@「遠きて近くは男女の中」を実践したような映画。遺児となった赤ちゃんによって同居している独身貴族の二人が自然に結び合って行く。子供がいることで子供への「同情」が生まれ、それが二人の心にも点火、二人の恋心に変わっていく。子供のいる生活が不思議と二人の生活を成り立たせていく、人間関係が希薄になりだした現代の社会をうまく映し出した映画だ。現代人はF2Fの付き合いが下手になったことで仲介者(赤ちゃん・ペット)が大いに補助役となる。近未来では会話ロボットに変わるかもしれない。
『縁は異なもの味なもの』
『かぞくはじめました』⭐️4
親友が交通事故で遺児を遺し死亡してしまう。遺児を託された独身のカップルが世話をすることになるロマンティック映画だ。行く時に経験のない、それも共に独身生活を満喫している中での託された生活に何が起こるのか。面白く、楽しい、そしてロマンティックが広がり始める。