故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.544 「西福寺・開山堂」のお話。

2015年06月28日 | 日記

小千谷市の「錦鯉の里」を見学した後、私達は魚沼市にある「西福寺・開山堂」へ向かった。時間と相談しながら次の“目的地”を決めるという極めて計画性のない気ままな旅であった。開山堂に到着し、玄関に入ると「本日の参観受付は終了しました。」との看板が掛けられていた。しかし私達は親切な受付嬢の特別なご配慮により、参観することができた。

 

配布されたパンフレットには「西福寺開山堂」(日光開山堂)は、正式には「赤城山西福寺」といい、曹洞宗の寺院とのこと。 人々に開祖道元禅師様の教えを伝え、心豊かな生活を送ることをお手伝いしている。また、開山堂には、幕末の名匠・石川雲蝶が手がけた彫刻や絵画などの仏教的な文化財が多数あり、心の安らぎを求めて、日々多くの方々が拝観に訪れている、と書かれていた。

 

「開山堂」の中に入ると、既にこの日最後の観光客が10人ほど座って天井にある石川雲蝶の彫刻を眺めていた。この迫力ある大彫刻は「道元禅師猛虎調伏の図」と呼ばれ、説明員はおらずカセットテープから流れている解説を聴くようになっていた。説明員がいないため、私達はテープが終わった後、再度、最初からテープを聴き直した。

 

それにしてもスケールの大きな彫刻で、天井に向かって首を曲げ、いろいろな箇所を鑑賞したため、私は首の付け根が痛くなった。残念なことに、この「開山堂」の彫刻も館内撮影禁止のため、皆さんに紹介することができない。

 

天井の大彫刻は「道元禅師猛虎調伏の図」と呼ばれている。(撮影禁止のため、パンフの写真を掲載。)

彫刻に感動したが、寺の廊下に飾られていたこの「色紙」の言葉にも共感を覚えた。

豪雪地帯のため、「開山堂」は鉄骨の屋根に覆われていた。

 

 

 

 



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1 コメント

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西福寺 (もののはじめのiina)
2018-11-19 17:18:34
新潟県魚沼市の西福寺は、よかったです。
魚沼市に泊まることから、ネットで調べて寄ったのですが、こんな奥地に立派な彫り物を拝めるとは でした。

見学前に、ビデオを聴いたのも理解を深めるうえでよかったです。

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