Woody Bell のフォークな日々

私たちのまわりのフォークシーンをお伝えします。

アコ彩ライブ VOL.7

2016-11-01 | コンサート・ライブ
30日(日)は、浜松市萩丘にある多国籍レトラン&カフェ「ROBA NO MIMI」で「アコ彩ライブ VOL.7」がありました。
副題はなんと「アメリカから中国、そしてインドへと音楽の旅」でした。
お店に着いた時には、もうすっかり日も暮れていたので危うく店の前を通り過ぎてしまいそうになりました。
お店は、住宅の中に静かに佇んでいるような店でした。
でもお店の中一歩足を踏み入れると、明るい照明の中に浮かび上がったのは、異国情緒あふれる広々とした空間でした。




お店の女性オーナーさんが快くこんな素敵な格好で迎えてくれました。


ステージの方からこだまさんご夫妻の姿と、どうも初対面らしい男性がセッティングをして下さっていました。
ところが初対面と思った男性が顔を上げると、なんとそれはベンパパさんでした。
いつものバンダナの三角巾ではなく野球帽を深々と被っていたのでわからなかったのです。
ベンパパさんもあちらこちらのライブでひっぱりだこなのですね。

この日のライブは夜の7時に「こだま商店」さんから。




Kei-sanのウクレレとこだまさんの優しい歌がゆるゆると絡み合って、何とも言えない癒しの音楽です。
更にKei-sanは、この日三線も弾かれました。
最近いろいろな楽器をマルチにこなす方がたくさんいらして、とても刺激になります。
私も何かやりたいと思うのですが、なかなかものになりません。
せめて今弾いているギターだけでも、もう少し力量を上げられたらいいなと思ってはいるのですが‥‥。

次はニ胡の「村松克子」さん。




今回初めて、近くでニ胡の演奏を聴かせてもらいました。
そしてニ胡という楽器で初めて知ってびっくりしたことがありました。
ニ胡の弦が、弓の持ち手と弓毛で囲まれた空間の中を貫通しているのです。
つまり弓とニ胡がくっついて離れないようになっているのです。
驚きました。
ニ胡は押し弾くのではなく、引き弾くのですね。
他の弦楽器、例えばバイオリンやコントラバスとは反対の弾き方ですね。
どうしてこういう弾き方になったのでしょうね。興味深いですね。

3番目は私たち。




このところ同じ曲ばかりをヘビーローテーションで演奏しています。
この日もタイムリーなボブ・ディランの曲、2曲を含め5曲を演奏させていただきました。
そしてボブ・ディランが「ノーベル文学賞を喜んで受ける。」という声明を出していたので、この事もMCで言及させていただきました。
この日の写真はこだまさんに撮って頂きました。

次は「よっし」さん。




初めてお会いしましたが、観客巻き込み型の楽しいステージでした。
沖縄の音楽を演奏されたのですが、出で立ちも風情があって、歌いながらのステージへの登場というのも意表をついて楽しいものでした。

そしてとても興味深かったインド音楽の「グレートG」さん。






「シタール」という楽器は、特にユニークでした。
共鳴すると思われる丸い大きな球体がヘッドとボディ後方に付いているのですが、ヘッド部分の球体は本物のカボチャをくり抜いて作られたものでした。
ちょっと見には陶器に見えたのですが、軽々と持ち上げられたので納得です。
そしてこの楽器の面白さは弦が2層に張られていることです。
上層の弦を弾いて、下層に張られた弦は共鳴用だそうです。
そして「タブラ」と呼ばれる打楽器は、ヤギの皮の真ん中に鉄の粉と小麦粉を練って作った黒いものが張り付けられていましたが、これによって倍音が出るのだそうです。
私も叩かせていただいたのですが、「カーン」という乾いた、澄んだ音には程遠く、小さな張りのない音しか出ませんでした。
シタールとタブラでの演奏は、静かな中に神秘さが感じられて、すっかりインドにいる気分にさせていただきました。

私たちの演奏した古いアメリカンフォークソングは、とても懐かしいと言って聴いてくださる方がいらっしゃいました。
ニ胡を弾かれた村松さんは、昔、P.P.M.やS&Gの歌詞を英語で勉強されたそうですが、本当に喜んで聴いてくださって「涙がでそう。」って、言ってくださいました。
本当にフォークが好きな方たちに聴いていただいて、私たちもとてもうれしいです。

そしてこの日のPAのベンパパさんは、私たちの2本のギターを粒立ちのあるとてもきれいな音で皆さんに届けてくれました。
ありがとうございました。



<セットリスト>
・風に吹かれて
・七つの水仙
・くよくよするな
・悲惨な戦争
・Puff




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