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日本人の「教養不足」は何が問題か『人生を面白くする本物の教養』

2021-04-15 08:01:11 | 経営・リーダーシップに必要な事
これからの世代は「使える教養」が必須だ。それは「好奇心」から物事に対する自分自身の意見「考える力」を持ち「行動」することだろう。今までの「言いなりのまま」あるいは「おまかせ」時代から脱皮し、自分が考えた意見行動を取ることだと言うことだ。その付加価値は裏付け(数値・予測・検証)から実証行動することだ。
『過去から学び、今日のために生き、未来に対して希望をもつ。大切なことは、何も疑問を持たない状態に陥らないことである』アインシュタイン 
『人生を面白くする本物の教養』出口治明
教養とは人生における面白いことを増やすためのツールである。その核になるのは、「広く、ある程度深い知識」と、腑に落ちるまで考え抜く力。そのような本物の教養はどうしたら身につけられるのか。読書・人との出会い・旅・語学・情報収集・思考法等々、知的生産の方法を明かす。
「教養」好奇心が強力なエンジンとなる
    ・面白いことを見つける=知識は手段・教養を目的とする
    ・「ボキャブラリー」=話題が豊富な人になる
    ・広く、ある程度深い素養=自分の意見を持つ事
    ・「考える力」教育から始まり物事に疑問を持つ
・日本の教養人
    ・「考える力」不足・考えるという教育より記憶教育を重視
    ・終身雇用・年功序列・定年など「考えなくてもいい環境」の労働慣行
    ・世界競争力の低下(低学歴)を招き人間的魅力も低い(皆同じ)
・これからの日本人に求めること
    ・「数字・ファクト・ロジック」を基本に考えを養う(イデオロギー感情論を排除)
    ・本質を見誤らないように「何かにたとえ」、「修飾語」を取り除く
    ・常に「常識を疑う」、情報知識は「習うより慣れる」を優先
・出口氏の教養術
    ・「本・人・旅」面白いことを探して本を読み実体験を旅で味あう
    ・「本」興味の湧いた分野には分厚い書物から点と面の理解を優先、特に古典歴史書
    ・「本」速読ではなく興味本位で読む努力、書評から選び、歴史書にある失敗を学ぶ
    ・「人」面白い人かどうかで選択、必要な人だけを優先して合う
    ・「旅」諸世界(70カ国)への旅・現地人との交流・現地特有な習慣・歴史を知る
    ・「旅」生きた情報を5感で感じとる「百聞は一見にしかず」
・「考える力」が必要なもの
    ・選挙・民主主義=北欧の選挙(支持しなければ白票で参加)
        日本の政治は「今まではおかませで政治家のやりたい放題でも世は回った」
        チャーチルの言葉:安易に政府や政治家を信じてはいけない
                    民主主義は決してベストではなくベターがせいぜいだ
    ・お金=「財産3分法」:手持ちの財布・将来への投資・いつでも換金できる預金
    ・税と社会保障=公的年金の破産は国家の破滅、その前に銀行が破滅する
        消費税抜きで社会保証は成り立たない現状    
        対策:少子化に歯止めが必須(フランス:シラク3原則を参考)
            最初の1年の育児(国が全面保証)給与、休暇、職場復帰保証(3年間)
        夫婦別姓:同姓が実施されたのは明治31年から、その前は夫婦別姓時代
「我が国国有」と言う言葉はEUでは通じない(歴史的背景)
・中国が不安定になると一番困るのは日本
    日本の貿易最大取引大国となっている
    共産党は経済成長をしなければ政権が持たない=豊かになることが最大の関心事
    中国人のハングリーさは日本人のハングサーとは段違い(学生の能力大差)
・英語を学ぶ
    TOEFL(120点満点)欧米大学へは110点以上=中国有名大学生
    共産党員になるには北京大学でトップ10位内が条件
    英語が国際語の中心(会話は度胸、恥を描いた分だけ上達する)
    「母国語」の重要性=てにをはを正しく使える人間は筋の通った思考ができる
    言われるままの時代から自分で考え行動する時代


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