けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

ラス、代表離脱

2010-05-23 04:27:01 | football
マドリー公式から
フランス代表として合宿を行っていたラス・ディアラだが、現在自宅で休養を取っている。鎌状赤血球症による無力症のためで、リヨンの病院で血液検査を行う予定でいる。フランスサッカー協会(FFF)によると、メディカルチームは、休養期間は不確定だとしている。この結果、ラスはW杯南アフリカ大会を欠場する。


MARCAから
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レアル・マドリーおよびフランス代表のMFラス・ディアラは、ティーニュの氷河でのトレーニング中に発症した病気のため、W杯を欠場することになるだろう。フランス代表チームドクターは病名をまだ決定しておらず、ただ無期限の休養が必要だとしている。
「ティーニュの氷河で発症した予測外の病気のため、腸に痛みがあり、無期限の休養が必要となった。このため、ラサナはW杯南アフリカ大会に出場しない」とFFFは声明を発表した。
ラスは、木曜の午前中、フランス代表のチームメイトたちと共にティーニュの氷河にいたが、しかし標高3000mでのバイアスロンには不参加、さらにその日午後のトレーニングも行わなかった。
しかしラスはトレーニングの場で、ホテルへと戻る前に、フランス代表監督のレイモン・ドメネクと50分間に渡って話をしていた。その日以来、ラスは再び姿を現すことなく、他のトレーニングにも参加せずホテルでの休養と回復に努めていた。
ラサナ・ディアラは、W杯欧州予選では、ジェレミ・トゥラランと共に中盤のレギュラーであった。アブ・ディアビが、新しいシステムの中で、ラスの代わりをする。
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ラス、病気でW杯を欠場…。
MARCAのニュースでは病名は不明ですが、マドリー公式では鎌状赤血球症云々としています。Wikiをざっと読むと、「低酸素状態のみ発症、通常の日常生活は営める」とのこと。W杯に向けてフランス代表は高地トレーニングもかねてアルプスのティーニュで合宿をしていたそうで、それで低酸素状態、問題症状が出たということなんだろうか。マドリーはこの症状があることは知っていたのかな…普段スペインで試合をする分には問題なかったんだと思いますが。でも、現時点では無期限休養となっていて、今後どうなるのかはまだちょっとわかりません。心配です。

包囲

2010-05-22 15:37:05 | football
ラウル
金曜日、ラウルは代理人のヒネス・カルバハルと共に、ベルナベウのオフィスでホルヘ・バルダーノと会い、自身の将来について決めるために、次期監督と目されているジョゼ・モウリーニョの意向を知ることを望んでいる。


クラブはラウルに契約解除を申し出る
「7番」と代理人は、昨日(金曜)、ベルナベウにいた

昨日の午前中、ラウルは代理人のヒネス・カルバハルと共に、ベルナベウにあるマドリーのオフィスを訪れた。ラウあるが到着したのは13時12分、もう松葉杖をつくこともなく、足首の負傷は目に見えて良くなっているようだった。およそ40分後、13時50分に2人は出てきたが、特に話をしなかった。ただ、土曜日のCLファイナルのチケットを持って、それについて話をしているようだったが。
ASが知るところによれば、マドリーは、まだ1年残っている契約を解除することで、ラウルおよびヒネス・カルバハルとの合意にこぎつけようとしている。しかしながら、「7番」は、急がされて決断を下すことは望んでおらず、負傷の回復を待ち、自身の意向に従ってもっとも適切な決断をするために、時間をかけることを望んでいる。ラウルが、自身のスポーツ選手としてのキャリアを、少なくともあと1年続けたいと考えていることは、忘れられるべきではない。
公式な方法では、まだ何も明らかにされていないが、レアル・マドリーはラウルを来シーズンのプランに入れていない。その理由は、マドリーの本音が、カピタンが続けることが夏の新しいソープオペラ(感傷的な騒ぎみたいな)にさせたくないということで、彼らは最大限の注意深さと知恵を持って、交渉に当たりたいと考えている。

1日半遅れ

2010-05-22 06:33:51 | football
1日半遅れ:スペイン代表23人

GK:
 イケル・カシージャス・フェルナンデス(レアル・マドリー)
 ホセ・マヌエル・レイナ・パエス(リバプール)
 ビクトル・バルデス・アリバス(バルセロナ)

DF:
 ラウル・アルビオル・トルタハダ(レアル・マドリー)
 アルバロ・アルベロア・コカ(レアル・マドリー)
 ジョアン・カプデビラ・メンデス(ビジャレアル)
 カルロス・マルチェナ・ロペス(バレンシア)
 ジェラール・ピケ・ベルナベウ(バルセロナ)
 カルレス・プジョル・サフォルカーダ(バルセロナ)
 セルヒオ・ラモス・ガルシア(レアル・マドリー)

MF:
 シャビエル・アロンソ・オラーノ(レアル・マドリー)
 セルヒオ・ブスケツ・ブルゴス(バルセロナ)
 フランセスク・”セスク”・ファブレガス・ソレール(アーセナル)
 アンドレス・イニエスタ・ルハン(バルセロナ)
 ハビエル・マルティネス・アギナガ(アスレチック・ビルバオ)
 ダビド・ヒメネス・シルバ(バレンシア)
 チャビエル・エルナンデス・クレウス(バルセロナ)

FW:
 ヘスス・ナバス・ゴンサレス(セビージャ)
 ファン・マヌエル・マタ・ガルシア(バレンシア)
 ペドロ・ロドリゲス・レデスマ(バルセロナ)
 フェルナンド・ジョレンテ・トーレス(アスレチック・ビルバオ)
 フェルナンド・トーレス・サンス(リバプール)
 ダビド・ビジャ・サンチェス(バレンシア)


イエロの配慮
デル・ボスケが23人のリストを発表する30分ほど前、代表のSDであるフェルナンド・イエロは、今回代表からもれたグイサ、カソルラ、セナ、ディエゴ・ロペスに、あらかじめ電話をしたそうだ。今シーズン負傷の多かったカソルラとセナは、ある程度予想していた様子だった。ディエゴ・ロペスはひどく動揺したそうだが、イエロの電話に感謝したとのこと。またグイサも、落選に驚きひどく苦しんで動揺していたらしい。
イエロがこうした配慮をしたのは、この4人は、通常代表に入っている選手たちだったからだ。ネグレドにもコンタクトを取ろうとしたが、つかまらなかった。
ビセンテ・デル・ボスケが今回のリストを決めたのは、水曜の夜、国王杯のファイナルを見た後のことだったらしい。


