故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.1.155 「道祖神」のお話。

2017年02月28日 | 日記

「ごりやくめぐり」で訪れた4番目の場所は、安産・子宝・夫婦円満の「道祖神」である。辞書によると「道祖神」とは≪峠や辻・村境などの道端にあって、悪霊や疫病などを防ぐ神≫と書かれてある。


続けて≪丸石・陰陽石・男女2体の石像などを神体とする。≫と説明されていた。この場所には2つの「道祖神」が置かれていた。1つは男女が餅搗きをしている姿が石に刻まれていた。


「臼」を女性、「杵」を男性に見立てたもので「餅搗き道祖神」と呼ばれている。もう1つの「道祖神」には男女が手を取りあっている姿が刻まれていた。夫婦円満にもご利益があるという。


パンフレットには≪結婚や出産を迎える方は、是非お参りください。と書かれていた。ここはユーモアを感じる場所でもあった。







No.1.154 「黄龍・松尾神社」のお話。

2017年02月27日 | 日記

昨日に続き「ごりやくめぐり」の第二弾である。“蛇松明神社”を参拝した後、そこから徒歩で20~30mのところに“黄龍神社”と“松尾神社”がある。“黄龍”は「こうりゅう」ではなく「おうりゅう」と読む。

 

説明書によると“黄龍神社”は「厄除け」と「運気を上げたい」と願う人が参拝に来られる。引っ越し、嫁入り、旅行など新しい環境を迎える人々の安全を見守り、良い方向へと導いてくださる。

 

そして“黄龍神社”のすぐ左側に建立されてある神社が“松尾神社”である。ほかの神社ではあまり聞くことが少ない「美」や「芸事」にご利益がある。美しさや芸事を磨きたいという方にお薦めとのこと。

 

また「醸造」の神様も祀ってあり、米どころ・酒どころの新潟の守護神としても信仰されているという。


 

 


No.1.153 「ごりやくめぐり」のお話。

2017年02月26日 | 日記

私は自宅から徒歩で15分ほどにある新潟市中央区一番掘通の「白山神社」に時々参拝に行く。先日、神社へ立ち寄った際、拝殿前に「ごりやくめぐり」と書かれた珍しいパンフレットが置かれていた。

 

それによると、この白山神社周辺に≪10箇所≫のパワースポットがあるという。本殿をお参りした後、さらなるご利益を頂戴するため、私は1か所ずつ、訪ねることにした。

 

最初に向かったのは「白山神社」の裏側にある“蛇松明神社”。ここはお金に関する願い事を聞いてくれるという。この神社の裏には、蛇のうろこの形に似た木の皮を持った大きな松があり、その根元に4体のとぐろを巻いた蛇が祀られていた。

 

拝殿前には蛇の大好物である「卵」を奉納する箱が用意されており、お賽銭の代わりに「卵」をお供えすると願いが叶いやすいという噂もある、と書かれていた。


4体のとぐろを巻いた蛇

 

蛇のうろこの形に似た木の皮を持った大きな松(右側の写真)

 


No.1.152 「送別会」のお話。

2017年02月25日 | 日記

日本の企業などでは3月31日付けの「退職」が一般的である。そのため退職前の3月を中心に退職者の労をねぎらって「送別会」が開催されることが多い。


先日、2月中ではあったが新潟市国際交流員で中国ハルビン市出身の崔卅さんの「送別会」が開催された。3月に入ると業務が超多忙となり、様々な国際交流事業や引っ越しの準備などで「送別会」の日程が取りにくいという。


約2年前に勤務された崔さんにとっては、今回が自身初めての「送別会」だという。会場はJR新潟駅前の「魚屋ねこ助」というお店で、崔さんにお世話になった総勢6人のメンバーが集まった。


日本酒の入った「サワー」で乾杯した後、崔さんの新潟での仕事や生活ぶり、それに将来のことなどについて懇談が始まった。今後とも新潟応援団として、益々のご活躍を期待したい。崔さん、たいへんお疲れさまでした。


