老いてなお頑固な父を持て余す
父は明治の人間で、一人っ子でわがままに育てられたので、きわめて頑固だった。
最後には、何年か寝たきりとなったけれど、ベッドの中で、汚れるとオムツなどをとってしまったり、母や弟の嫁にどれだけ苦労かけたかわからない。
それが、近所の人が訪ねてくると、泣いたりして、本当に外面の良い人のようであった。
父は明治の人間で、一人っ子でわがままに育てられたので、きわめて頑固だった。
最後には、何年か寝たきりとなったけれど、ベッドの中で、汚れるとオムツなどをとってしまったり、母や弟の嫁にどれだけ苦労かけたかわからない。
それが、近所の人が訪ねてくると、泣いたりして、本当に外面の良い人のようであった。