鏡
2008-04-04 | 詩
全世界に共有す
哀しみの言語
詩について志について死について
悦びと哀しみの共有
泣きたいのに泣けない老婆の為に
僕は泣く
鏡に映った姿が
自分自身であることにきずくのに
どれ程のものを得
どれ程のものを失ったのか
なにがしあわせで
なにがふしあわせなのだろう?
汚い自分に
嘔吐し嫌になる 道化はそれでも
道化である以上
酒や童心や有象無象に溺れるわけにはいかない
道化のレ・ゾンデートル
守りたいものや
一方ならぬ人の情けに甘えた瞬間
鏡に映る自身が
道化の道化としての義務を知る
泣いたふりをして笑い
舌を出した軽蔑は自分自身へ
酔ったふりをして馬鹿を繕い
わずかにのこる自尊に嫌悪する
酔ってはいけないのだ
何もかもに
それこそが
道化のくぐりぬけた真実
鏡を見るたび
紅い鼻に毛嫌いする感触を持とうとも
道化は
道化として生きなければならない
この世界に もし
義務や生きる理由があるとするならば
溺れてはならない
哀しみの言語
詩について志について死について
悦びと哀しみの共有
泣きたいのに泣けない老婆の為に
僕は泣く
鏡に映った姿が
自分自身であることにきずくのに
どれ程のものを得
どれ程のものを失ったのか
なにがしあわせで
なにがふしあわせなのだろう?
汚い自分に
嘔吐し嫌になる 道化はそれでも
道化である以上
酒や童心や有象無象に溺れるわけにはいかない
道化のレ・ゾンデートル
守りたいものや
一方ならぬ人の情けに甘えた瞬間
鏡に映る自身が
道化の道化としての義務を知る
泣いたふりをして笑い
舌を出した軽蔑は自分自身へ
酔ったふりをして馬鹿を繕い
わずかにのこる自尊に嫌悪する
酔ってはいけないのだ
何もかもに
それこそが
道化のくぐりぬけた真実
鏡を見るたび
紅い鼻に毛嫌いする感触を持とうとも
道化は
道化として生きなければならない
この世界に もし
義務や生きる理由があるとするならば
溺れてはならない