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縦社会のジレンマ『花咲舞が黙っていない』

2023-03-08 11:49:13 | 経営・リーダーシップに必要な事
@銀行の合併問題は、あらゆる事項部署融資案件など吟味され合併の同意書が作成される。そんな中で銀行内部で問題案件「不祥事」を揉み消そうと役員関係者が動き始める。不当融資、「エリア51」など一部の役員しか知らない「闇融資」などが露出することになる。縦社会に生きるサラリーマンの宿命は上司には決して逆らえないと言うジレンマがある。勇気と正義を持って行動するには「首」以上に人生を賭けての勝負となる。
『花咲舞が黙っていない』池井戸潤
「概要」東京第一銀行の花咲舞は、今日も不正を許さない。別府支店が見送りの判断を下した、老舗温泉旅館への巨額融資。返済の見込みは立たないはずだが、直後ライバル行が融資を決定した。無謀な融資の裏に隠された、二行の上層部が交わした約束とは。(湯けむりの攻防)
□大手銀行同士が合併する事なる。残るもの去る者等が吟味されていくが、そこで企業融資での諸問題が内部告発、相手銀行からの揺さぶり含め勃発、「エリア51」と言う役員だけが知る闇融資案件も持ち上がり、社員は右往左往され始める。
銀行の融資 融資にはいろいろあるが「空売り」なる株への融資は銀行はしない。今回の「政治家の資金作り」の発端がこの銀行の小さな新規の出張所からの大型融資を暴いたことで一気に「内部不祥事」があからさまになる。


人生は人間関係『心眼力』

2023-03-08 08:12:16 | 人生を「生かす」には
「心眼力」それは柔らかく燃えること、とある。特に人間関係を重視した生き方に「謙虚さ」「寛容さ」「思いやり」「優しさ」に自信を持ち、一歩前に踏み出す行動を取ることだ、と言うこと。言葉力の「否定」より「肯定」、「悪口」より「褒め言葉」が印象深い
『心眼力』野口義則
心眼力とは、心の目で真実を見る力、困難の中に幸運の芽を見出す力、最も大切なものに意識をフォーカスする力、そして、あなたの人生を根本的に変える力。
人間は感動によって変わる
    「人生で経験することには無駄がない」(学ぶは真似る)
    人間性を高めるのは「読書、古典や伝記」(目的意識を持って読むこと)
    「学びて思わざれば、則ちくらし」(人から学ぶだけで、自分で考えて見ることをしなければ、本当に解ったことにならない)
    「知る事と行う事とは一体である」(学びは行動に結びつけること:知行合一)
    知る、学ぶと同時に即実践すると言うもの「人間性を高める方法」
□人間の共通点(超一流)
  謙虚さ
    深い感謝を持つ心「おかげさまで」と言えること
    「そのままで素晴らしい」と感じ思えること
    (順調な時が最も危険であり慎みを忘れがち、逆境の時が謙虚になるチャンス)
  大愚に生きて、魂を込める
    あり方を重視する「上手くやらなくでいい、感じたままに行動すればいい」
    知的に生きるは人間的な成長が止まる(如何に賢く生きて楽をするかになる)
    心理状態「忙しい」とは心を亡くすと書く、「歩む」とは少し止まると書く
□言葉の選択
    「否定」より「肯定」の言葉使い
        頑張らないと結果が出ない<>頑張れば結果が出る
    「悪口」より「褒め言葉」
□なぜ行動できないのか(頭でっかち症候群)
    行動の動機が弱い・意義を感じていない(損得勘定)
    何から始めたらいいのかわからない(初期行動が曖昧)
    気持ちが整うやる気が起きない(失敗への不安と恐怖感)
     「解決策」はまずは行動してみること(行動・形から入って心を作ること)
        出逢いで自分を成長させる・臨機応変にバランスを持って試みる(中庸)
□調和する(競争から共創へ)
    自己受容を妨げるもの:他人との比較・減点思考・罪悪感
    「寛容さ」「思いやり」「優しさ」「共感」
□燃える志を掲げて前進する
    自分自身が主体的であること(自分の人生は自分が創っていると言う自覚を持つ)
    「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」
    実現価値観「創造・体験・態度」
    本物思考は(本物の志)は受け継がれていく「志を立てる」(野心とは真逆)