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「そう、その事件。
100%ジュースでも濃縮還元ジュースだと加工しているが、
ストレートジュースだとしぼり立てをパックしているので、
しぼり立てフレッシュジュースとして使用しても良いと思ったのだ。」
「悪意がなかったということね?」
「うん、そう思う。
次は、B型だが、B型の人の性格は?」
佐藤は、ママの陽菜に訊いた。
「B型の人って自己中心的なところがないかしら?
例えば、野良猫に餌やりをして、迷惑だからと注意されても、論点を変えて、
飼い主が捨てるから野良猫が増え、人に迷惑をかけるのだと反論する。」
「だからB型の社長は、食品偽装を指摘されても、論点を変えて反論する。
芝エビの代わりに使われていたバナメイの偽装は、バナメイのことを業界
では芝エビと呼んでいると反論していたね。」
「でも本心は違うかも?」
「本心は違うって、やはり偽装だと思っていた?」
佐藤はママに訊き返した。
すると、陽菜は首を振った。
「いえ、客は、バナメイと芝エビの味の違いは絶対判らないって!
判らない客に芝エビを食べさす必要がないって考えていたのよ」
「そう、その事件。
100%ジュースでも濃縮還元ジュースだと加工しているが、
ストレートジュースだとしぼり立てをパックしているので、
しぼり立てフレッシュジュースとして使用しても良いと思ったのだ。」
「悪意がなかったということね?」
「うん、そう思う。
次は、B型だが、B型の人の性格は?」
佐藤は、ママの陽菜に訊いた。
「B型の人って自己中心的なところがないかしら?
例えば、野良猫に餌やりをして、迷惑だからと注意されても、論点を変えて、
飼い主が捨てるから野良猫が増え、人に迷惑をかけるのだと反論する。」
「だからB型の社長は、食品偽装を指摘されても、論点を変えて反論する。
芝エビの代わりに使われていたバナメイの偽装は、バナメイのことを業界
では芝エビと呼んでいると反論していたね。」
「でも本心は違うかも?」
「本心は違うって、やはり偽装だと思っていた?」
佐藤はママに訊き返した。
すると、陽菜は首を振った。
「いえ、客は、バナメイと芝エビの味の違いは絶対判らないって!
判らない客に芝エビを食べさす必要がないって考えていたのよ」