男と女の思考パターンの違い・すれ違いを論じた本。
男と女は思考パターン等が違うことを前提にそれを主要には脳の構造の差や狩猟生活時代からの本能などで説明しようとする、80年代以降性差を強調したがる人たちにありがちな議論パターンを俗受けする世間話で書いたものです。
はっきり言ってこういう議論は、個性を軽視して人の自由な成長の可能性を減少させるもので、私は嫌いです。特にそれを脳の構造の差異とか学問的な装いの説明で宿命的・本来的なものと思わせる手法には反感を持ちます。
しかし、世間話としては、よくある話で、また妙に納得してしまうのが困るところ。女は共感脳・男は解決脳(14頁)とか、男は閉じた脳・女は開いた脳(147~150頁)とか、キャッチが妙にうまい。雑談として暇つぶしに読むには面白いのですが。
姫野友美 角川oneテーマ21 2007年10月10日発行
男と女は思考パターン等が違うことを前提にそれを主要には脳の構造の差や狩猟生活時代からの本能などで説明しようとする、80年代以降性差を強調したがる人たちにありがちな議論パターンを俗受けする世間話で書いたものです。
はっきり言ってこういう議論は、個性を軽視して人の自由な成長の可能性を減少させるもので、私は嫌いです。特にそれを脳の構造の差異とか学問的な装いの説明で宿命的・本来的なものと思わせる手法には反感を持ちます。
しかし、世間話としては、よくある話で、また妙に納得してしまうのが困るところ。女は共感脳・男は解決脳(14頁)とか、男は閉じた脳・女は開いた脳(147~150頁)とか、キャッチが妙にうまい。雑談として暇つぶしに読むには面白いのですが。
姫野友美 角川oneテーマ21 2007年10月10日発行