ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

5 特急列車の売り子 108ページ目 

2011-10-13 22:51:19 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【108ページ】


 コーヒー店で待ち合わせた後、佐川社長と桃子は、彼女の歓迎会の店に向かった。


桃子     すばらしいお店ですね?

       でも外からは、ワインや食事を楽しめる店だとわかりませんね?

佐川社長   ああ、会員制の店だからね!

       この店では、20本まで持ち込みのワインをキープしてもらうことが

       できるのだよ。

桃子     社長もキープされているのですか?

佐川社長   キープしているよ。

       ロマネ・コンティで食事をする前に、乾杯用のワインをその中から

       持ってきてもらおう。


 この店のソムリエの一人が、ワインを一本持って来た。

ワインは、紙に覆われていてラベルを見ることができない。

ソムリエによって、二人のグラスにワインが注がれた。


佐川社長   このワインをテイスティングしてみて!

桃子     はい。

       コーヒーの香ばしい香り・・・・・。

佐川社長   コーヒー豆の種類は?

桃子     まるでモカのようだわ!

       そしてカカオの香ばしい香りも。

佐川社長   他にどんな香りを感じられますか?  


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