けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

逆転

2010-10-31 05:11:25 | football
10/11 Liga Espanola 1a divicion Jornad 9
Hercules 1-3 Real Madrid C.F.

エルクレスの得点:ダビド・トレセゲ(3)
マドリーの得点:アンヘル・ディ・マリア(51)、クリスチアーノ・ロナウド(81、85)

GK:イケル
DF:セルヒオ・ラモス、ペペ(77、ベンゼマ)、カルバーリョ、マルセロ
MF:ケディラ、シャビ・アロンソ、ディ・マリア、エジル(85、アルベロア)
FW:クリスチアーノ・ロナウド、イグアイン(85、アルビオル)

ベンゼマ、がんばったなあ。

ベンゼマ、試合後のコメント
レアル・マドリーでのパフォーマンスについて非常に疑問視されていたベンゼマだったが、1-3でエルクレスに勝利した試合後、良い感触があることをコメントした。「試合前に、ミステルと話し合った。彼は、僕がピッチいの中でたくさん貢献できると言ってくれたし、今僕は、理性的な(分別がある)状態だ。」
試合については、「僕たちは3ゴール決めた、これは首位でいるためにとても重要なことだ。難しいピッチだったし、相手は素晴らしいチームだった。」とコメントしている。
最後にベンゼマは、このピッチでの自身のパフォーマンスについて、とても満足していることを保証した。「僕はクリスチアーノのゴールをアシストできた、これが嬉しいよ。」 そして、今は最高のベンゼマが見られるのかと聞かれ、ベンゼマは、「そうだ、今そうなんだよ。」と躊躇せずに答えた。


ながい覚書・感想
試合、面白かったです。勝てたから言えるのかもしれませんが、でもここしばらくリーガでは大量点で圧勝していたマドリーが、この試合では先制点を許し、ハイテンションな相手に手こずる展開。前半はそのハイテンションに付き合って、攻撃のペースが握れず、守備は左右に振られてバタバタでしたが、ハーフタイムで無事に修正が効いたようで、後半はマドリーの時間。追いつき、膠着した状況を覆すべく、やや意表をついた交代、目論見どおり勝ち越して守備固め…と、いろいろな思惑がはまって勝利まで持っていけたのは面白かった。

エルクレスは、ここまでバルサもセビージャも食ってきて、マドリーをカーサに迎えて、と最初からモチベーションが最高潮。先制された場面は、クロス上げられるところについていたマルセロより、トレセゲをフリーにしてウォッチしてしまったペペの責任かなあ。ペペは連戦の疲労なのか、ちょっと集中を欠いている感じが目に付いた。
今期初めて先制される展開で、ここからどう跳ね返すか、でしたが、なかなかマドリーは自分たちのペースに持ち込めず。試合が落ち着いているときや、ある程度チャンスが作れているときには、クリスチアーノが攻撃のリーダーだな、と思うようにもなってきたのですが、今日はガンガン来るエルクレスのペースに飲み込まれてしまった感じ。ここで自分も回りも落ち着かせられるような人が、攻撃の中心にいるといいんだけどなあ(というかクリスチアーノがそうなるべきなのか)。

1-0のままでハーフタイムでしたが、ここでモウリーニョがしかるべき修正とモチベーションアップを図ったらしく(イケルはそこを褒めていたが、どうやったのかは教えてくれなかった)、後半はマドリーが試合を手にできました。
前半のハイテンションがたたったのか、エルクレスは負傷者を出し、動きもすっかり落ちて、引き気味に。早い時間にクリスチアーノのミドルレンジのシュートから、跳ね返りをディ・マリアが蹴りこんで同点。その後、ペースは握ったもののスコアが動かない中で、モウリーニョはペペに替えてベンゼマ投入。モウリーニョは、守備の確実さは揺るがさない人だと思っていたので、最終ライン崩してまで前を厚くするとは思ってなかった、意外な交代でした。
で、ベンゼマさんがここでお仕事。ムルシア戦の前後から、これまで以上にベンゼマの態度・成績への疑問がマスコミで大きく取り上げられ、モウリーニョやチームメイトたちが口々にかばう中で、自分の得点にはならないまでも、2点目と3点目(アシスト)に絡む活躍。この試合でイグアインが、調子悪い・・・というほどでもないかもしれませんが、ちょっと動きが重く感じたので、ここでベンゼマがチームのリズムに乗ってくれるなら何より。というか、ゴールの輪の中でちゃんと笑ってるだけで、ほっとするよ。

