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「百家争鳴」争いの末には「和」をもて『生きるヒント仏典33の言葉』

2023-04-14 08:05:09 | 人生を「生かす」には
「己を知り、足るを知る、至る処青山なり」、自分自身を知り、貪欲にならず、世の中のあらゆるものから学び経験してみることだと。知恵よりも知識が重要視される社会組織にも「百家争鳴」(論争の末には『和』が必要だ)が必須だということ。
『生きるヒント仏典33の言葉』松原哲明
「概要」なぜ人は、人生の道を踏み迷うのか―人間が持つ哀しき業を認めた上で、なお救いの道を説く仏教の珠玉の言葉から、現代人へ生きる指針を説く。
人間だから道に迷う(先哲の33の道:33巡礼場所)
    「何が足らないのか、生き方を探る」
    「足らざるところを自らから補っていく行為をする」
    「以上の2つを実践して、他の人々に教えてあげる行為をする」
ー人間を支える3本の柱(一生は1回:三宝=仏法僧)「己を知ること」
    仏:人生の正師
    法:人生のテーマ
    僧:人生の良き友
ー人生への12の問いかけ(知恵よりも知識を重視する時代)
    考えることにより知恵は生まれる、まず行動より始める(自分にとて何が第一なのか)
    頻拍感のない人に、緊張した仕事などできない、自分の位置を知る(自分の役割)
    道を求め道を尋ねよ(一隅を照らす)三毒:貪瞋痴(欲・怒り・愚痴)を捨てる
    常に疑いを持つ、志を持て(何に関心を持つべきかを悟る)、「腕利き」になる
    人は素直に話し、素直に書くことさえできない、素直に生きることも難しい
    歳を取ったら冴え渡るように生きよ(檜は建物になれば1千年も生き延びる)
    優しさが世間を明るくしてくれる・親切な言葉は、効き目が多くても、元はかからない
    人格の感性は「優しさに徹する事」それが観音像
    釈尊は29歳で出家、35歳で仏教提唱(悟りを開く)「百家争鳴」
    いろいろな議論意見を述べ合うこと肝心さ、最後にはやはり「和」でなければならな
    心を変えるにはまず行動を変えよ
    勝負には負けの選択があるという心情をも持つこと
    志賀直哉70歳の随筆「嬉しき70歳」(若い気持ちから歳相応の気持ちに切り替える)
    「覚えることは忘れること、学んで識ることで忘れられないものとなる」
    「行雲流水」雲と水の如く囚われなく悠々とした生き方
仏典の言葉
    「篤く三宝を敬え」現代人が忘れつつあるもの
    「脚下を照顧せよ」自分の位置を知る
    「人間、至る処青山あり」平和な時代にこそ志をもて
    「無常の説法」自然の教えを聞く
    「和顔愛護」慈しみの心が優しさを育む
    「徳を持って人に勝るものは栄え、力を持って人に勝るものは滅ぶ」
        優しさがあれば力いらない
    「和を持って尊しと為す」組織にとって必要な理念とは何か
    「全ては無常なり」人生とは一度限りの舞台である
    「行く雲、流れる水の如く生きる」市井にあって人々と共に生きる
    「歩々之道場」あらゆるところが学びの場である
    「随所に主となれば、立処皆真なり」主体性を持って事にあたる