故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.1.004 「中国を話そう」のお話。

2016年09月30日 | 日記

先日、新潟市中央区礎町にある“クロスパルにいがた”で「新潟・ハルビン友好市民の会」が主催した≪「中国」を話そう!≫というイベントに参加した。美味しい中国茶を飲みながら、中国人講師から最新の中国情報を直接見聞できる意義ある催しである。

 

この日の講師は安徽省蕪湖市のご出身で、現在、新潟大学大学院の博士課程で勉強中の蘇文鑫さん。日本で「木」を3個使った「森」という字はよく見かけるが、「金」を3個使った「鑫(xin)」という字はなかなかお目にかかれない。私の持っている中国語辞書で「鑫」という単語を調べると《富み栄える》という意味が掲載されていた。

 

講師の蘇さんは故郷である蕪湖市の概要をパワーポイントを使いながら、流暢な日本語で分かりやすく説明された。人口は約365万人、面積が6.026㎢の大都市である。大学が10校、学生が16万人余り在籍しており、重要な教育基地となっている。「公園」「鉄画」「小籠包」など蘇さんが故郷で遊んだり食べたりした身近な話題が中心となった。


中でも人前で服を脱ぐ習慣の少ないこの地方の人々は「温泉」があまり好きでない、との説明は興味深かった。大学生の就職先は大都会の上海・北京・杭州などが多く、卒業生の半数は大学院へ進学し、4分の1は公務員試験を受けるという。


 


No.1.003 「チンクエ・フェスタ」のお話。

2016年09月29日 | 日記

先日、新潟市中央区の繁華街のひとつである≪古町番町商店街が主催した「チンクエ・フェスタ2016」に行って来た。この「チンクエ(CINQUE)」とは、イタリア語で数字の「」を意味する。


情熱を持った商店主がこの商店街の魅力や可能性とイタリアの市場の雰囲気などを、多くの新潟市民などに伝えようとして企画されたのが「CINQUEプロジェクト」という。


イベントのメインはこだわりのスローフードと上質な食材。会場ではキッチンカーで新潟産の野菜などを使った弁当やスィーツ、ジェラード、手づくりパン、地酒などが販売されていた。


もう一つの魅力は本格的な新潟のミュージシャンによる生演奏が聴けることである。アーケード下の特設ステージで2日間に10組の地元アーティストがロック・フォーク・カントリー・ブルースなどを披露してくれた。


 

 

 


No.1.002 「9月末の収穫」のお話。

2016年09月28日 | 日記

時間の流れは速く、早くも9月の下旬に突入した。先日、友人の畑に久しぶりに行き、量は少なくなったが「ミニトマト」「茄子」「瓜」「ゴウヤ」「ピーマン」などを収穫してきた。


「トマト」は既に枯れてしまい、収穫はゼロとなった。「瓜」も花が咲かなくなり葉も黄色く枯れ始め、今回が最後の収穫となった。元気のいいのは「ピーマン」と「ゴウヤ」。


この日「ピーマン」は30個ほど収穫できた。長さが30㎝を超える大きな「ゴウヤ」も3本収穫できた。秋ナスと言われるように「ナス」も今頃、紫色の花を付け始めた。


朝晩、寒い日が続くと趣味と実益を兼ねた「家庭菜園」での収穫の楽しみも、残り少なくなっていくのだろう。


ナスの花。

カボチャの花。


No.1.001 「4連敗」のお話。

2016年09月27日 | 日記

私が熱心に応援を続けているサッカーJ1リーグの「アルビレックス新潟」が、先日約26.000人が来場した「鹿島アントラーズ」との試合で≪≫で敗退し、ついにリーグ戦「4連敗」を喫してしまった。


試合は守備陣が踏ん張り、前半を≫で折り返した。しかし後半3分、コーナーキックのこぼれ球を柴崎選手に左足でゴール右隅に決められ、先取点を奪われた。


更に試合終了間近に痛恨のペナルティーキックを決められ、万事休した。15位の新潟は16位の降格圏にあと「勝点1」の差まで追い込まれた。いよいよ心配していた≪J1リーグから≪J2リーグへの降格が現実味を帯びてきた。


あと4戦しか残っていない。今後の対戦相手はリーグ戦2位の「浦和レッズ」4位の「ガンバ大阪」などの上位チームだ。最後の力を振り絞って頑張るしかない。 ガンバレ!!「アルビレックス新潟」!!