ビクトル・バルデスは、数日間の休養に入っていたところ、代理人のヒネス・カルバハルから代表入りを知らされた。最終リストに入るとは思っていなかったそうだ。


カシージャス「バルデスの選出は、非常に賢い決断だと思う」
「予備選出の段階では可能性は5人だったが、ミステルはそこから3人を決めた。デル・ボスケはそれぞれの選手を評価し、選び、誰が代表にとってより良いかを考えた。そして今、僕たちは皆1つのポジションのために、誠意を持って戦っていくつもりでいる。」
「僕も、代表のコンセントレーションが始まる月曜日から、敬意とポジションを得られるように自身に勝っていかなければならない。過去に得てきた大きなものは、レギュラーであるための助けにはならない。僕は、勝ち続けることでそれを手に入れる。」
「これまでの代表キャップは意味がないだろう。ここでは、全員がゼロからのスタートだ。それにビクトル・バルデスは、彼がクラブで成し遂げてきたすべてのことから、代表となったんだ。」


ペドロ・ロドリゲス(テネリフェ出身って、初めて知った)
「皆は良くしてくれるだろうし、僕も楽に馴染めるだろうと思っている。明日(金曜)にはバルセロナに行き、月曜にはマドリーでのコンセントレーションに向かうことになるね。」
「僕たちは1試合1試合勝っていかなければならないけれど、スペインは有力チームの1つだと思っているよ。」


フェルナンド・ジョレンテ
「プロフェッショナルのフットボール選手にとって、W杯で戦うことは、望めるものの中でも最高だ。夢がかなったよ。」
「子供の頃からこの夢を追いかけてきた。それをかなえることができたのは、何か本当にすごいことだ。W杯を勝ち取れるように、僕が代表を助けていけるか見てほしい。」
「午後3時まで、何も知らなかった。驚いたよ。すごい喜びをもらった。たくさん勝ちたいし、チームの仲間たち皆と一緒にいたい。」
「僕が12歳でビルバオにやって来た時に、僕を迎えてくれた親戚たちと一緒に、食事している最中だったよ。偶然だったけど、とても素晴らしいことだった。」
またクラブのチームメイトであるハビ・マルティネスも選ばれたことは、お互いの個人的な面にとっても良いことであり、また、ビルバオというクラブにとっても良いものであると考えていることを述べた。


ハビ・マルティネス「こんな幸運、想像もしてなかったよ」
「プロフェッショナルのフットボール選手として、代表に選ばれたということの重要さを、まだ認識できてないんだ。でも、確かなのは、こんな幸運を想像もしてなかったということ。」
「同じクラブの仲間(ジョレンテ)と一緒にいられる、これはアスレチック・ビルバオにとっても、とてもポジティブなことだね。」


空気

2010-05-19 23:57:39 | football
ラウル
「僕の直近の将来は、足首の負傷から回復すること。まだ10日はかかるだろう。それからバカンスに行く。戻ってきたら、状況を見定めることになる。クラブに変化が起こる可能性が囁かれている。すべてが落ち着いたら、クラブと話しをし、最善の解決方法を見つけるつもりでいる。」 


アトレチコだって草食系
アトレチコだって、フォルランとかアグエロとかペレアとか、肉食ってます系ばかりではない。何だ、このほんわりした空気感。



・・・国王杯ファイナル、アトレチコ応援しよう・・・

1日前に

2010-05-18 23:10:28 | football
El Paisの総括
エルパイス紙に、今シーズンのマドリーの選手評が載っていたので訳。あくまでもエルパイス紙の、この記事を書いた記者の見方です。

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マドリーは、1986/1987シーズン以来、これほど多くのゴールを決めたことも(102)、これほど失点が少ないことも(34)なかった。マヌエル・ペジェグリーニは、勝ち点96を取ってシーズンを終わった。堅牢なディフェンスと破壊的な攻撃のこのチームは、中盤の控えの部分に苦しんだ。

カシージャス:注意深い。これまでのシーズンほどのダメージを受けなかったのは、マドリーがゴールを破られた数が、この15年間で最も少ないからだろう。ヘタフェでのこと(パレホのゴール)では少し判断を誤ったが、しかし彼の手は、マジョルカ戦での前半、3つの明らかなチャンスを防ぐなど、欠かせないものだった。

セルヒオ・ラモス:大きな信頼。過去2シーズンは、恥骨炎の問題でアップダウンがあったが、信頼が見られるようになっている。リーガを、非常に素晴らしいコンディションで終わることになった。4ゴール、3アシスト(うち2つはマジョルカ戦でのクリスチアーノへのもの)、そしてラテラル(21試合)からセントラル(12試合)へと、自然にポジションをシフトした。

アルビオル:安定。バレンシアからやって来たアルビオルは、経験のある誰かが横にいれば安定してプレイするセントラルだ、と言われていた。彼は高いレベルでプレイしていた。ペペがいなくても。確実で、スピードがあり、集中していた。カーサでのオサスナ戦でのみ、エラーがあった。シーズンで33試合にも出場というのは、そうそうないことだ。

アルベロア:ジョーカー。「もし僕がそんなにもたくさんの試合でプレイすると言われても、信じない。」と1月に彼は認めている。リバプールから400万ユーロでやって来て、30試合に出場。膝の負傷で何試合か欠場した。ペジェグリーニにとっては「ワイルドカード」で、右ラテラルとして17試合、左ラテラルとして13試合を戦った。

ガライ:サプライズ。ラモン・カルデロンによって契約が成立した選手で、再移籍させるという考えの下、この夏にやって来た。プレシーズンの間ペジェグリーニは、彼を間近で観察していた。ガライはチームに残っただけでなく、その安定性と流暢さとで皆を驚かせた。負傷離脱したペペの後を引き継いだが、わずかな乱れもなかった。19試合に出場。

マルセロ:予想外の成長。ペペのサポートがないにも関わらず(ペペはピッチの中でも外でもマルセロのガイドだ)、今シーズンは確実に大躍進した。スピード、チームへの貢献、これまでのシーズンよりディフェンス面のミスも減った。カカと並んで、7アシストはチーム最多。

メツェルダー:忘れられた存在。デュデクと同様、アルコルコナッソを経験した。わずか4試合でのみプレイ、うち2試合は国王杯。

ドレンテ:不在:わずか297分しかプレイせず。他に人がいないときにしかプレイできなかった。

シャビ・アロンソ:灯台。中盤の導き手。ボールを拾い組み立てる。30ヤードのパスを通すことができる唯一の中盤。34試合出場は、カシージャス、マルセロに次ぐ数。リヨン戦2nd legをサスペンションで欠場したことが......。

