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補佐役の対応能力が問われる時代

2018-04-16 10:35:29 | 歴史から学ぶ

@世話役・参謀・副社長は会社の経営をする上でもっとも社長の信頼を得た者がなる、信頼関係が強固で一対でなければ成り立たない。この小説では第4代徳川将軍家綱の弟綱重の長男として生まれ、元服後甲州藩主となる。その後第5代将軍に家綱の弟綱吉がなり、綱吉の隠密補佐役となる。新見左近と名のり市中での出来事を報告、事件を解決する役割で、特に大名旗本の動きを将軍に代わって探り、不信な出来事を随時報告、場合により悪人を抹殺する役割だ。

さて現代での補佐役は如何なるべきか。上司に従い、命令を遂行することは当たり前だが、時として間違った指令、指示、またはちょっとした不祥事が会社、組織を揺さぶる事態も発生する。「うわさ」も情報の一つとして重宝する情報化時代では、ひと昔の伝達される速度とツールが違い、一気に広まる。報道関係者も多くの情報収取のアンテナからその信憑性を実証しようと「炎上」させる事態もあり得る。だから補佐役・副社長は報道関係者への対応能力が最優先で問われる時代となっている。的確な情報収集と分析、それにあらゆる場面を想定した対応能力が現代の補佐役には必須だ。だが、間違ったこと、「うそ」をつくようなことには巻き込まれない様に常に上司と密な信頼関係を築くことを忘れてはならない。

『浪人若さま 新見左近』佐々木裕一

  • 将軍の甥で甲府藩主の徳川綱豊は一風変わった若様。藩邸を抜け出し、浪人新見左近として江戸市中で気ままだ暮らしを楽しむ。将軍綱吉は、江戸城の中にいてはうかがい知れぬ街場の悪を直接退治する世直しを左近に命じていた。が左近の周りを取り巻く不気味な圧力がかかる。
  • 4話からなる左近、徳川綱豊(第4代将軍の徳川家綱の弟綱重の長男)が悪人を成敗する。その後第6代将軍徳川家宣となる、綱吉の「生類哀れみの令」を廃止、罪に囚われていた8千人を開放、幕府から切腹を命じられていた家臣を流刑にする。
  • 徳川家康が決めた祝賀日、「八朔」8月1日は大名旗本が総登城する
  •             白帷子長裃の姿
  •             将軍に太刀と馬代を献上する習わし
  • 「討ち手の涙」
  • 「時雨空」
  • 「遺言」
  • 「江戸城の闇」

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