「融雪装置」のお話。 新潟市の中心部を流れている367kmの日本一長い川が≪信濃川≫である。その≪信濃川≫に架かる重要文化財の三代目「萬代橋」は、1929年(昭和4年)の8月に完成した。完成後、JR新潟駅を中心とした「東新潟」と、古町商店街を中心とした「西新潟」の交流を支える大切な生命線として新潟市の発展に大きく貢献してきた。
心配の種ではあるが、私の子供の頃に比べ、現在の「萬代橋」は地盤沈下により約「1m」ほど信濃川に水没している。しかし、今でも新潟市のシンボルとして新潟市民から愛されている橋である。先日、北風が吹き小雪が舞う中、私はこの「萬代橋」周辺を歩いてみた。「萬代橋」のアーチの下からは寒さで数本の「ツララ(氷柱)」がぶら下がっていた。歩道に目を転じると「融雪装置」が威力を発揮し、その部分だけ雪が融けてなくなっていた。
これは歩道の下に「電熱ヒーター」が埋め込まれているためである。路面温度が低くなるとセンサーが自動的に作動し、通電を開始する仕組みとなっている。そのため、「萬代橋」の歩道の部分は大雪の日でも「除雪」をする必要がない。また、凍結して滑ることもなく安心して歩くことができるし、自転車も安全運転で通行できる頼もしい「融雪装置」である。
「融雪装置」 我が家の近くの公園は雪で白くなった。
「融雪装置」
「融雪装置」
「融雪装置」のない歩道は滑りやすくなっている。
「融雪装置」
新潟市の中心部を流れている日本一長い川の≪信濃川≫と「融雪装置」の設置されている「萬代橋」。
「融雪装置」
「融雪装置」が作動している場所は雪が融けている。
「融雪装置」が作動している場所は雪が融けている。
「萬代橋」のアーチの下からは寒さで数本の「ツララ(氷柱)」がぶら下がっていた。
「融雪装置」
国土交通省新潟国道事務所のホームページから