白珠だより

札幌にて美人画と武者絵を扱っております白珠画廊のブログです。

祈りの花園

2019-07-08 | 画廊の様子
シスターから夏のお便りを頂きました。お優しいお言葉と美しい
映像が添えられていました。

それにはこう認めてありました。
~今、ルルドの花園にはお花がいっぱいに咲いています。
   マリア様の御像の両手にも辺り一面にもこぼれるほどです。
行ってごらんなさい。
   きっと、ようこそと迎えて下さいますよ。~

ルルドの園について~
   今から150年以上も前にフランス南部にある小さな村で起った奇跡と
   伝わっています。
   一人の貧しい少女が焚き木を拾いに小川に沿った道を上っていくと
   側の洞窟の入り口から声がしました。立ち止まって見ると美しい女性が
   両手を広げていました。少女はそのあまりの光に満ちたお姿に思わず十字を
   切りました。その女性も十字を切りました。
   これが14歳のベルナデッタが聖母マリアに招かれた最初の時でした。
   そうして、奇跡が何回も起って、聖母マリアは少女に神様に生涯を捧げ、
   貧しい人々への愛を注いだイエスキリストの教えを伝えるように説いたのです。

ベルナデッタは幼いころからシスターとなり生涯を神様に捧げようと心から願っていました。
貧困と病魔を人生の友としながら二十歳でキリストの花嫁シスターとなり34歳でその生涯を
終えるまで深い信仰を胸に短い人生を貫きました。
聖母と出会ったルルドの洞窟には絶えることのない泉が湧き出て、今も人々を癒す水と信じて
世界中の人々が訪れています。
このルルドの園を模して聖母マリアの御像と花たちそして泉が世界中に作られて人々は祈りを
捧げに訪れています。

私も早速、シスターのお便りにある街の教会の花園に参りました。少しの石段を上ると
白いベールと上衣を纏った微笑みの御像が緑の光の中に佇んでいて、深い薫が私を
包んでくれました。
優しさにあふれた静かなこの場所、小さな薔薇の花びらやしろつめくさ、ローズマリー、
数多の花が薫ります。私はマリヤ様のお足元に跪いて感謝の祈りを捧げることができました。
                                 s・y


シャロンの花
       シャロンのはな イエス君よ わがうちに ひらきたまえ
       よきかおり うるわしさを われにわかち あたえつつ
       シャロンのはなイエス君よ わが心に 咲きたまえ 
                               I/A/GUIREY