2本のフリーキックもゴールならず。

試合終了間近にペナルティーキックを決められてしまった。





No.1.000 「祝1.000回」のお話。

2016年09月26日 | 日記

このブログ「故郷≪新潟≫の日々」も区切りの≪1.000回≫を迎えた。思えば2010年5月5日から「黒龍江大学日本語教師」というブログ名で原則、毎日掲載することとし、No.1号からNo.1.338号まで掲載した。

 

「黒龍江大学」を退職してから長い時間が経過したことなどに伴い、2014年1月1日からブログの名称を「元黒龍江大学日本語教師⇒http://blog.goo.ne.jp/yo19462177」から故郷≪新潟≫の日々」に改め、再度、No.1号から再出発した。そしてようやくNo.1.000号≫を達成した。


おめでとうございます。(拍手) 1年間、毎日書き続けて≪365回しか書けないが、よく頑張ったものだ。あと半年で“70歳”を迎える私は、現在無職で変化の少ない日々を送っている。大学勤務時代と比べ感動するような話題が少なくなってきた。

 

健康に留意しながら「認知症」の予防を兼ね(?)原則、毎日パソコンに向かいブログを書いていこうと考えている。今後とも皆さんの応援、よろしくお願いします。


先日、信濃川河畔「やすらぎ堤」を散歩中に撮影した鳥。

新潟市のシンボルのひとつ「萬代橋」。

信濃川の最下流に架かる「柳都大橋」。




No.999 「浚渫船」のお話。

2016年09月25日 | 日記

先日、信濃川河畔の「やすらぎ堤」を散策していたら、信濃川の中央部に大きな「浚渫船」を見つけた。私の持っている電子辞書で「浚渫」という単語を調べると≪海底・河床などの土砂を、水深を深くするために掘削すること。≫と書かれてある。

 

近くには「信濃川の土砂をすくい、船舶の航路を確保します」と書かれた工事説明看板が掲示されていた。巨大なクレーンに吊るされた黒い色をしたショベルが、繰り返し川の中に入れられ“川砂を隣りの台船に乗せていた。

 

新潟西港は日本一長い信濃川の河口にある港のため、毎年、大量の土砂が上流から流れ込んでくる。そのため港の水深を一定の深さに維持するため、この浚渫工事が一年中、昼夜を問わず行われているという。

 

浚渫工事のすぐ脇を佐渡汽船の“大型カーフェリー”が対岸の乗り場に到着したところであった。近くからこの工事の様子を見ているかのように「カモメ」が羽根を休めていた。



No.998 「にいがた総おどり」のお話。

2016年09月24日 | 日記

今年は「にいがた総おどり」が開催されてから15年目になるという。この踊りはジャンルを問わず、国籍も言葉の壁もない。参加条件は「心を込めること」だけというユニークな踊りの祭典である。


このイベントに新潟県内はもとより、日本国内、更には海外からも参加者が集まった。240団体、約15.000人が参加する日本最大級のオールジャンルのダンスフェスティバルとなった。


参加者も小中学生の若者から中高年の姿まで幅広い。年々、盛大になっていくようである。私は新潟市中央区の繁華街「古町7番町」で県内の専門学校の学生による統一された踊りなどのほか、神奈川県から参加の東海大学の学生による元気溢れる踊りも拝見することができた。

 

また「古町6番町会場」では6人の小グループであるが広島県から毎年参加しているという、年季の入った踊りも楽しむことができた。


広島県から毎年参加しているという、年季の入った踊り。

踊りを採点する審査員の先生方。


No.997 「中秋節を祝う会」のお話。

2016年09月23日 | 日記

昨日、ブログで「日中スピーチコンテスト」のお話を掲載した。このコンテストが終了した後、引き続いて「新潟・ハルビン友好市民の会」が主催する「中秋節を祝う会」が、コンテストの表彰式を兼ねて開催された。

 

「中秋節」とは陰暦9月15日の節句で、陰暦の正月である「春節」とともに民間で最も重要な日とされ、中国の大学では休みとなり、多くの学生が故郷に帰るため大学構内は閑散とする。「新潟・ハルビン友好市民の会」では、毎年、会員と新潟市在住の外国籍市民の交流の場として「中秋節を祝う会」を開催している。

 

