○○中』のままだったり、所要時間の予想がまったくのデタラメだったりすることは珍しくありません。これが積み重なると、ユーザは情報フィードバックを信用しなくなり、暴力的行動を起こしやすくなります」(158ページ)というのは、まったくそのとおり!と頷きながら読んでしまいました。客をなだめるためには客に何らかの情報フィードバックを与える必要があるとか、パソコンの場合はハードディスクのアクセス動作音の方が頼りになるとかいう話が、ここで著者が言いたいことではありますが。
 ATMでは、客がカードや通帳を取り忘れて帰ることを防止するため機種による違いはあっても「現金が最後に出ることは共通しています」(111ページ)とされています。しかし、私の事務所に近いみずほ銀行神田支店のATMでカードと通帳を入れて現金引出をすると、カード、現金、通帳の順に出てきます。もちろんそれぞれにアナウンスがあり通帳を取り忘れると警告音が出ますが、現金が最後、にはなっていないようです。
 FAXは「ある種のヒューマンエラー防止の効果をもっている」ので、好まれ滅びなかったとされています(143~144ページ)。FAXを現役で使い続けている身には、ちょっとホッとする記述です。もっとも、民間の一般業種ではFAXが衰退してもFAXが必須の数少ない裁判・弁護士業界も、これから数年のうちには電子メール提出(MINTS)が義務化されてFAXは顧みられなくなる見込みではありますが。


中田亨 DOJIN文庫 2023年4月30日発行(単行本:選書は2007年3月)

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チュベローズで待ってる AGE22

2023-06-25 19:57:09 | 小説
 就活で30社以上受けたがすべて不採用となり、1社だけ最終面接まで残ったがそこでも不採用となったことでその面接担当者に恨みを持つ大学4年生の金平光太が、やけ酒を飲んで泥酔しているときに声をかけてきた売れっ子ホストの雫に誘われてホストクラブ「チュベローズ」で働くようになり、そこでの先輩ホストや後輩の亜夢、オーナーの水谷、雫の彼女ミサキ、ミサキが回してきた客の斉藤美津子らとの間での軋轢や権謀術数などを描いた小説。
 ホスト稼業の実情ないし裏側というテーマはいいと思うのですが、ただ不採用とされたというだけで面接担当者に対して一方的で過剰な恨みを持ち続ける陰湿さ加減に表れる主人公の性格の悪さ、客として主人公にむしゃぶられる役回りの美津子の人物造形のありえない荒唐無稽さ(いかにも男の目から都合のよい空想的な設定)が、読み味を悪くしていると感じました。さらに言うと、主人公以外の人物像が、人物としてしっかりと構築されてそれぞれの信念や考えに基づいて行動している感じではなくて、主人公を中心としてそれに合わせて他の人物が都合よく動いている感じがするため、全体が軽く見えてしまいました。


加藤シゲアキ 新潮文庫 2022年7月1日発行(単行本は2017年12月:扶桑社)
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琥珀の夏

2023-06-24 23:15:00 | 小説
 子どもを親と引き離して山の中の〈学び舎〉で集団生活をさせ、〈問答〉等の独自の手法で子どもの対話力、考える力を養うという〈ミライの学校〉が頒布していた泉の水に不純物が混入していたことから生じた紛争後に撤退した静岡の施設の跡地から子どもの白骨死体が発見されてマスコミが騒ぎ立てる中、約30年前の小学校高学年時に〈ミライの学校〉の1週間の夏合宿に参加した経験がある弁護士の近藤法子が、かつて娘が孫を連れて〈ミライの学校〉に入ったまま音信不通という吉住夫婦から発見された遺骨が孫のものでないか確認することを依頼されて、〈ミライの学校〉の東京事務所を訪れて田中と名乗る女性と対峙しながら、自分ではその遺骨が合宿に参加したときに友だちになった(が、その後疎遠になったままの)ミカのものではないかという心配をし、過去の記憶をたどり現在の調査を進めていくというサスペンス小説。
 子どものときの記憶と、大人になった今の見方、子どものときの言葉や約束とそのままになった過去、それに対する思い、時の流れによる自分と相手の変貌などをうまく配して読ませる小説です。
 弁護士の目からは、民事事件で「弁護人」と書くのはやめて欲しい(正しく「代理人」と書いているところもあるから、わかってるはずなんですけど)とか、刑事事件じゃないんだから自分の依頼者が後から別に「入廷」してくる(537ページ)ということはないでしょなどの違和感がありましたが、マスコミが騒ぐ事件の依頼を受けた弁護士のとまどいについての描写には共感を覚えました(私の経験についてはこちら→大事件を受けるとき)。


辻村深月 文藝春秋 2021年6月10日発行
山梨日日新聞等の新聞に連載
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先生が足りない

