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人を溺れさせる仕組みの世界『生か、死か』

2022-11-25 07:39:35 | ミステリー小説から見えるもの
「金と権力」。この物語は検事、警察、FBIが結託し、現金輸送強奪襲撃事件の真相証拠書類を改竄、不利となる確たる証拠を隠滅させ莫大な金を奪い取ったミステリー事件だ。その裏には大金を隠し持ったという嘘を仕立てられ犠牲者(犯罪者)となり10年の投獄を科せらる。だが、最後の日の前日に脱獄する。背景には家族と金が絡む。人は時代が変わっても「金と権力」には弱い。現代、世を創る、守る側がその一端に加担するケースが多く、世間に告発する者がいない限り闇の中だ。政治家を含め暗黒の世界に足を入れた者は永遠に安楽な夢は見ることができないだろう。
『生か死か』マイケル・ロボサム
「概要」四名が死亡した現金輸送車襲撃事件の共犯として十年の刑に服していたオーディ・パーマー。奪われた七百万ドルの行方を知るとされる彼は、服役中どれほど脅されても金の在処(ありか)を吐くことはなかった。時は経ち、出所日前夜。オーディは突如脱獄を果たす。もう一日待てば、自由も金も手に入ったはずなのに……
ー兄弟でいつも兄は金を求めさぎ、強盗を仕掛けていたが、遂に大金を載せた現金輸送車狙撃事件で致命的な怪我をしどこかに消える。弟はたまたま偶然にもその場所で車を止め休憩をしていたところだった。
ー仕掛け人たちはそれをうまく利用し、事件の真相を改竄、隠滅し、弟があたかも大金を持ち出し隠したことで極悪殺人犯罪者だと投獄させる。
愛にはそうさせるものがある、狂気へと駆り立てるものが。愛は人を愚かにも壊しもしないが、脆く傷つきやくする。人を人にする。真の姿にする」
「人生は短い、愛は果てしない。明日がないつもりで生きよ」