ガゴ:責任感による復活。シーズン当初は何試合か出場していたが、監督判断により消えた。1月にはチームを離れようとしたが失敗、W杯を見据えて1日2回のトレーニングに勤しんでいた。ラスの不行跡の後、ペジェグリーニはシーズン終盤に、ガゴを救い出した。

ラス:プラスからマイナスへ。昨シーズンのオールマイティなラス(フィジカル面での意)ではなかった。それでも、ペジェグリーニは彼を、スポルティング戦の日までは固定して使っていた。その日、後半に交替させられたことで、彼は不満を示して去った。以降、奇妙な負傷により、召集から消えた。

グラネロ:落胆。ヘタフェから取り戻された若きカンテラーノは、彼に期待されたものよりもかなり下回るプレイを見せた。30試合に出場、先発は20試合、痕跡を残すことはできなかった。

グティ:反逆の天才。このクラブでの彼の最後のシーズン、負傷と懲罰によりおそらくもっとも難しいシーズンであった。トレホンの男は、わずか10試合にしか先発しなかった。3つのアシストをするには十分。誰も、リアソールでのタコナッソを忘れることはないだろう。

カカ:消えていた。マドリーはカカのために6500万ユーロを支払い、しかしカカはそれに応えなかった。恥骨炎で、およそ3ヶ月に渡って戦列を離れる。スタメンとしては21試合に出場し、7アシスト。しかし決して信頼は得られなかった。

ファン・デル・ファールト:良い意味での驚き。夏の時点で、クラブはやっきになって彼を売ろうとしたが成功しなかった。このオランダ人は、離脱したカカに代わって、ペジェグリーニが探していたものを十分に与えた。ボールのタメ、タッチ、プレイビジョン。6ゴールを決めた。

ディアラ:痛みも栄光もなく。出場は512分だが、リヨン戦がそのうち90分を超える。それは誰をも驚かせた。ペジェグリーニは彼をローテーションに入れた。ボール回収の仕事はこなしたが、それ以上のものはない。

クリスチアーノ・ロナウド:マイナス(足首の負傷)からプラスへ。いくつかの酷いジェスチャーで、試合を離脱(ムティリガの鼻を折ったのと、ファンマの背後からのキックで、退場2回)。しかし最もデリケートな時期に、チームは彼の肩に託され、彼は常どおりの爆発力、力強さ、性質でチームを引っ張った。29試合に出場し、26ゴール。

イグアイン:確認。彼を確認するシーズンとなった。ピパは、夏には前線の戦力の中で最後尾にいたが、ピッチの中で先発の座を掴み取った。32試合に出場し27ゴール。その中でも、マジョルカ戦でのバセリーナは美しい。

ベンゼマ:行方不明。マドリーは彼に3500万ユーロを費やしたが、採算は取れず。街にもチームにもなかなか馴染めず、ペジェグリーニが幾度となく回してくれたチャンスに気を配ることに欠けていた。26試合に出場したが、先発は14試合のみ、ゴールは8。

ラウル:模範。彼は、控えとなった自身の状況を、生まれ持った気品を持ってどのように受け入れるかを知っていた。彼は、ほとんどの試合をベンチからスタートすることになり(先発は8試合)、しかし指示を出すのを止めることはなかった。彼が最も必要とされた日、足を痛めながらもゴールを決めた。それはラ・ロマレダ、彼が16歳でキャリアをスタートさせた場所だった。

デュデク:アルコルコナッソの被害者。わずか2試合でのみプレイ、それがマドリーのコパ・デル・レイでの冒険を終わらせるものだった。4被弾。
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ペペについても書いていただきたい。あと、グラネロ評はちょっと厳しくないか、と思った。全体に、最近の試合の印象が出てる感じがします。
でも逆に、最近の試合では失点が多く守備が落ち着かないでいたのに、トータルで言えば「堅牢なデイフェンス」になるのか...確かに例年に比べて、イケルが神化しないといけない状況は減っていたと思いますが。ディフェンスの半分近く、ピボーテの要が加入1年目だったことを考えると、守備は良くなっていたのかなあ。自信を持って「守備よかったです」とは、なぜか言えないけど。


ペジェグリーニ
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「君たちと共に働いたことを嬉しく思っている」
チリ人監督は、土曜日、選手たちにお別れを言った。マラガへと飛ぶ前の、最後のトレーニングセッションで。

「彼の言葉は、明らかにお別れだというように聞こえた。」
マドリーのロッカールームは、土曜日には、ペジェグリーニが来シーズンのチームの指揮を執らないだろうということを知っていた。ペジェグリーニは、バルデベバスでの最後のトレーニングを、マラガに出発する前に、チーム全体に言葉を贈るための場として選んだ。「私はただ、君たちと共に働いてきたことを嬉しく感じると、言いたいだけだ。」とペジェグリーニは始めた。

わずかにでも沈着さを失わず、いつもロッカールームを率いていたのと声のトーンも変わらず、監督はスピーチを続けた。「最終的に私の身がどうなるかはわからない。君たちも知ってのとおり、私の将来は不確かだ。しかし、君たちには知っていてほしい。君たちがやってきた仕事すべてを、私はとても嬉しく思っていることを。」そして締めくくりとして、シーズンを振り返った。「このシーズン、我々は非常にすばらしい得点、素晴らしいプレイ、素晴らしい数字を重ねてきた。アルコルコンでの打撃を除くがね...。」

話を終えた後、ペジェグリーニはいつもと同じように、物音も立てずロッカールームを去った。しかし、チームはすぐに、これがペジェグリーニの最後のスピーチなのだと気づいた。「監督は僕たちに対して、マラガのホテルでの試合前にも、試合の後にも話をした。でもそれは、土曜日のように、僕たちに感謝したりする個人的なものではなかったから。」 昨日そう言ったのは、マドリーのロッカールームでも権威のある声だ。

チームは昨日、シーズン最後のトレーニングを予定していた。しかし最終的に、これは中止された。それでもチーム全員が、バルデベバスにやって来た。選手たちは、リーガのタイトルを逃したという落胆の後で再びこの場所で一体となり、そしてそれぞれが、バカンスのためのトレーニングプランと、再びトレーニングに戻ってくる日を知ることになった。W杯出場選手を除いて、ロッカールームには7月12日に戻ってくることになる。スケジュールを知らされた後、選手たちはホルヘ・バルダーノとミゲル・パルデサの訪問を受けた。

