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「ネット・データによる錯覚」が生み出す新たな資本主義『資本主義と危機』

2022-05-21 07:40:50 | 世界の動きから見えるもの
学術的な思考による批判評価が多く、現実の経済へ向けたヒントになるものは数少ない。中でもガブリエルの「資本主義は欲望を生み出さなければならない」欲しいと思わせる数値を捻出して錯覚を生み出す社会になっているという。さらに今後はネット(サイバー独裁性)により民主主義を破壊する可能性が高いと言う。今後デジタル社会はどの方向に進むのか、物事を深く考えないネット(データ等)に頼る世界はまさに「錯覚社会」になっていくかも知れない
『資本主義と危機』マルクス・ガブリエル
「概要」なぜ資本主義は暴走するのか。マルクス・ガブリエル、ウォーラーステインら世界の知識人が、欲望、市場、ジェンダー、構造的危機、エコロジーなどの論点から危機の原因と克服の可能性を語る。『思想』で好評のインタビュー・シリーズに、ガブリエル、J.B.フォスター(2020年ドイッチャー記念賞受賞)を加え書籍化。聞き手=大河内泰樹、斎藤幸平、G.カーティ。
ー資本主義の本質としてのショー(錯覚)
貨幣/デジタル化/マルクス/ドナルド・トランプ/ポストモダン批判 「指示(Referenz)はなくならない」/デジタル化によるデモクラシーの危機/サイバー独裁制と抵抗の拠点/哲学者の役割/承認/難民問題、外国人差別/哲学の使命/ラディカル・デモクラシー/ラディカル・デモクラシーを求める理由
ー資本主義、批判、社会的自由
資本主義、市場、内在的批判/資本主義批判(規範性、診断、解決/否定的、反省的、社会的自由)
ー資本主義、危機、批判を再考する
資本主義概念の拡張のために/資本主義の規範性と境界闘争/資本主義の危機/幾重にも織りなされた資本主義批判
ー資本主義、構造的危機、現代社会運動
資本主義的世界経済「一九六八年の世界革命」と資本主義の構造的危機/現代社会運動
ー自然の回帰は何をもたらすか――コロナ禍から気候危機へ
物質代謝の亀裂/エコ社会主義とグローバルな危機「/廉価な自然」―(ムーア、ラトゥール、ジジェク/パンデミックから見えた危機の本質)



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