勝ち越したところで、イグアインとエジルを下げ、今度はアルビオルとアルベロア、と守備固めを宣言するような2枚換え。どちらもベンチにいさせ続けるのはもったいない2人だけに、こんな展開で重要な出番が回ってくるのは嬉しい。2人が入ったとたん、若いのに後ろを任せて・・・とでもいうように、カルバーリョがボールを持ってぐいぐい上がっていくのには笑ってしまった。
守備固めのあとに3点目が入って、これで後は試合のクローズを待つだけ。最後の辺りは、マルセロまで含めて最終ライン5枚、シャビ・アロンソがその前に・・・と、がっちり守って終了。
ハードな展開でしたが、しっかり結果につながってよかった。この勢いのまま、水曜日はミラノ遠征です。

○マルセロ、あの、2点目の左からのドリブル!
○クリスチアーノ、ピチチまっしぐら。
○なぜか突然ボールが雪中仕様のようなまっきいろになってました。不思議。
○ベンチのカナレス、アルビオルにおしゃべりの相手をしてもらって楽しそう。
○おしゃべりには見向きもしないらしいアルベロア。
○ゴールをベンチで喜んでくれるのはデュデク。


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4 コメント

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Unknown (セルヒオ)
2010-10-31 19:50:39
終わった後、レアルいいチームだなぁ、面白い試合だったなぁと幸せな気分になりましたが、前半は今日はだめなレアルの日かと思いました。エルクレスも良かったんですが、連戦疲れの選手、3日間休んだ選手、怪我明けの選手がうまく噛み合ってなかったのか、なんか一歩後ろ気味なような。ハーフタイムのモウリーニョの話の内容知りたいですね!
後半の意表をつく交替はワクワクしました。ベンゼマはいつもより軽やかで動きがよく、結果につながって本当に良かった。まだまだ油断はできませんが団結した強いチームになってきましたね。

みんなでゴールを喜ぶシーン、デュデクが飛び出してきて喜ぶシーン、モウリーニョのガッツポーズ…録画もう1回観よう。
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Unknown (本人)
2010-11-01 08:10:28
私も今朝の再放送で、試合見直しました。苦しい時間もあったし、いつもどおりのパフォーマンスじゃない選手がいても、気持ちを切らさずとにかく自分の仕事を、というメンタルの強さも出てきた感じです。
11月は、ミラン戦、国王杯、アトレチコ戦、そしてクラシコと難しい試合が続きます。良い調子のまま乗りきって、結果を残してほしいですね。
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Unknown (チェキスト)
2010-11-01 20:15:43
こんにちは。
初コメントです。ジョゼを追ってチェルシー⇒インテル⇒マドリーとにわかマドリティスタですが・・・。
エルクレス戦のジョゼの選手交代、チェルシー時代を思い出して懐かしかったです。勝ちに行く強い意思を示すときは、ディフェンダー3枚にして、フォワードの枚数増やしたり、最後の数分のパワープレイ狙いでセンターバックをターゲットマンとして投入したり、退場者が出た直後、攻撃的な選手を投入したり・・・とジョゼ采配は、とても楽しかったです。これからマドリティスタの皆さんにも楽しんでいただけたらいいのですけど・・・。
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Unknown (本人)
2010-11-02 08:10:25
コメントありがとうございます。
エルクレス戦のモウリーニョの選手起用は、おお!って思いながらも、確かにワクワクして楽しかったです。攻撃だ、という選手へのメッセージが、同時にファンにも伝わる感じで。意表を突かれつつも、なるほどね、と納得できるんですね。この先も、どんな手が出てくるか、楽しみです。
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