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人生は「プレイバック」もまた楽しい『プレイバック』

2022-06-29 07:41:09 | ミステリー小説から見えるもの
街の権力者は法でも金と権力で何とでもなると思い上がる。だが、異国の街での自由気ままな発言と行動は許されない。よく政治社会に居る「思い上がり」は権力を振り翳し、街ぐるみで自分の思った通りに動かす。現実に「長いものには巻かれろ」の如く、悪事でも地位を持った輩の言われるままで従う人も多いのは寂しい限りだ。真実は虚意の世の中に潜んでいる、と言うことだ。
「優しくなれ、さすれば生きていると言う証が見つかる」そんなミステリー小説。
『プレイバック』レイモンド・チャンドラー
「概要」女の尾行を依頼されたマーロウは、ロサンジェルス駅に着いた列車の中にその女の姿を見つけた。だが、駅構内で派手な服装の男と言葉を交すや女の態度は一変した。明らかに女は脅迫されているらしい。男は影のように女について回った。そして二人を追うマーロウを待つ一つの死とは。多くの謎を秘めた問題の遺作。
ー神秘性を持った一人の女性、それを追うマーロウ。だが何故その女性を追い、たどり着く先を雇われ弁護士に報告しなければならないのか最後まで理解できなかった。
ー街で権力を持った男の息子が不意に死んだのはこの女性(妻)の所為であり、息子を殺害したという判決には成らず納得がいかなかった。だが、捨てる神あれば拾うか意味あるの如く、違った街での有力者に恋を抱く。
マーロウの言葉「しっかりしていなかったら、生きていられない。優しくなれなかったら、生きている資格がない」と仕事と愛に生きる探偵を指した。



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