全選手が揃った後、バルダーノはシーズン最後のスピーチをした。「この場を借りて、W杯に出場する選手たちに幸運を、そしてバカンスに向かう選手たちには良い時間を過ごせるようにと言いたい。」 バルダーノは真剣な表情だったそうだ。「力を蓄えてきてほしいと思っている。なぜなら来シーズン、我々にはさらにタフなシーズンがまっているからだ。マドリーのようなチームは、今シーズンのような空白のシーズン(タイトルがないという意味だと思う)を続けることは許されないのだから。」 話は短く終わり、5分もかからなかった。話したのはバルダーノだけで、パルデサも他の選手たちも、話に割って入ったり、「会長の右腕」の話が終わった後に話したりすることもなかった。
ペジェグリーニは、現在まだ直属の上司であるバルダーノの言葉を待ち続けていた。彼自身は何も付け加えなかったが、バルダーノから言及されることもなかった。クラブは、ペジェグリーニが来シーズンも続けないことを決定しているが、バルダーノはペジェグリーニとコミュニケーションをとるのに、興味を持つ人たちがいる中で、ましてロッカールームでというのは、最善のシナリオだとは考えなかった。(ここだいぶいい加減かも)

フロレンティーノ、チリ人と
一方で、フロレンティーノ・ペレスは昨日、新経済フォーラム(Foro Nueva Economio)のランチョンミーティングで、チリのセバスチアン・ピニェラ大統領と偶然出会った。チリの大統領は、ペジェグリーニを自身の国(チリ)の代表監督として見たいだろうかと質問し、マドリーの会長はいたずらっ気のある笑顔で逃げた。「私は、ペジェグリーニがレアル・マドリーで良いポジションに着けなかったことを残念に思っている。いつか、彼はチリの代表監督になるだろう、絶対に。」 ピニェラもまた、彼の同胞であるペジェグリーニが、来シーズンのベルナベウのベンチに座らないだろうということを思い、そうコメントした。
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最終節の2日目

2010-05-18 06:38:50 | football
マドリーの最終日
いつもどおり10時30分からのトレーニング。とはいっても、室内での調整のみで終わったようです。ピッチでペジェグリーニが指揮する最後のトレーニングであったはずだがキャンセルされたのだ、とMARCA。また、ホルヘ・バルダーノが、選手たちを訪問し、1年間の労をねぎらったとのこと。
この後は、バカンスをスタートする選手たち、W杯に向けた準備に入る選手たちと分かれます。ラウルはしばらくリハビリ継続だろうか。

夏の予定はまだ何にも決まっていません。再集合日も集金ツアーも何も。ペジェグリーニか、そうでないかも。とりあえず、CLファイナルのホストというクラブ的ビッグイベントがあり、いろいろ動くのはその後だろうと思います。


全日程終了

 1(99)バルセロナ
 2(96)レアル・マドリー
 3(71)バレンシア
 4(63)セビージャ
----------------------↑CL
 5(62)マジョルカ
 6(58)ヘタフェ
----------------------↑EL
 7(56)ビジャレアル
 8(54)ビルバオ
 9(47)アトレチコ
10(47)デポルティーボ
11(44)エスパニョール
12(43)オサスナ
13(42)アルメリア
14(41)サラゴサ
15(40)スポルティング
16(39)ラシン・サンタンデール
17(37)マラガ
----------------------↓Segunda
18(36)バジャドリ
19(36)テネリフェ
20(34)シェレス


セグンダ行きは、オサスナと引き分けるのが精一杯だったシェレス、後半ロスタイムに失点したテネリフェ、カンプノウではさすがに厳しかったバジャドリ。ラシンは最後カーサで勝利し、脱出。マラガは降格圏から1ポイント差での残留で、もしマドリーが勝ち越してバレンシアがロスタイムにゴールしたりしないでいたら、両クラブの運命は入れ替わっていたわけですね。(ポイント並んでいたらどうなったんだろう?)

マドリーには、「最後くらいきっちり勝てよな」と思わないでもありませんでしたが、張りつめた表情で試合を見つめるフェルナンド・サンスのギリギリの様子を見ていると……。フェルナンド・サンス、ピッチを見る視線が、フィールド全体を見るように忙しなく左右に動いてましたが、あれはやっぱり、元選手だからなんだろうなあ。残留が決まった瞬間に緊張の糸が切れたかのようにがっくり脱力、よりによってフロレンティーノ・ペレスに励まされる様子を見て、マラガが残れる展開になったのも、これはこれで良かったんだな、と思った。


マジョルカ
あまり詳しく読んでいないのですが、マジョルカにUEFAのコンペティションに参加するライセンスが下りた模様。クラブの財政状況の問題で、許可が下りないのでは、という話もあったようですが、これで無事に来シーズンはELに出場することができます。


シャンパンまで用意してたんだなあ……

所感

2010-05-17 07:01:17 | football
09/10 Liga Espanola 1a divicion Jornada 38
Malaga 1-1 Real madrid C.F.


GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、アルビオル、ガライ、マルセロ
MF:ガゴ(59、グティ)、シャビ・アロンソ、グラネロ(71、ベンゼマ)、ファン・デル・ファールト(81、ドレンテ)
FW:クリスチアーノ・ロナウド、イグアイン

お疲れ様でした。1つも落とせない、引き分けすら許されないプレッシャーが続く中で、よろめきながらも3ポイントずつ積み上げてここまできたのは、立派だと思います。本当によくやった。
ただ、こうなってみると、やはりクラシコをどうにかしてでも勝つか少なくとも引き分けておくべきだったんだな、と思います。06/07シーズンの、最終節で優勝を決めた試合の時にも、クラシコが持つ意味が大きかった、とここで書きました。あの時は、バルサと勝点で並び、直接対決(=クラシコ)の結果でマドリーが優勝できた。やはり直接のライバルを叩かないことには、優勝はできないもんだよな……。なので、来シーズンは、決定的な試合での勝負強さとかメンタルの安定とか、そういうところが強くなったマドリーが見たいと思います。
オフシーズンには、出たり入ったり、辛いこともあるだろうけど。

