@「鏡の城」それは時を超越した異空間に七人の引き篭もりの少年少女が集められる。同じ年頃でしかも同じ学校なにの鏡から戻るとそんな存在が見つからない。そんな世界に何故か助けあい友達になって行く気っ掛けを掴む。心の繋がりで人は幸せになることができる、そんな仕掛けを想像させるこの小説は読み終わった後に心がウキウキするのが不思議だ。人の繋がり、心が通じ合うと言う仲間は同じ環境、心境で初めて遭遇し合えるものなのだ。
『かがみの孤城(上・下)』辻村深月
「概要」学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこには“こころ”を含め、似た境遇の7人が集められていた。なぜこの7人が、なぜこの場所に――すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。
ーかがみの中の世界はパラレルワールド・次元が七人とも違う場所に住んでいるという異様な世界を知る。時代が違うが同じ境遇うの仲間達だった。それはいじめに遭い、学校に通えない、仲間の中に溶け込めない、みんなと上手くやれないなどはみ出しの生徒だった。
ーある「心の教室」で出会った少女が勇気づけてくれた、それがこの七人のうの一人の姉の存在だった。心の病から13歳で亡くなった、、との時に穏やかな笑顔の優しい人に憧れ始めた、その人だった。
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