この日、中国・黒龍江省ハルビン市出身の中華料理店「張園」の社長さんから会場に本場の中華料理が届けられた。また中国駐新潟総領事館からも中国の北京で製造された「月餅」がテーブルに並べられた。美味しい料理を食べながら乾杯が始まった。

 

参加者による「佐渡おけさ」や「フラダンス」などが披露された後、コンテストの入賞者に表彰状が授与されると、会場から大きな拍手が送られた。子供連れの家族を始め、中高年の市民など日中間で楽しく民間交流をする姿が会場のあちこちで見られた。


「日中スピーチコンテスト」の入賞者と主催者・審査員・来賓の皆さん。

コンテストの入賞者に表彰状が授与された。

「佐渡おけさ」や「フラダンス」などが披露された

中国駐新潟総領事館から贈呈された「月餅」

 


No.996 「日中スピーチコンテスト」のお話。

2016年09月22日 | 日記

先日、新潟市中央区礎町通3にある「クロスパルにいがた」の映像ホールで“新潟・ハルビン友好市民の会”が創立35周年を記念して開催されたユニークな「日中スピーチコンテスト」に私は実行委員の1人として出席した。


同じ会場で「日本人は中国語で、中国人は日本語でスピーチする」という珍しいコンテストである。この実施方法などについて、これまで10回近く開催準備会議を重ねてきた。


中国語や日本語の学習歴が1年未満の人から30年近く勉強している高齢者まで、様々な経歴の持ち主が日頃鍛えた学習の成果を発表された。特に「日本と中国の生活の違い」という題で発表された女子中学生の陳さんに対し、大きな拍手が送られた。


また、黒龍江大学日本語学科の学生の劉さんからも、中国から“qqを利用して生放送で映像で参加してもらった。発表者11人の日中友好交流にかける熱い想いが伝わってきた。

 

 司会進行役は“新潟・ハルビン友好市民の会”副会長の賀井さん。

開会の挨拶をされた“新潟・ハルビン友好市民の会”の館会長さん。

石崎先生、西村先生、菊田先生の国会議員も会場に姿を見せた。

中国語の部で最優秀賞を受賞された原田さん。

日本語の部で会場から大きな拍手をもらった女子中学生の陳さん。

黒龍江大学の劉さんからは中国から“qq”を利用して映像で参加してもらった。

会場には≪加油(ガンバレ)≫と書かれた団扇を持った応援団も登場した。


No.995 「秋の訪れ」のお話。

2016年09月21日 | 日記

還暦野球の「全国大会」も初戦敗退で終わってしまった。選手は大きなショックを受けながら帰りのバスに乗り込んだが、落ち込んでいる訳にはいかない。気持ちを切り替えて来年に向け練習を続けていくしかない。


バスの窓から外の景色を眺めていると「秋の訪れ」を感じる。例えば高速道路の路肩には「ススキ」が穂を出し、風に揺れていた。また田んぼには黄色く稔った稲穂が頭を下げていた。刈り入れの始まった田んぼも見られた。


特に福島県では「ソバ」の白い花が一斉に咲いており、空には秋の雲がかかっていた。早朝散歩の途中では濃いピンク色の「萩」の花や黄色の「月見草」が咲いていた。また仙台城跡では「キノコ」を見付けた。


また紅葉した「モミジ」など秋の光景が随所に見られた。



No.994 「2回目の早朝散歩」のお話。

2016年09月20日 | 日記

全国大会の初戦は午後2時30分開始の第4試合であった。この試合に≪0対1≫敗退し、夕方近くにホテルに到着したため、宿泊することになった。私は翌朝6時からゆっくりと「2回目の早朝散歩」を楽しむことができた。


ホテルのフロントで「早朝散歩」に適したコースを聞いてみた。すると昨日散歩をした「仙台城跡」を勧められた。私は目的地まで少しコースを変えて行くことにした。


昨日歩いたコースであったが、見落とした「記念碑」や初めて見た「宮城県護国神社」などもあり、興味深かった。特に中国で勃発した≪盧溝橋事件30周年記念として植えられた「日中不再戦の植樹」場所や、中国の文豪≪魯迅≫の碑なども見学することができた。


更には「満州事変・軍馬戦没の碑」や「軍馬・軍用動物彰忠塔」など中国関係の石碑も見学することができた。しかしこれらの石碑がどうしてこの公園に設置されたのかの説明看板は見当たらなかった。