マドリーの皆さん、一応今日(月曜)も、トレーニングスケジュールが組まれています。


感想追加。
カカがベンチにも入らなかったのは、ちょっと驚いた。確か、1日か2日前のASか何かに、ハムストリングが~とか書いてあった気がするけれど、公式では何も言っていなかったと思うので。
負傷上がりのファン・デル・ファールトが、いきなり先発で登場。ラフィ、本当にがんばったシーズンだよな、と思う。ラフィがマドリーに来る前には、相当な自信家だとか、我侭だとか、プニプニしやすいとか、そんな感じの情報も聞いてましたが、本当に尊敬すべき選手になっていると思う。体勢崩れて倒れた状態からの、それでも打ったシュートが決まる。
クリスチアーノは、途中でどこか痛めたのかな。前半途中で、ふくらはぎのあたり蹴られたのとか。あの後、あまり走らなくなったし、ドリブルする機会もぐっと減ったように思えた。そのまま90分コンプリートしていたから、大丈夫だろうとは思いますが。
同じ負傷の気配というなら、ガゴも、でしょうか。早めの交代の後、途中でベンチからロッカールームへ下がっていったので。何ともなければベンチで試合を見ていたはずで……。
ベンチで既にアマリージャ1枚もらってから途中出場、という実にらしい言動のグティ。その熱意が疑われることがいろいろ言われたりしていたけど、ベンチだろうとピッチだろうと(自宅で見ているクラシコだろうと)、マドリーのためにヒートアップするのはグティにとっては当然のことなんだろう。だから、実に彼らしい。でも、ピッチに出てからも危なくて、2枚目いくんじゃないか?と冷や冷やしました。ウンディアノ・マジェンコ、ちょっと気を遣ったんだろうか。

試合は、何かバタバタして始まった。選手の間に変なズレが感じられて、「なんだかなあもう」と思う。シャビ・アロンソとかガゴとか、中盤も含めて守備が、この試合では(でも)危なっかしいというか、行き過ぎたり行き遅れたり。1、2歩ずつずれてる感じ。で、失点。
試合全体を見たら、ボールポゼッションも高かったし試合を支配していたことになるんだろうけど、フィニッシュに近づくとうまくいかないというか……。しかも、サイドを破られたりとか、危ないシーンの方が記憶に残ってる気がする。
時間が経過するにつれ、バルサの試合経過を知っていたんだろうか、モチベーションが切れていったのは仕方ないか。とはいえ、最後までゴールに向かう姿勢があり、ピッチ上で気持ちが切れた様子を見せないでいた(と見えた)のは立派だと思う。

スタンドには、ペペやカカ、ラウル、ラジオを聴いている動くデラレ。

最終節の1日目

2010-05-16 14:18:45 | football
最終節の1日目、CL出場権争い(セビージャ、マジョルカ)とEL出場権争い(ヘタフェ、ビジャレアル)がありました。関係する試合の中でアトレチコvsヘタフェについては、今夜放送がありますので(相変わらず厄介だなWOWOW)、下の方へ。

アスレチック・ビルバオ 2-0 デポルティーボ・ラ・コルーニャ


特に重要な順位が関わっているものではなかった対戦。ですが、エチェベリアのサン・マメスでの、現役最後の試合。

エチェベリア
「感動的な瞬間になるだろうと思っていたが、その場になってみると、多くのイメージが頭に浮かんだ。試合の間中、考えるのを止められなかった。でも今、私はたくさんの思い出を持ち、苦しい時を通り過ぎた。幸せの涙だ、忘れられない瞬間を、この先ずっと持ち続けていくよ。」
「こんなにも愛され評価されたと感じることは、これまで過ごしきたどんなデリケートな状況についても、その埋め合わせになる。15年間続けてこられたことは、夢のようだった。」


アルメリア 2-3 セビージャ
マジョルカ 2-0 エスパニョール

ついにマジョルカがCLか…と思いつつ見ていたアルメリアvsセビージャの試合、後半ロスタイム。あんな時でないと決まらないような、もうわけわかんないすごいゴール。セビージャ大歓喜、と共に、既に勝利で試合を終えて、セビージャの試合が恙無く終わることを待ち望んでいたマジョルカの選手たちが、一気にうちひしがれるシーンが。マジョルカ、大躍進でした。4位セビージャCL予備予選出場、5位マジョルカEL出場権、確定。
この試合、セビージャのネグレドは、今期3回目の一発ロハにて退場、コパ・デル・レイのファイナル欠場が決定。なんかネグレド、セビージャであまり良い印象が残せていないように思う…。


アトレチコ 0-3 ヘタフェ
サラゴサ 3-3 ビジャレアル


EL王者のアトレチコを、ヘタフェの面々はパシージョで讃える。EL出場権が手の届くところにありモチベーションの高いヘタフェと、ミッドウィークにELファイナル120分を戦い歓喜に酔いしれた、メンバー抑え目のアトレチコでは、この結果は当然なのかもしれない。
勝たねばならず、かつアトレチコがヘタフェをどうにかしてくれることを望んでいたビジャレアルでしたが、こちらはサラゴサと打ち合いで終戦。6位ヘタフェEL出場権、ビジャレアルは7位が確定。



暫定:最終節1日目終了時
(* = 最終節未消化)

 1(96)バルセロナ*
 2(95)レアル・マドリー*
 3(68)バレンシア*
 4(63)セビージャ
----------------------↑CL
 5(62)マジョルカ
 6(58)ヘタフェ
----------------------↑EL
 7(56)ビジャレアル
 8(54)ビルバオ
 9(47)アトレチコ
10(47)デポルティーボ
11(44)エスパニョール
12(42)アルメリア
13(42)オサスナ*
14(41)サラゴサ
15(40)スポルティング*
16(36)バジャドリ*
17(36)ラシン・サンタンデール*
----------------------↓Segunda
18(36)マラガ*
19(36)テネリフェ*
20(33)シェレス*

※現時点での残留争いエリアの順位が、参考にするものによって違っている感じです。ややこしい…。

皆でマラガへ

2010-05-15 20:20:51 | football
マラガ戦召集選手
トップチーム全員。

2009/2010シーズンのリーガ・エスパニョーラ最終戦、フエラのマラガ戦を日曜日に控え、マドリーの選手たちは非公開で最終調整。トレーニング終了後、マヌエル・ペジェグリーニは、トップチームのすべての選手をマラガに帯同することを決定した。召集リストには、現在負傷している選手やサスペンションの選手はもちろん、ルベン・デラレも含まれている。

ASから、ざっくり訳。
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レアル・マドリーの監督、マヌエル・ペジェグリーニは、マラガと対戦する今シーズンのリーガの最後の試合に向けて、ルベン・デラレを含む、すべての選手を招集しマラガに向かうことを決めた。この試合では勝利し、かつバルセロナがつまづくことで、マドリーにタイトルがもたらされることになる。
ファン・デル・ファールトとグティについてはフィジカル上の問題があるが、ペジェグリーニは彼らを帯同することを決定、今後24時間での回復の状況を見ていく。
従って、召集選手は以下のとおりとなった。

GK:イケル、デュデク
DF:セルヒオ・ラモス、アルベロア、アルビオル、ガライ、マルセロ、ペペ、メツェルダー
MF:ディアラ、ラス、ガゴ、シャビ・アロンソ、カカ、グティ、ファン・デル・ファールト、グラネロ、ドレンテ、デラレ
FW:ベンゼマ、イグアイン、クリスチアーノ・ロナウド、ラウル


