眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

くるみパン

2007-12-06 | 
深夜に
 くるみの入ったパンを食べる
  少しパサパサしているけれど
   珈琲で飲み込んでみた

  今日は音を消してみた
   静寂に身を埋没させ
    意識の要因について考えてもみた

     意識は
      いつ失われるのだろうか?

   パンを齧り咀嚼し嚥下する
    このくるみパンのようだ
     僕の意識は少しくパサパサしていた
      やけにのどに引っかかる
       
    魚眼レンズごしに撮られた写真には
     金色のスプーンが良く似合う
      それで暖かいミネストローネをすくうんだ
       寒い夜にはね
      暖かくしないとね
       携帯電話のアドレスを眺め
        ため息をついて電源を落とす
         かける相手が誰もいない
          深夜なのだ
           孤立した不安は
            ただひたすら
           喋り続けたい
          叫ぶことには飽きたけどさ
         ささやかな声を聴きたい
        たぶんどんな音よりも僕の意識を
       喉元から胃袋へ落とし込んでくれる
      そんな気がするんだ

    昼にはお墓参りに行った
   父の命日だ
  線香と酒と一本の煙草を花と一緒に供えた

   僕はごめんね、と呟く

    意識は
     いつ失われるのだろう?

      神様を知らないので
        かわりに屋上に出て月に祈った

         満月だ

        とても綺麗だ


コメント
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