ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

知れば知るほど迷路に40ページ目

2009-03-29 16:44:35 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【40ページ】

田辺    いいえ逆なのです。

      今の私は、トップグループからどんどん離されていくマラソンランナ

      ーの気持ちなんです。

      走っても、走っても追いつかないのです。

      ワインの世界で広くって、奥深くて、高くて・・・・・・。

和音    田辺さんの、ワインの世界のイメージわかる気がします。

      ワインは世界各国で生産されているだけではなく、同じブドウ品種

      でも畑がひとつ違うだけでまったく別のワインになると言われ無限の

      広がりを感じますね。

田辺    ええ。そして熟成によってワインの味も変化していくでしょう。

和音    他の食物や飲料は、時間の経過と共に、品質の劣化が始まるが、熟成

      タイプのワインは、よりおいしく、複雑に変化する。

田辺    奥深さを感じるでしょう?

和音    そして、毎年万を超えるワインが生産され、新しい土台ができ、どん

      どん高く積み上げられていきます。

田辺    私、ソムリエとしてほんとうにやっていけるのかしら?

和音    これはね、勉強熱心で、探究心の旺盛なソムリエほど陥る悩み

      だと思うね。

田辺    勇気づけてもらってありがとう!

      これから、どうしたらいいのかしら?

和音    2,3アドバイスさせてもらっていいですか?

田辺    お願いします。


41ページに続きます。  和音のアドバイスとは?



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