召集リストの中には、サスペンションのアルベロア、負傷からの回復中であるペペとラウルといった、ペジェグリーニが起用できない選手も含まれた。胃腸炎を患っていたグティは、土曜日は通常どおりのトレーニングを実施。しかし試合直前まで疑問が呈される可能性がある。
しかしながら、何よりもポジティブなことは、ルベン・デラレが含まれたことに違いない。ペジェグリーニは彼をこの特別な時に彼を含めることを望んだ。このラ・ロサレダの試合は、ペジェグリーニにとってレアル・マドリーの監督としての最後の試合となる可能性があり、その意味ではペジェグリーニにとっても特別なものである。チャンスがほとんどないとしてもマドリーが優勝したと宣言できる可能性があるため、まただからこそ、ペジェグリーニはデラレを召集し、この時に他の仲間たちと共にいられるようにすることを望んだのだ。
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すべてが決まるリーガ最終戦、喜びも悲しみもチーム全員一緒に。ペジェグリーニ、心のある人だな、と思う。マドリーの選手たちが、こぞってペジェグリーニでのチームの継続を口にするのも、わかる気がする。


フベニールA祝福

5月9日に行われた、フベニールのコパ・デ・カンペオネス(各地域のリーグ戦で優勝したチーム同士のファイナルトーナメント)で優勝したマドリーのフベニールAチームを、15日のトレーニング終了後、トップチームの選手たちが祝福する、というイベントがありました。


選手たちが集まったのは、バルデベバスのトレーニンググラウンドのどれか。こういうときに真っ先に祝福しに行くのは、やっぱりラウル(松葉杖が片方だけになった)。選手・スタッフ全員と握手。次いでこちらもカンテラ出身の、グラネロ。次々に選手たちが集まり、特にイケルやグティ、アルベロア、アダンといったカンテラ出のお兄さんたちからのお祝いは、良いものだっただろう、と公式。ペペとマルセロは、アリピオやロドリゴとおしゃべりをし、ディアラはフベニールの選手たち相手にジョークを言っていたとのこと(笑ってもらえたかな)。
その後フベニールAの3人のカピタンたちはベルナベウへ移動し、バルダーノやパルデサに挨拶、ロッカールーム(マドリー側の)やピッチを案内されたそうです。

記事の内容と直接関係ありませんが、公式ページ内のビデオには、どうやら普通に動けるらしいグティの姿が。お腹を撫でさすっているけど。まさか、まだ痛い…?


着いたよ & サインだよ

マドリーの選手たちは、夕方バルデベバスに集合した後マラガへと出発。ラウルは、もう松葉杖なしで大丈夫?(自分で荷物もって歩いてた)。マラガ現地では、バスを降りてホテルへ入ろうとしたクリスチアーノに、中身が半分くらい入ってキャップが閉まっている500mlペットボトルが投げつけられた(外れて誰にも当たっていない)、という事件も…。
画像は見つけられていませんが、公式の記事内のビデオでは、ちゃんとデラレが確認できます。




サイン担当は、ペペ&マルセロ。

脱線

2010-05-15 08:29:09 | football
社交場
12日にはラウルとクリスチアーノ・ロナウド(あとジダンも)が観戦していたマドリー・オープン、クリスチアーノは13日も観戦に行っていたようですし、14日に至っては、マドリーの関係者が大挙して(ちょっと大げさ)ナダルの試合とフェデラーの試合を観にやってきた様子。イケル(&いまの恋人)、ラモスとイグアイン、アルビオルとアルベロアとシャビ・アロンソ、ラウル家(の一部。奥様と少なくとも子供2名)、そしてペジェグリーニ。ラウルとペジェグリーニが並んで座る、その上の段には、バルダーノとフロレンティーノ・ペレス。怖いな~。
MARCA画像集





大切な最終戦まであと2日ですが、こんな感じに楽しんでおります、マドリーの皆さんでした。


おまけ
今週末、F1が行われますモナコにて、恒例の大公殿下の道楽、ドライバーや関係者等を集めたチャリティマッチが行われた模様。サッカーの、です。
去年か一昨年だと思いますが、試合の映像を見ていたら、ベッテルがけっこう真面目にサイドバックやっていて面白かったのを覚えています。






回復祈願

2010-05-15 01:45:28 | football
胃腸炎でメディカル情報が出るグティ
トレーニング実施前にメディカルチェックを行った結果、本日、ホセ・マリア・グティエレス・“グティ”は、激しい胃腸炎のため、食事に気をつけて自宅で休養するよう指示を受けた。今後24時間での回復の様子を待つ。
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木曜から胃腸炎の兆候があったとか、回復具合によってはマラガ戦への召集がなくなる可能性もある、というニュースも。なんとか回復して、明日にはトレーニングに出てこられるようになってくれれば…。
こうなると、試合が日曜日で、ちょっとは余裕があってよかった。と思うことにします。




金曜のトレーニング
ということで、金曜のトレーニングで全体練習を外れたのは、ラウルとぺぺとグティ、の3名でした。この日は、カンテラーノスの召集もなし。

マドリー

2010-05-14 07:00:18 | football
木曜日のトレーニング
グティが室内調整組に戻ってきてしまいました。でも特に負傷とかどこがどう悪いとか、そういったニュースはない様子。グティなりの調整だと思うことにしておきます。
そのほかの選手は特に問題なくトレーニング。カンテラからは、ベラージョス、ファナン、クリスチアン、モスケラの4人が、トップチームのトレーニングに参加。





1日遅れてしまった

アトレチコおめでとうございます。

嬉しそうな皇太子さんとか(いつも他のチームに立ち会わないといけなかったかですしね)、エスペランサ・アギーレとかデルボスケとかヘタフェ会長のアンヘル・トーレスまで出かけていた偉い人ご一行の様子とか、いろいろ楽しそうな記事があったのですが、そこまで手が回らなかった(マドリーのニュース自体ろくに拾えてない)。とりあえず画像を見て「おめでとー」と思っております。






おまけ
試合後のラファに突撃していたらしい2人。その他画像

小さな差

2010-05-12 23:47:27 | football
Si o No
11日が予備登をも含む30人のメンバー申請の締め切りだったそうで、各国は、W杯南アフリカ大会に向けた代表選手/代表候補選手を次々に発表。やっぱりマドリー中心に見るわけですが、何か今大会は、喜びも悲しみも…と、どっちつかずな気分にさせられる感じ。

○ブラジル代表:カカは入ったけどマルセロは入らなかった(マルセロは予備登録)
○アルゼンチン代表:イグアインは入ったけどガゴは入らなかった。ガライも入らなかった
○フランス代表:ラスは入ったけどベンゼマは入らなかった