2023-06-23 22:15:54 | ノンフィクション
 公立小中学校等での教員の欠員の実情とその増加について、朝日新聞と文科省の調査、現場の声の取材、文科省と自治体(教育委員会)等の見解などを紹介しながら報じた本。
 この本で問題としている教員不足は、正規教員は受験倍率が低下しているものの1倍を切る状態にはなく、一応不足しているわけではないが、小泉政権下の三位一体改革で正規教員の人件費に充てられていた財源を使途を緩めて地方に移譲した結果正規教員の人数と給与を削減して非正規教員枠を増やした自治体が多くなり、正規教員だけでは学校がまわらなくなり、非正規教員が多数必要となったところ、その非正規教員が足りないというものです。そしてその足りなさ具合は学校はそれを外部に明らかにしたくない(知られれば保護者その他から非難される)し、否応なく誰かが無理をしてその業務をして多くはなんとかすることもあり、明確になりにくいということがあって、ややわかりにくく歯切れが悪くなっています。
 この国で、教員のみならず横行している規制緩和や経済界の意向に沿った「改革」で、正規教員は長時間労働(働かせ放題で、教員には残業代さえ払わない)で疲弊し、心身を病んでリタイアしたり希望者の全体数が減少し、低賃金で首を切りやすい非正規労働者の雇用を増やしてみたもののそのような実態が続けば、教員免許を持つ者が低賃金不安定雇用を希望するはずもない、という当然に予想されることを無視してきたツケというほかないと私は思います。
 小中学校の問題とは別に、大学で有期契約の研究者や職員を増やして3年とか5年で雇止めにするケースが近年裁判でよく争われ、使用者側の弁護士がさまざまな知恵を駆使した成果として雇止めが有効とされる判決が多数出ています。このような状態が続けば、大学での有期雇用というものが極めて不安定な労働者に圧倒的に不利な雇用であることが知れ渡り、大学は近い将来有為の人材を確保できなくなるだろう、と私は危ぶんでいるのですが…
 著者は、朝日新聞で記事にしたときに子供たちの声の取材が足りなかったと反省し、この本の原稿を書く段階で取材したと「あとがき」で書いています(144~145ページ)。その取材結果は39~44ページで紹介されていて、それ自体はリアルなものですが、新聞記者が出版のために必要と考えて取材してこれくらいの数しか取材できないのかということの方に驚きました。


氏岡真弓 岩波書店 2023年4月12日発行
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伝えたいことが100%表現できる!ロジカル文章術見るだけノート

2023-06-22 23:52:44 | 実用書・ビジネス書
 文章が苦手な人に文章がスラスラ書ける方法を伝授するという本。
 最初の3項目でアイディアはすぐにメモする習慣をという説明をしています。これは文章術に限らず身につけておきたい習慣です。それに続く3項目は、構想を組み立てとにかく書き出し、「迷わず止まらずに書き切ろう」と勧めています。「修正はあとから行えばいいのです」(22ページ)というのですが、表現の修正とか誤字・誤変換の修正等の微修正はそのとおりなんですが、書いているうちに論理の組み立て、全体構成、順序などを変えた方がいいかなと思うことは多々あって、そういうときにまぁまずは書いちゃえと言って最後まで書いてしまうと、頭ができたものに縛られてなかなか直せなくなるんですよね。人それぞれのやり方があるということかとは思いますが、その辺、どうかなと思いました。
 よりよい文章を書くためにはインプットが必要で、文章術(文章力?)を上げる一番シンプルな方法が名文を繰り返し読むことです、「何十冊も乱読するよりも、一冊の本を繰り返し読むことが大切です」(176~177ページ)だそうです。「超乱読」派の私には、耳が痛いところではありますが…


赤羽雄二監修 宝島社 2023年4月21日発行
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社会人になったらすぐ読む文章術の本

2023-06-21 23:31:17 | 実用書・ビジネス書
 電子メールとその他の場面でのビジネス文章の書き方について解説した本。
 類書数多の中で、この本の特徴としては、アンケートによるイラッと来たメールのランキングを作成して、それに応じたNG文例と改善例を最初に出していることでしょう。もっとも、223人に対するアンケートで、質問票も集計結果も非公表のものですから、どの程度信用性があるのか評価のしようもない代物ですが。
 このNGメールの部分、読んでいて、NGメールの文例も困ったものだと思いますが、紹介されているNGメール受信者の意見がまた、これくらいのことでそこまで言う?というものが散見され、学生気分の新人の問題よりも、こういう不満の多いキレやすい人が世の中にはけっこういることの方に、気をつけないとね、と感じました。
 約束をした後に別件が入って日程変更をお願いするときに、すでに別件が入っていたのに気がつかずに約束してしまった、自分のミスだ、と断るように繰り返し指導しています(64ページ、118~119ページ、213ページ)。これは、嘘をつけという指示ですね。あえて後から別件が入りそちらの方が大事だとあからさまに言わないのは、相手への礼儀として理解できますが、積極的に嘘を言えというのはいかがなものかと思います。著者らは、嘘も方便というのかもしれませんが、新社会人に教訓を垂れる中でそういう姿勢はどうかと思いました。
 ネガティブな表現をポジティブな表現に言い換えるというコーナーで、「できません」を「いたしかねます」に、「わかりません」を「わかりかねます」に、それぞれ言い換えるように指示しています(107ページ)。そういう方がいいとは思いますが、「いたしかねます」や「わかりかねます」が「ポジティブな表現」だというのはまったく理解できませんでした。


藤吉豊、小川真理子 株式会社KADOKAWA 2023年2月25日発行
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