崔さん(左から2番目)を囲んで乾杯。

刺身の載った器の下の箱にはドライアイスが入っていた。

新潟の地酒「越の鶴」は竹の筒に入って出てきた。

「魚屋ねこ助」らしく、卵には猫の足跡が付けられていた。




No.1.151 「写真展」のお話。

2017年02月24日 | 日記

私が定期的に顔を出している新潟市中央区西堀の「NEXT21ビル」6階にある“ミニギャラリー”で、この日≪由≫という団体が主催した「写真展」が開催されていた。


会場では特に説明文などはなかったが、“冬”が題材の「写真展」のようで、雪に埋もれた自転車、冬の佐渡、滝に打たれた寒行、雪の積もった橋や古木、夜のイルミネーションなど、寒さが伝わってくる作品が展示されていた。


また、スキー場の花火や佐渡に沈む夕日など、明るい色調の写真も展示されていた。私はアマチュアカメラマンの力作を一枚ずつ、ジックリと目で楽しませてもらった。


 




No.1.150 「3度目の冬期練習」のお話。

2017年02月23日 | 日記

先日、小雪の降る中、新潟市西区の黒埼地区にある「みどりと森の運動公園」の“屋内コート”で、私の所属している新潟エージレス野球クラブは、今年3度目の冬季練習を行った。

 

冬期間、土曜日の“室内コート”は使用申込を希望するチームが多数あり、なかなか希望どおりに借用できない。この日も片側のコートでは小学生の野球部の練習が始まっており、若くて元気のいい掛け声が聞こえてきた。

 

当チームはストレッチ運動から始まり、小学生の声に負けないよう「1・2・3!!」123!!と大きな声を出しながらランニングを開始した。その後、キャッチポール、トスバッティングとスケジュールに沿った練習が続いた。


また今年も数人の新人選手が加入し、練習も賑やかになった。しかし、残念なことに体力の限界などで退部する部員の報告もあった。体力づくりのため、3月末まで冬期練習は続く。


片側のコートでは、元気のいい小学生の練習が始まった。


No.1.149 「日中友好交流の場」のお話。

2017年02月22日 | 日記

約1時間30分にわたる盛り上がった「新潟春節祭」のフィナーレは、ステージ上に全ての出演者が再登場した。素晴らしい演技に対し、観衆から大きな拍手が上がった。そして最後に記念写真を撮ることになった。

 

観衆がステージの前に集まり、やがて出演者と観衆が一緒になって写真に納まった。日本と中国の両市民らによる微笑ましい光景がそこにあった。私も思わずカメラのシャッターを何回も押してしまった。


ステージ前も満員の観衆で埋まっていたが、上海名物の“焼き小籠包”、手づくりの“豚肉餡月餅”、四川の独特のタレを使った“担々麺”など、飲食ブースの前にも新潟市民による長蛇の列ができていた。


本場の上海から専門の調理人が自慢の技と味を披露してくれた。今年も日中友好交流の場となった「新潟春節祭」を私は堪能させてもらった。


中国からの出演者と新潟市民などが一緒になって写真に納まった。






No.1.148 「中国民族芸能」のお話。

2017年02月21日 | 日記

「新潟春節祭」のステージで繰り広げられた日本の民謡に似た“木洞山歌”の歌声、“民族楽器”の演奏、上海映画学院の女子学生による“舞踊”、ヨーロッパでも活躍されている“マジックショー”などは見応えがあった。


“木洞山歌”は重慶市の木洞鎮に歌い継がれてきた山歌で、この歌の伝承者である男女2人が掛け合いで歌うもの。『歌手が「ホ~」と歌ったら会場からも「ホ~」と歌ってください!!』と要求され、最後は観衆と一緒になって歌うことになった。


中国の「チャルメラ」と呼ばれている「スオナ(嗩吶)」という楽器が、上海音楽学院の講師・王昆宇先生により賑やかに演奏された。テンポが早く、最後は2個の「スオナ」を同時に吹き始めた。観客もそれに合わせて手拍子を送った。


中国で「魔女」と呼ばれている上海虹影魔幻芸術団の厳荷芝団長による、袋から何個も何個も卵を出す“マジックショー”にも大きな拍手が送られた。


面を頭の後ろにかぶって踊っている。







 

 