それぞれの監督には、主義も主張も、思い描くチーム図も戦いの画もあるんだろう。としても、なぜ入らないのだとか、入れて欲しかったのに、とも思う。マルセロ、ここ最近は守備も安定してきているし、攻撃に熱心、前線が合わせやすいパスやクロスを送るのとか、良い特徴になってきているのに。ガゴも、一時期の絶望的な状況でも腐らずにコンディションを整え、久しぶりで与えられたポジションを掴んで離さず献身的なパフォーマンスを続けていたのに。だめですか(マラドーナが何考えてるのかはさっぱり。カンビアッソいらないって、なんでだ)。2人とも若いし、まだまだ先があるから、と考えられるのが救い。

マドリーからは、イケル、セルヒオ・ラモス、アルベロア、アルビオル、シャビ・アロンソ(以上スペイン代表候補)、クリスチアーノ・ロナウド、ペペ(以上ポルトガル代表候補)、ファン・デル・ファールト(オランダ代表候補)、ラス(フランス代表候補)、イグアイン(アルゼンチン代表候補)、カカ(ブラジル代表)、マルセロ(ブラジル代表リザーブ)


本日のトレーニング

今日のニュースは、ファン・デル・ファールトとグティが、全体と同様のリズムでトレーニングを行うことができた、ということ。ラフィ、本当に最終節に間に合うのかもしれない。
ラウルは今日も1人室内でのリハビリ、ペペは室内メニューとピッチ上でのメニューをこなしている。
今日は、カンテラからは、クリスチアンとファン・カルロスの2名がトップチームのトレーニングに参加。

本日、マルセロは22回目の誕生日。トレーニング冒頭の訓話タイムで、集まった皆から拍手をもらったらしい。

最終節、アルベロアはぴったり10枚目の満期で、出場できないそうです。記事見て初めて気づいた。今のところ、マラガ戦の最終ラインは、右からセルヒオ・ラモス、アルベロア、ガライ、マルセロ、となる模様。


送別会

トレーニング終了後、マドリーの選手たちは、アサドール・ドノスティアラで、今期での退団が正式に決まっているクリストフ・メツェルダーの送別会を行ったそうです。サルガドさんが遊びに来てる! ラウルはまだ松葉杖取れないんだ…。(ASの画像集s


2009/2010のリーガも残り1試合、そしてすべてが決まる。レアル・マドリーは最後の試合を、日曜日にラ・ロサレダで戦う。この試合はまた、クリストフ・メツェルダーにとっては、レアル・マドリーの選手としての最後の試合、3シーズンをこのクラブで過ごした後では彼にとって特別な試合となるだろう。しかし今日、チームの他のメンバーは、アサドール・ドノスティアラでの食事で彼との送別会をすることを望んだ。メツェルダーは「とても感動しているし、このユニフォームを着てこうした選手たちと共に戦ったことを誇らしく思う。」と述べた。そして、元チームメートでありよき友人であるミチェル・サルガドが、この日にメツェルダーと共にいることを望み、ラウルと共に食事にやってきた。

クリストフ・メツェルダー
「こうしたやり方でさようならを言えるようにしてくれた、このクラブのすべてに感謝する。」
「私は、私の仲間たちにさようならを言いたかった。なぜなら、皆にはとても感謝しているからだ。ここで、皆の傍でプレイできたことをとても誇らしく感じている。この3年間を十分に楽しんできた。私は、いつでもマドリディスタでいるだろう。」
「フットボールではすべてが可能だ。私たちは、マラガでの勝利を求めていくつもりだ。リーガを勝ち取るためにね。




おまけ

並んでテニス観戦(マドリー・マスターズでのラファ・ナダルの試合)。

道は複雑で

2010-05-11 22:35:49 | football
グティ:(今のところ)決断は堅い
もう、連日辛い気分になることばかりですが、現時点で本人がそうだと言っていることでもあります。現時点で、ですし、最終戦が終わって改めて話し合いの場があるわけですが。
そんなグティのコメントをASから
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ホセ・マリア・グティエレス・“グティ”は、レアル・マドリーを離れるという彼の決断が断固として取り消す余地のないものであることを改めて明言し、会長もゼネラル・ディレクターも、グティの立ち居地を理解しているのだということを確実に保証した。
「ホルヘ(バルダーノ)も会長も、俺が望むものを理解している。リーガが終わったら、話し合いをする時となるだろう。でも俺の決断は済んでいる。」 と述べたグティはまた、彼の来シーズンの行き先を示すヒンも具体的にしなかった。
「俺はイスタンブールも、ロシアも、アラブの国々も、イングランドも、イタリアも、スペインも好きだな…。」

(リーガの最終戦を日曜日に控えて)
「タイトル獲得は95%バルサに有利だろう。俺たちには少しのチャンスしかない。でも、俺たちはトライしていく。バルセロナが敗れるだろう、と言うことは難しい。でもバジャドリーも大いに戦うはずだ。だから、バルサにとっては難しい試合になるだろう。」
(最後1パラグラフさぼり)
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OBのことば:フィーゴ
フィーゴが、モウリーニョがインテルを出るかどうするか...といったことについて答えている記事ですが、ラウルとグティの将来について触れている箇所があったので抜書き。MARCAから
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レアル・マドリーのカピタン、ラウルの別れという仮説について、彼の元チームメイトであるフィーゴは、既に「その話題については、ラウルと話したことがある」と言った。
「彼には、私が彼にとって良いことだと思っていることをアドバイスをするよ。友人として、彼は私がフットボールの最後の数年間は幸せでなければいけない、楽しまなければいけないと思っていたことを知っている。そしてもし、彼がマドリーにいるというなら、それが良いということなのだ。もしそうでないなら、ラウルは、彼と彼の家族にとって何が良いかを探す必要がある。彼がすべてをマドリーに捧げてきたキャリアの後では、悪い感触で終わることがあってはならないからだ。」

レアル・マドリーのもう1人のカピタン、グティの別れについては、フィーゴは彼のクオリティと親しみやすさに光を当てた。
「私は、グティには彼なりの在り方がある、と思っている。彼は素晴らしいフットボール選手であり、クラブの役に立つようできることをすべて捧げてきた。彼を良いものと理解する人も、悪いものと理解する人もいることだろう。しかし私は、チームメイトとして、彼を、彼のクオリティを、彼との友情を楽しんだのだと思っている。最高のやり方でキャリアを終わること、幸せであることが重要なのだ。」
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ラウルと親しくしていたフィーゴ(ラウルも、ミラノに遊び・観戦に行ったりしてたし)、彼なりの考えでラウルの相談にのっていたんだろうと思います。フィーゴのアドバイスは、もう自分のことだけを考えればいい、自分にとって一番良い決断をすれば良いんだよ、ということ。マドリーのカピタンとして常に謙虚で物分りよく従順であること、を捨ててどこかに新しい居場所を見つけるとすれば、それはラウルは楽になるだろう。それも、幸せになる(であろう)道のひとつ。


