サルバトール・だれ?  by 澁澤寅彦

笑いは地球を救う。
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関西語

2005-08-25 19:41:31 | 外国語
「NHK日本語なるほど塾」の3月号テキスト「基礎関西語」をようやく読み終わりました。
音の点で非常に興味深いテキストでした。

私の生まれ育った福井県嶺北地方は、方言的には日本で最も古い「一型アクセント/無アクセント」地域で、結果として雨と飴をアクセントで区別しない地域なのですが、このテキストを読んでいる過程で、ますますアクセントが分からなくなりました。

面白いと思ったのが、関西語で母音をしっかり発音するということ。

「これから行きますぅ」というような発音です。
気をつけるとこのような発音の仕方は東京でも耳にすることが出来ます。(私が耳に障って嫌な発音なのですが)

例えば電話で、「もしもしぃ。お世話になっておりますぅ」という風に発音する人がいます。
それぞれ語尾は、し(shi)/す(su)となるところですが、実際の発音は、し(sh)/す(s)と、子音で終わるのが標準語スタンダードではないかと思います。
ところが、電話や騒がしいところなど、音が伝わりにくい状況では、語尾が子音だけでは伝わりにくいことから、標準語であっても母音をはっきり発音するのではないでしょうか。
別のやり方は、直前の母音を伸ばすことではないでしょうか。
「もしもーし。お世話になっておりまーす」
礼儀知らずの感じはありますが、相手に音を伝えるための対応ではないかと思います。

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