No.1.147 「出会い」のお話。

2017年02月20日 | 日記

多くの人が集まる場所では、いろいろな人に出会う機会に遭遇する。11日、私が「新潟春節祭」の会場で最初にお会いしたのは、一緒に「中国語教室」で勉強している船見さんであった。


続いて「中国国家観光局」のブースの脇で、中国駐新潟総領事館の新しい総領事として赴任された孫大剛先生にお会いできた。その場所で孫先生と船見さんと一緒に記念写真を撮らせてもらった。


その後、船見さんと一緒に「上海漆器」「香嚢(こうのう)」「紙切り」「飴細工」などのブースを訪問した。作品の制作者などにお会いし、中国語で展示作品のお話などを聞くことができた。


船見さんは薬草を入れた匂い袋の「香嚢」を購入された。ここで上海から来られた製作者の陳杏芝先生と記念写真に納まった。 

 

聚集人的地方,我总碰见几个认识人。11号,我在新潟春节祭的会场,最先到的是汉语班的同学船先生。 

第二个是中国国家旅游局展位旁边碰到的大刚先生。他是中国新潟总领馆的新任总领事。在那里,孙先生、先生和我一起念照。

然后,我和船先生一起看了上海漆器、香囊、剪纸、糖人儿等展位。我们见到了制作展品的“大师”,用中文和他们了展品等等。 

先生了装用植物的香囊。在这个展位,我们与从上海来的“香囊大师陈杏芝女士一起照相 


総領事の孫大剛先生(左)、船見さん(右)と一緒に記念写真。

購入した「香嚢」を持って記念写真の船見さん(左)。

香りのいい薬草の粉末を詰めているところ。

 




 

 


No.1.146 「中国国家観光局ブース」のお話。

2017年02月19日 | 日記

「新潟春節祭」には中国伝統芸能を披露するステージのほか、小籠包・担々麺・月餅・豆花などを販売する「飲食ブース」にも長蛇の列ができていた。また上海漆器・民族工芸・香嚢(こうのう)などの「手工芸ブース」にも人気が集まっていた。


続いて私は中国国家観光局と中国東方航空の合同ブースを覗いてみた。そこで中国国内で最も人気のある観光地をお聞きした。私の想像に反して若い女性説明員は「それは貴州ですよ!」と即答された。


「これが貴州のガイドブックです。」と一冊の本を指さした。≪多民族文化と芸術の宝庫「癒しの里 貴州省」≫と書かれていた。私が行ったことがない“中国南方カルスト”“丹霞”“土司の遺跡群”の3か所の世界遺産も紹介されていた。


「現在、貴州は日本人がドッと押し寄せる観光地ではありませんが、人気のスポットです。」と解説された。私が行きたくなるような観光地であった。

 

頂戴した貴州のガイドブック。

 

ブースで頂戴したカレンダーやボールペンなど。

 


No.1.145 「剪紙」のお話。

2017年02月18日 | 日記

新潟市中央区にある「本町6番町商店街」のアーケード下の特設ステージで中国の伝統芸能を堪能した後、私は黒龍江省安達市から来られた孫秀英さんの作品が展示された「剪紙」のブースを訪れることにした。


「剪紙」とは「切り紙」のことで、2009年にユネスコの無形文化遺産に登録されているという。私は黒龍江省安達市で秀英工芸美術学校の校長の要職にある孫秀英先生とブース内で直接お話しする機会を得た。


数ある孫先生の作品の中でも“鳥”“牛”“花”などはとても「剪紙」で作られたものとは思えなかった。筆で書いたように見える縦1m、横2mほどの壮大な“滝”を描いた作品は、5~6枚の紙を切り合わせて作り上げるという。


安達市はハルビン市に近いため「ハルビン市に来られたら必ず電話をするように」と孫秀英さんから名刺を頂戴した。


とても「剪紙」で作られたものとは思えない縦1m、横2mほどの作品。





No.1.144 「変面」のお話。

2017年02月17日 | 日記

先日開催された「新潟春節祭」でステージでは“中国獅子舞”“民族舞踊”“民族楽器”“マジック”など人気の演技がいくつも披露された。中でも瞬時に顔の色や模様が変わる「変面」には、観衆から多くの拍手と歓声が沸き上がっていた。


