美和山吹の川柳ブログ***「川柳歳時記」「川柳画」など。***

このブログを始めてから、11年がたちました。
「川柳歳事記」は、良い川柳を読む機会のない人のため載せています。

「私の好きな句」

2023-11-23 07:27:13 | 川柳マガジン

朝イチの濃いオーヒーが活を入れ  (喝)
夜勤明け夫迎えた妻の朝
リクルートスーツ朝日が背中押す

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新聞の時事川柳

2023-11-22 07:53:43 | 日記
新聞の時事川柳
最近、新聞の時事川柳を読んでいると、パロディ版というか、昔の俳句や川柳の言葉を使っただけの句が目立つ。
例えば、「秋深しとなりは誰も居ない家」
これは俳句を引用。空き家が増えているけれど、別に秋に限ったことではない。
「その昔秋という名の季節あり」
その昔、で始まるだけ。
「とりあえず復旧蜘蛛の糸電話」
これも、蜘蛛の糸(小説の題)を使っているだけ。
出来れば、もっと時代を反映し、後世に残る時事川柳を詠んでもらいたい。
これは、選者も悪いのでは?
(昨日の朝刊から)
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「私の好きな句」

2023-11-22 07:51:05 | 川柳マガジン
あいまい
責任は誰も取らない温暖化
私もノーと言えない日本人
この辺り確かにあった水溜まり

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「私の好きな句」

2023-11-21 07:32:02 | 川柳マガジン
ほどほど
ほどほどは嫌い匠の意地がある
徘徊の母を手加減して叱る
ほどほどのほどの辺りが難しい
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「誹風柳多留

2023-11-20 07:25:10 | 解説
吉凶ともにふり袖顔へあて
吉凶の解釈がいろいろにとれそうだが、私は単純におみくじのことだと思う。その方が振袖が生きる。いかにも若い女性の仕草を感じさせる。振袖は若い女性を表す小道具に古川柳ではよく使われる。若い女性の仕草が鮮やかである。
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「私の好きな句」

2023-11-20 07:23:51 | 川柳マガジン
能力
こつこつと一心不乱ノーベル賞
AIが人間超えて行く未来
能力もほどほどさらり鮭茶漬け
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「私の好きな句」

2023-11-19 07:43:19 | 川柳マガジン
それから
胸中を吐いてそれから無二の友
妻逝ってそれから先が正念場
それからは極楽行きを模索する
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「私の好きな句」

2023-11-18 07:25:27 | 川柳マガジン
こつこつ
岩刻み歳月かけて摩崖仏
努力した子の結果には目をつぶり
リハビリで杖は卒業できました

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「誹風柳多留

2023-11-17 07:48:34 | 解説
ひろって喰うような汗を四ツ手かき
「ひろって喰うような汗」とは、「ひろって食えるような汗」で、その比喩の巧みさに驚かされる。「四ツ手」は四つ手駕籠で、ここではその担ぎ手のことである。9.8で仕立てていて、リズムも破綻していない。むしろそれが句を引き締めている。
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「私の好きな句」

2023-11-17 07:46:28 | 川柳マガジン

行間を彷徨っているペンの音
しあわせの音だけ入れる処方箋
白い杖百態の音聞き分ける
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