OBのことば:ジダン
ペジェグリーニが来期も続けるかどうかについては、まだ今期があと1試合残っているのに、かなり危うそうな流れになっています。スペイン紙では、既にモウリーニョが来ることが前提のような報道も。
ペジェグリーニについては、国王杯での無様な敗退、CL決勝トーナメント敗退、クラシコ2タテ、と重要な試合で結果を残せなかったことから、やや印象が悪いのも事実。とはいえ、選手たちから信頼され支持されていることも事実であり……。
という状況下で、フロレンティーノ・ペレスの相談役である(はずの)ジダンの発言を、ASから

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「私は会長に、監督の長期政権について私が考えることを進言した。私は(ペジェグリーニに)継続して欲しいと考えているが、しかし私は学ぶためにここにいる。会長がボスであり、決断を下す。彼がどうするか見てみよう。」
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そうするとつまり、「やっぱり会長はペジェグリーニ継続に反対なんですね?」 と思ってしまうわけですが…ジダンさん。


くちなおし1
なんか不安感の高まる話題ばっかり続きますんで、とりあえずこんな小ネタ。

先日のマジョルカ戦、クリスチアーノ・ロナウドがハットトリックを達成した試合後、アルベロアが入手してきた試合球に選手全員がサインを入れてクリスチアーノニプレゼントした、という話。セルヒオ・ラモスがサインと共に「俺のアシストのおかげ・・・」と書いたことは載せましたが、それ以外のちょっとしたメッセージが、クアトロの動画で取り上げられていました。

「リーガのためのハットトリック(Hat-trick por la Liga)」 前の記事でも紹介したこれを書いたのはシャビ・アロンソらしい。
「おめでとう、ポルトガルの。ジムで会おうね。(Enhorabuena portugues. Te veo en el gym)」 アルベロアより。なんだ、きんにく仲間か。
「ピラティーニャ(Piratinha)」 byグラネロ。海賊ちゃん。




くちなおしにもならない
当ブログは、タブロイド的ゴシップネタを不得意にしておりますが、うっかりみかけてしまったので…こんな時になんですが。

映画のプレミアム試写会などとなれば、ガライとなかよく登場、と浮いた話のみられなかったイグアインですが、ルシアナ・サラザール(Luciana Salazar。極めて肉体系の女優? ぐぐってください)なる人物との親しい交流が噂されているらしいようなそんなような。

春だな……。
(お相手さんの方が百戦錬磨ぽいんで、イグアインの今後の成長が、ひっそり心配です。おおきくなれよ。)


正しい口直し:トレーニング再開
日曜月曜と2日間の休みを経て、マドリーの皆さんはトレーニングを再開。
・グティ、負傷から回復中のペペ、ファン・デル・ファールトと共に、ランニングを中心とした別メニュー。
・ラウルのみ、ピッチには入れず室内でのトレーニング、負傷箇所のケア。
・カンテラからは、ファンフラン、クリスチアン、ファナンがトップチームのトレーニングに参加。

リスト

2010-05-11 07:24:16 | football
スペイン30人
日本のニュースは書きませんが(オカがんばれー)、スペイン代表候補30名が発表されていたのでこちらを。いつもスペイン代表の発表って、現地12時とか13時頃(日本時間で20時くらい)が多いと思ってたのですが…ていうか発表あるなんて知らなかった。マドリーからは5名が選出。新しい可能性の顔も。

GK:
 イケル・カシージャス・フェルナンデス(レアル・マドリー)
 ダビド・デ・ヘア・キンターナ(アトレチコ・マドリー)
 ディエゴ・ロペス・ロドリゲス(ビジャレアル)
 ホセ・マヌエル・レイナ・パエス(リバプール)
 ビクトル・バルデス・アリバス(バルセロナ)

DF:
 ラウル・アルビオル・トルタハダ(レアル・マドリー)
 アルバロ・アルベロア・コカ(レアル・マドリー)
 セサル・アスピリクエタ・タンコ(オサスナ)
 ジョアン・カプデビラ・メンデス(ビジャレアル)
 カルロス・マルチェナ・ロペス(バレンシア)
 ジェラール・ピケ・ベルナベウ(バルセロナ)
 カルレス・プジョル・サフォルカーダ(バルセロナ)
 セルヒオ・ラモス・ガルシア(レアル・マドリー)

MF:
 シャビエル・アロンソ・オラーノ(レアル・マドリー)
 セルヒオ・ブスケツ・ブルゴス(バルセロナ)
 フランセスク・”セスク”・ファブレガス・ソレール(アーセナル)
 アンドレス・イニエスタ・ルハン(バルセロナ)
 ハビエル・マルティネス・アギナガ(アスレチック・ビルバオ)
 マルコス・アントニオ・セナ・ダ・シルバ(ビジャレアル)
 ダビド・ヒメネス・シルバ(バレンシア)
 チャビエル・エルナンデス・クレウス(バルセロナ)

FW:
 サンチアゴ・カソルラ・ゴンサレス(ビジャレアル)
 ヘスス・ナバス・ゴンサレス(セビージャ)
 ファン・マヌエル・マタ・ガルシア(バレンシア)
 ペドロ・ロドリゲス・レデスマ(バルセロナ)
 ダニエル・ゴンサレス・グイサ(フェネルバフチェ)
 フェルナンド・ジョレンテ・トーレス(アスレチック・ビルバオ)
 アルバロ・ネグレド・サンチェス(セビージャ)
 フェルナンド・トーレス・サンス(リバプール)
 ダビド・ビジャ・サンチェス(バレンシア)
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FWリストがやたら長いですが、カソルラとかヘススナバス、マタもこっち入ってますので(ASだとMF扱いだった)。余談ですが、選手の名前をぜんぶ書くのって面白い。
…デル・ボスケは、第3GKを、即戦力にするのか若手の経験の場にするのか、どっちでしょう。少なくともお目付け役的ベテランではない様子(イケルが超ベテランなんでそれで十分)。


ペペ:ポルトガル代表
MARCAによると、ペペがポルトガル代表入りしたとのこと。ただしカルロス・ケイロスのリストには24名。ペペのフィジカル状態を見極めて後、最終の23名に入るかどうかが決まるようです。