最初は“ピンク”の顔色で登場した。私は使い慣れたカメラで一枚一枚「変面」の全ての顔を撮影しようと試みた。しかしあまりにも変わり身が早く、いくつか変化した顔の撮影に失敗した。


特に出演者がステージから客席に降りてきて、観客の見ている目の前で何回も変化する顔は、なかなか撮影することはできなかった。その後「青⇒黒⇒青⇒黒⇒ピンク⇒ピンクと黒」などに変化していった。それにしても素晴らしい演技であった。


今回の出演者は「上海娯涵魔術雑技団」の団長・劉凱群さんとのこと。幸運にもステージの裏で私は劉団長さんとツーショットの写真に納まることができた。


「変面」の演者である劉凱群さんと記念写真。

最初はピンクの「変面」で登場。

その後「青⇒黒⇒黒⇒ピンク⇒ピンクと黒」と変化していった。




No.1.143 「新潟春節祭」のお話。

2017年02月16日 | 日記

先日、新潟市中央区本町6番町の商店街アーケード内で、旧正月を祝う中国最大級のお祭りである「新潟春節祭」が昨年に引き続き盛大に開催された。今年で3回目になるという。


このイベントを楽しみにしていた私は、早速、会場へ足を運んだ。「新潟春節祭」の人気は高く、ステージ前には100席ほどの椅子が置かれていたが、開演30分前には多くの市民で早くも満席となった。


さらに立ち見の観衆が続々と詰めかけて来た。横浜・中華街から参加した「中国獅子舞」を皮切りに、中国の民族舞踊や歌、楽器の演奏など、伝統芸能が次々と披露され観衆から温かい拍手を浴びていた。


中でも瞬時に顔の色や模様が変わる「変面」のパフォーマンスに、大きな驚きの声が上がっていた。何回、顔が変化したのでしょうか?  (「変面」の写真は明日のブログに掲載予定。)



 

 

 

 

 

 

 

 

 



No.1.142 「誕生会」のお話。

2017年02月15日 | 日記

先日、例のメンバー7人による定例の「誕生会」が開催された。このメンバーの誕生日は2月が1人、3月が4人、7月が1人、10月が1人とバランスが悪く、3月に集中している。


会場は新潟市中央区万代にある新潟万代シルバーホテル内にある「銀鈴」というお店。この日は“牡蠣”と“寒ブリ”をメインディッシュに「90分食べ放題・3.500円」コースを幹事が予約してくれた。


ボリュームのある料理が次から次へとテーブルに運ばれてきた。ビールと日本酒、ウーロン茶で乾杯した後、懇談が始まった。さすがに会の終盤は満腹になった。私は新潟の地酒の「麒麟山」と「鶴齢」を美味しく頂戴した。


最後に私の胃に止めを刺すように、一皿に≪4品≫も盛られたデザートのボリュームに圧倒された。いつもながら楽しい「誕生会」となった。


ボリュームの多い料理が次から次へとテーブルに運ばれてきた。

寒ブリの刺身とブリしゃぶ。

カキフライとブリ大根。

新潟名物の“のっぺい”。

ポリュームたっぷりのデザート。


No.1.141 「パソコンさわろう会」のお話。

2017年02月14日 | 日記

久しぶりに新潟市中央区礎町の「クロスパルにいがた」で開催されている“パソコンさわろう会”に参加してきた。この教室では毎月2回、第2・第4金曜日の午前中にパソコンの基礎知識を学んでいる。

 

会員は中高年を中心に10名ほどで2人の先生から懇切丁寧に指導を受けている。毎回、具体的な学習資料が事前にメールで送付され、当日、会員はそれに基づいて個別にパソコンを操作し、課題に取り組んでいる。

 

今回はエクセルで「セルの書式設定」の“機能についての実践であった。私はこれまで春から秋にかけて、金曜日の午前中は屋外のグランドで野球の練習に参加するため、この教室に顔を出すことができなかった。

 

しかし冬場のこの時期だけ“パソコンさわろう会”に参加できる。教室に年間を通して精勤している会員を横目に、落ちこぼれの生徒にならないよう頑張るしかない。