息子を戦争で亡くした親の気持ち『ラスト・フル・メジャー』⭐️４.５

＠軍隊の勲章にはその証拠、証言、命令書等が必須となるが、延期されていた理由は国防省の担当者の交代など役人と政治家の怠慢だった。戦争で一人息子を亡くした親の気持ち、「結婚し子供を抱く姿が見たかった」と悲しげな一言は、兵士の命を助けると言う衛生兵の任務とは言え自分の命を顧みず戦いに尊い命を献げたのだ。感動的なノンフィクション映画だー勲章は２０００年１２月８クリントン大統領が承認し、授与された。

「ラスト・フル・メジャー」

１９６６年ベトナム戦争下に勇敢に戦った兵士に名誉勲章を多くの帰還兵が嘆願するが、３０年間も却下、その理由の背景に驚愕する。求めたのは本人ではなく帰還兵の一人軍曹だった。それは自分の命をかけ多くの負傷者を助けたが本人は戦死、その時助かった兵士は少なくともその親に感謝したかったのだ。生還できた事は人の命を助ける衛生兵への感謝の気持ちだった。