サルバトール・だれ?  by 澁澤寅彦

笑いは地球を救う。
妻Rは足下をすくう

関西語 2

2005-08-26 23:18:41 | 外国語
昨日の続きです。

私の生まれ育った福井県嶺北地方は、方言的には日本で最も古い「一型アクセント/無アクセント」地域だと書きました。

これはどういうことかと言うと、私にとっては同じ発音の言葉が、他の人には全く別の発音だということです。
すなわち、私がダジャレを言ったとしても、聞いている側には同じ音に聞こえないのでダジャレと分からないことがあるということです。

昨日も会社で、

「経理部員はもっと感情を表して良いんだよ。なぜならいつも勘定しているから」

と言ったのですが、周りの人はしばしポカーン。
感情と勘定はアクセントが違うのです。

さらに、

「部長から言われました。『休日出勤届を出さずに休日に出社するのは厳禁だ』とありました。『そうか、休日出勤すると現金がもらえるんだ』」

ここでも厳禁と現金はアクセントが違います。(私には良く分からないのですが)

試しにK君に、
「休日出勤は厳禁だ」と
「休日出勤は現金だ」と
言ってもらったのですが、やはり良く分かりませんでした。

何と言うことでしょう。

私のダジャレが受けない理由が分かったような気がします。
ダジャレにすらなっていないことがあったわけです。

これは例えば、

「フライパンは空を飛ぶ」

と言うようなもので、フライパンは Fry だけれど、飛ぶは Fly で、全く違う音で、全くダジャレになっていないということです。

ショックです。

聞き取りの場合は、文脈で判断することができるので間違うケースは少ないのですが、発音は妻Rに良く直されます。

日本語教室に行かないと....



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