白珠だより

札幌にて美人画と武者絵を扱っております白珠画廊のブログです。

☆Thanksgivingday☆

2009-11-26 | つれづれ
今日は11月の第4木曜日。感謝祭です。
秋の収穫を神様に感謝する日なので、朝から張り切って考えたメニューは‥‥‥


☆鶏の蒸し焼き
☆キノコのパイスープ
☆かぼちゃのマッシュ
☆梅ご飯

シーズニングスパイスとオリーヴオイルをたっぷり揉みこんだ鶏。
パイ皮のお帽子を被ったキノコのスープ。
にゃんこの形に盛り付けた、かぼちゃのマッシュ。(干しぶどうでおめめとおハナを付けています)
梅漬けをたたいて、炊きたてのご飯に混ぜた梅ご飯。

メニューを考えるのも、お料理するのも盛り付けるのも、思いきり楽しんだThanksgivingdayでした。
秋の実りを神様に感謝するのはもちろんのこと、実りをお料理する楽しみも与えられていることにも改めて感謝する一日でした。

                           R・Y

後姿

2009-11-18 | 画廊の様子
お日様と黒土のコラボレーション、そして種をまく人耕す人、水をやる人の
汗と情熱はこの広い畑に大きな実りをもたらしました。
ここの土には唐黍、馬鈴薯、大根、蕪、豆類などが良く育ちました。
澄み渡る青い冷たい空の下、いまはすっかり刈り入れが終わりポプラの並木が
影を落としています。
あちこちの水溜りに薄氷りが光っています。
やわらかな黒土の畝の間に小さな生き物たちが集まっています。
すずめやカラス、鳩たちが飽きずに一生懸命何かを
啄んでいます。
静かに去っていく秋の後姿にミレーのバルビゾン村の情景が
重なります。

この枯れゆく野にはひと夏の大いなる自然の恵みに感謝する祈りが満ちています。
そしてミレーの村の教会から響いてくるアンジェラスの鐘の音にのってこの祈りが
天に届いているように思われます。

                     S.Y

テトラ

2009-11-10 | 画廊の様子
落ち葉に埋もれた庭を眺めていました。初霜はもうとっくに花を咲かせました。
冷たい雨の向うに赤いテトラ形の可愛いものが点々としているのを見つけました。
枯れてしまった色の無い茎に一つずつしがみついているのです。
もう何日も寒さと雨に打たれていたのでしょう、テトラのふくろは網の目になったものもありました。
あるだけ摘んで家に入り新聞紙に広げてみると思いがけずたくさんでした。
子供時代にはこの可愛いほおずきでよく遊びました。
赤い実を風船に仕上げるまでの苦労と言ったら並大抵の辛抱では足りません。
幾つか失敗の末、完成した風船を唇にのせた時のうれしさ!
母がぎゅっ、ぎゅっと鳴らすのを見ては一生懸命に練習しました。(なみだ)

葛飾北斎の作品 「風流無くてななくせ」の七枚のうち  ほおずき
という絵があります。
ほおずきを鳴らしながら髪を梳いている女性が描かれています。
髪を梳くときの慰みだったのでしょうか。

        
      一番大きな柔らかな実を風船に仕上げてみましょうか!
      それとも可愛い千代紙の着物を着せてみましょうか!

                    s.y

宝物

2009-11-07 | 画廊の様子
先日、遥か海を渡ってチヤーミングな女性が小さな包みを携えて、ここ白珠画廊に
やって来ました。開けてみてびっくりの素敵なDESK BARです。
WALNUT=くるみの木を台にしたカード立てで、金色のパネルに
Shiratama Galleryと彫ってあります。
思いがけないプレゼントにスタッフ一同胸がいっぱいになってしまいました。
これから画廊の宝物として大切にし,華と艶とのファンタジーの世界をこの北の地に
展開していけますようにと新たに心に刻みました。

     walnut treeは長寿と豊饒の象徴で花言葉は知性

            感謝です。    S.Y