中国の文豪≪魯迅≫の碑

「満州事変・軍馬戦没の碑」や「軍馬・軍用動物彰忠塔」などの石碑。

 



No.993 「初戦敗退」のお話。

2016年09月19日 | 日記

この日の対戦相手は激戦区を勝ち上がってきた神奈川県代表の強豪「横須賀シニアクラブ」。 神奈川県大会では優勝12回を誇るチームで、部員は還暦と古希チームを合わせると総勢70名を超えるという。


開会式で隣りに並んだ横須賀チームの選手のお話によると、毎週2回の定期練習のほか、土曜日には試合が組まれており、平均して週3回は身体を動かしているとのこと。試合は両チームの投手の力投が続き、スコアボードに「0」が並んだ。


5回の裏、相手にレフトオーバーの3塁打を打たれた。続く打者に初球をレフトへ犠牲フライを打たれ≪1点を先取された。我がチームも無死2・3塁の絶好のチャンスを作ったが、3・4番打者が凡退し、無得点に終わった。


最終回(7回)にも二死1・2塁とランナーを出したが、タイムリーヒットが出ず試合終了となった。来年の全国大会出場に向け、日々の練習に励むことにしたい。


(追伸)

  その後「横須賀シニアクラブ」は2回戦・3回戦・準々決勝・準決勝・決勝と勝ち上がり優勝した。 




 

 


No.992 「早朝散歩」のお話。

2016年09月18日 | 日記

仙台市青葉区大町にある「アークホテル仙台青葉通り」に宿泊した我が還暦野球部の「新潟エージレス野球クラブ」の部員は、試合当日の早朝6時半に準備運動を兼ねた恒例の「早朝散歩」に出発した。


最初に徒歩5分程にある「桜岡大神宮」で気持ちを込めて“必勝祈願をしてから、仙台市のシンボルのひとつになっている「仙台城跡(青葉城)」まで歩くことにした。


地図上では近くに見えるが、上り坂のような曲がりくねった道が表示されており、目的地まで少し時間がかかる予感がした。スケールの大きな「石垣」を左手に見ながら、やや急な坂を登り切ると伊達62万石の「居城跡」に到着した。


そこで有名な「伊達政宗公の騎馬像」周辺を見学し、その脇でストレッチ体操をして往復で約1時間半の「早朝散歩」は終了した。


「桜岡大神宮」で気持ちを込めて“必勝祈願”。

スケールの大きな「石垣」を左手に見ながらの早朝散歩。

「伊達政宗公の騎馬像」

ストレッチ体操をして往復で約1時間半の「早朝散歩」は終了


No.991 「前夜祭」のお話。

2016年09月17日 | 日記

我がチームは“第18回全日本選抜還暦軟式野球大会”の「開会式」の後、同じ屋内ドームの内野から外野グランドに場所を移動し、引き続き開催された「前夜祭」に参加した。


選手はユニフォームを着たままでチームごとに用意された椅子に座り、宮城県名物の「ずんだ餅」「はらこ飯」「芋煮汁」「石巻焼きそば」「おでん」などを食べながらビールで乾杯した。


会場では地元で活躍している“仙台ベンチャーズ”という揃いの青いジャケットを着た、中高年のグループのギター演奏が始まった。「開会式」の後、引き続き同じ会場で開催された「前夜祭」への参加は、私にとって初めての体験であった。


明日からの試合を考慮してお酒を飲まずに帰ったチームや、缶ビール1本だけ飲んで早々に引き上げたチームなども見られた。


 


No.990 「開会式」のお話。

2016年09月16日 | 日記

先日、私が所属している還暦野球部の「新潟エージレス野球クラブ」は、宮城県仙台市で開催された“第18回全日本選抜還暦軟式野球大会”に出場した。


会場となったモダンな屋内ドーム球場の「シェルコムせんだい」には全国から選抜された≪64チームが集合した。「開会式」の挨拶に立った全日本還暦軟式野球連盟の曽我部会長は次の3点を強調された。


還暦野球は(1)常に笑顔を忘れずに楽しみ (2)高齢者の誇りと品位を保ち、友愛と親睦を最優先し (3)常に健康に注意し、真摯なプレーとマナーを忘れずに 


来賓の挨拶に続き、地元のチームである「仙台広域野球クラブ」の菅野主将の元気のいい“選手宣誓があり「開会式」が終了した。