けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

元17番、ルート引退

2012-05-16 07:49:01 | football



「昨日、私は最後のプロフェッショナルの試合を戦いました。」
と、スペイン語で語り始めたルート・ファン・ニステルローイ。最終戦後にはチームメイトたちに胴上げされていて、その時点でわかってたことなんでしょうね。ルート、お疲れ様でした。
日本語の記事は出てますが、ASのインタビュー記事訳。
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Q:いつフットボールからの引退を決めたのですか?
A:2月か3月ごろだった。そうしたら、引退するんだということで、俺の頭はすっきりした。前もって言いはしなかった。このチーム、クラブの大きな成功に割り込みたくなかったから。俺たちが人生をかけた戦いをしているのははっきりしていたし、それで何も言えなかった。俺にとっては、俺たちみんなが持っていた夢に向かって働き続けていくことの方がずっと重要だったからね。素晴らしいチーム、新しいプロジェクトの中で、素晴らしいシーズンだった。計画、アイディア、夢があった。今、一年を過ごして、いまおれたちはリーガ・エスパニョーラでの4位という順位で終わることができた。素晴らしい、すごいことだよ。

Q:レアル・マドリーとマラガ、スペインでのあなたのキャリアをどう評価していますか?
A:2006年に俺は30歳でレアル・マドリーに加入した。大きな誇りを持って振り返ることのできるステージだ。素晴らしいチームで戦うという幸運を得て、タイトルも獲得した。ベルナベウのファンからの愛情を感じるのは、本当に素晴らしいものだった。今シーズン俺はチャレンジしていたが、個人的な面では達成できなかった。そういう時が来たからね。1月か2月には、フットボールからの引退を考えていた。それがはっきりできたとき、俺は落ち着いて、チームをサポートし、ベンチから戦うという別のやり方を求めるようになった。俺はすべてをやったよ。

Q:マラガは契約延長をオファーしましたか? 今はどうするつもりですか?
A:クラブとの関係は本当に良いものだった。もう1年契約延長しようという話には、俺たちはいかなかった。クラブとのコミュニケーションははっきりしていて、クラブの人たちは俺の計画を、もうほとんど理解していた。今どうするつもりかって? わからないよ。ピッチにいる最後の時まで、俺はプロフェッショナルとして戦った。さようならを言うために戦ったんじゃない。俺はすべてを筑紫、最大限のものを尽くすために戦っていた。そして今は、自分の時間を家族や友人たちと分かち合い、将来におこるであろうことを見ていくだろう。

Q:あなたが今シーズンのマラガでできたことは? 夢が最後に実現しましたか?
A:この終わり方はスペクタクルなものだった。フットボールにさようならを言うのに、ほとんど36歳にもなっているのに引退を強いるような怪我もなく終わったというのは、ちょっとすごいことだと思う。それにこの幸せな結果、チャンピオンズに出場できる4位だ。チームは歴史に残るシーズンを送ったよ。

Q:あなたが戦ったどのチームのピッチでも、あなたはいつでも喝采を受けて去っていきました。こうしたことをどう感じますか?
A:本当に素晴らしいことだよ。どんなプロフェッショナルの仕事も、人々に幸せを与えるものだ。それが上手く達成できれば、それ以上嬉しいものはない。

Q:ラウルのような魅力的なオファーは受けましたか? マラガの、あなたがいたこのエキサイティングなシーズンをどう見ていますか?
A:俺の頭にはそういうこと(中東などでキャリアを終わること)はなかったけれど、可能性はあった。でも俺は、できるかぎり高いレベルでフットボールにさようならを言うことは、はっきり考えていた。そしてそれが、リーガ・エスパニョーラだった。世界でも最高のリーグで4位だ。俺の目標は、プレイすること、そしてこのリーグでできる限りのものをすることだった。マラガにとっては、チャンピオンズで戦う来シーズンは、とても若くて多くの成長があるプロジェクトのためにも、本当に面白いものになるだろう。

Q:仲間たちからたくさんのメッセージを受けたのでは?
A:フットボールの世界の人たちから、たくさんのメッセージが届いたよ。

Q:これからも持ち続けていく思い出は?
A:最後のものがいつでも最高だ。今シーズンは本当にスペシャルだった。俺たちは4位を祝った。俺たちより上には、レアル・マドリー、バルセロナ、バレンシアがいるだけだ。これはタイトルのようなものだし、永遠に俺の記憶に残っていくだろう。

Q:試合が終わって、チームメイトたちから胴上げされた時はどんな気持ちでしたか?
A:本当にいいものだった。俺は皆ととても良い関係を築いていた。俺が感じていることについては、フランクに話すことができていたし、彼らもあれが最後の試合だろうとわかっていたんだ。
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昨シーズンの冬、マドリーではイグアインがヘルニアの手術、ベンゼマもまだモウリーニョの信頼を得ていなくて、ルートの獲得の話がかなり現実的なところまで行って……。すごく期待が盛り上がって、ルートもいろいろ努力してくれたけれど、結局は実現しなかった。あれは本当に残念だったけれど、もしあの時マドリーに来ていたら、そのあとどうなっていたんだろうか……。最後はマラガで良かったのかな、と思ったりもしています。
過去の画像を少し見返してみて、いろいろありますけど、やっぱり06/07シーズンのギリギリで優勝を決めた頃のこととか、強烈ですね。終了間際に勝ち越しゴールを決めて、ユニを投げ飛ばして喜んだイグアインのユニフォームを掲げてあげるシーンとか、今でも大好きです。

El Paisの画像集








おまけ
前も載せたかなあ。これ、大好きなんです。

ルート、PKを失敗。相手選手、ルートの目の前に来て、バカにした態度をとる。
→その後(終了間際?)、ルート、ナイスゴール!!
→ルート、自分を馬鹿にした選手の目の前へ。無表情にガッツポーズしてやる。
→イエローカードを食らう。

本当に、お疲れ様でした。

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2 コメント

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Unknown (冷たい母)
2012-05-17 20:50:57
お馬さまは・・アニキが・・ほんまにお似合いのキャラでしたねね・・
二年目・・三年目・・怪我がなかったら・・もっとラウールとのコラボが楽しめたのにって・残念に・おもってました・・

私にとっては・・いっぺんに・・押し寄せてきてます・・
ユーベのデルピーとか・・ミランのピッポとか・・ネスタも加え・・
おまけに・・・ラウールは嫁の後押しにのっちゃたし・・涙・・・
一つの時代が・・終焉をむかえてるようんで・・さみしいです・・とっても・・
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Unknown (本人)
2012-05-18 21:38:53
このオフは、一時代を築いた選手たちの引退とか大きな環境の変化とか、いっきにきましたよね…。そんな時が来るんだなあと…しかも、昔いたクラブに戻っていくよりもアメリカとか、どこか国外とか…昔通りの夢みたいなものはなかなかうまくいかないものですね。

ラウルの移籍も、受け入れられるつもりだったのに、何かまだ消化しきれなくて…未だに記事にできません。こちらは何もできないし、切ないですよね…。
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