せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

お祝いの月を素直に喜ぶ。これからも、氣を出して行こう!

2018年07月30日 | 合気道に学ぶ

↑雨は降りつつ、虹に染まる空


今年の7月も残す一日となりました。
暑さも、あと少しの辛抱と思いたいものです。

週末の28日は、月食の満月でしたね。台風の心配もしつつ
感謝の祈りを捧げました。

今日は、月末の満月感謝祈りに関連して、
今月の嬉しかったことを綴り素直に喜びたいと思います。

熊本では、お祝い事、うまくいったことが続き、嬉しい月でした。
関係者のみなさまには、感謝です。ありがとうございます。

依頼主さまが、完成お祝いの席をご用意くださり
関わった職人さん方と、宴会にお呼ばれしてご馳走になりました。

こちらからは、お祝いの品と、竣工写真をご用意しました。
完成した空間に身を置くと、感激もひとしお。
現場での苦労も吹き飛びます。

また、別のクライアントさんからは
新築の完成お礼にと、大きな天草スイカをいただきました!



我が子が喜んで、夏祭りのヨーヨーと大きさ比較の写真をパチリ。
お気遣いには、感謝いたします。

私が留守の間に完了した関東の工事では、
依頼主さまが写真と「快適、素敵!」の感想を送ってくださり、
私も嬉しくなります。横浜に戻ったら、確認に参りますね。


↑床をヒノキで、腰壁はモミの無垢板張り

それから、それから、(キリがないですね、笑)

施工者不足に、設計のご依頼を引き受けられるか思案していたら
以前、お付き合いのあった工務店さんが、
急ぎの依頼に対応してくださったり、

補助金申請したプロジェクトが審査を通過し、
親身になってくださる大工さんとご縁をいただいたりと、
嬉しく動き回った月です。

今月は、本当に様々な良いことが重なりました!!

これも、氣を出しているお陰!?

プライベートでは、合氣道の昇級審査に合格。

なんと、予定よりも9ヶ月遅れで審査。
実は、事故に遭った次の週が、昇級審査だったのです。

稽古すらできない体調で見送り、
やっと稽古を再開しての、審査。

すっかり技を忘れていた私をお仲間が励ましてくれたり、
相手になってくださったりと、無事に合格だったのも、
周りの方々のおかげですね。

腰痛が完全には治っておらず、稽古の再開は正直痛かったです。

しかし、いつまでも放っておくと、筋力も衰えていき、、、
どこかで、踏ん切りをつけねばと、
治療しながら、少しづつ運動も試していることろです。

なかなか事故前の身体に戻らず、
落ち込めばきりがないのですけれど
できないことより、できることに目を向けようと思えるのも
氣を意識した生活のお陰でしょうか。

9ヶ月もあくと、後から入会された方に
さすがに先を越されます。

悔しいなぁ。。とちらりと思います。
人と比べない。比べない。と心で言い聞かせながら、そうでもしないと
大人の習い事は続きません、笑。

今年の氣のカレンダーには、
運を開く五原則が書かれてあり、
「何事もプラスに考える」というのがその中にあります。

心が落ち込みそうになったり、
身体がしんどくなったりするたびに
何回も、何回も、読み返しています。

昇級お祝いでは、先生と一緒に
久しぶりに皆さんと会食。
良い氣の流れる時間を過ごさせてもらいました。


↑さすが熊本。新鮮な刺身がてんこ盛りです。


これからも、様々な人に支えられていること
良きご縁をいただいていることに、感謝しながら

これからも氣を出して、人のためになることをやる!
生き方を心がけて行きます。
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心身を整えて気持ち新たに、旧暦利用で焦らない。

2018年01月23日 | 合気道に学ぶ


先週、西暦1月17日には新月を迎え、
旧暦カレンダーでは、12月最後の月に入りました。
20日は大寒と、暦通りの寒さと雪でしたね。

今日の熊本は、晴天。朝散歩できました。
冬でも青々とした楠の下での森林ヨガも復活しました!
まだ、寒さには慣れないので、日が昇ってからやっております。



仕事も、ライフワークも多くの方に支えられて、
滞りなく進行し、本当に感謝の念が絶えません。

不慮の事故後、
実は、現場やイベントなどには、コルセットを着けての参加。
ずーーーーっと、腰の痛みを押しての活動でした。

運動も、ストレッチもできず、体はガチガチに。
筋力は落ち、さらに両親の入院や通院への付き添い
自分の病院通いとめまぐるしく、心休まらず。

立っても痛い。座っても痛い。横になっても痛いで
不眠や疲労との戦いのような日々。

それでも!

長めのお休みをもらったと、働き方の見直し期間と捉えて
気持ちを前向きに過ごすことを、心がけてきました。

毎日習慣にしていたことが、
当たり前のようにできるようになることが、
これほど喜びとは!
と、ここに振り返りを綴っています。

一度、ブログに良くなっていると書いたのですが、
冬の寒さで、実は痛みが増し、治療を続けながらの日々でした。

昨日、やっと、氣圧の先生(合氣道の師匠)のところに伺うことができ
自分の体の状況、そして治る事例もあることを伺い
前向きに、また頑張ろうと決意しました!

身体が不調だと、心も不調。
ネガティブな感情が湧いて来やすいことを実感しました。

私の仕事は、クリエイティブ=創造力がないと務まりません。

肝心要の腰がそのエネルギーの源であることも
身を以て、感じました。

先生に、氣を身体に送っていただいたことで、
書く字の力強さも違っていて、早速帰ってきて手紙を書きました。

自分で、手当てする方法も教わりました。
こんな時こそ、心を臍下の一点にしずめ、物事を対処することも。

事故後パニックにならなかったのも、
心身統一の精神のおかげでしたものね。

「心身の健康の大切さ」これを噛み締めて
命あることに感謝して、命輝かせて生きる道を
しっかりと歩んで行きます。

残り、1ヶ月で、昨年やり残したこと
クライアントさんに、待っていただいていること、
などに積極的に取り組み、

旧暦カレンダーを眺め、焦らない、焦らないと
心落ち着けながら、ブラッシュアップして参ります。

賀状も今年(旧暦では来年)はゆっくりです。

旧歴で動いていると、
のんびりしているように見えるかもしれません。
同じ一年ですけれどね。

これが惑わない、流されない自分らしさの生き方と過ごしております。
どうぞ、お許し下さいね。

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縄文時代の大工道具を使ってみる。

2017年05月30日 | 合気道に学ぶ

↑甲州の道祖神信仰跡地

今日は前々回のブログ予告、
合氣道と道具使いの共通点の話題です。

本題は、日本民家再生協会の研修で、
甲州の雨宮大工のレクチャーの後
道具体験をした時の気づきです。

まず、体験した場所は、、、

「甲州の道祖神」とされる丸石信仰の公園。
丸石信仰は、この辺りの地域でしか見られないそう。

熊本出身者としては初遭遇。不思議〜な感覚に。

ご指導いただくのは、縄文時代の道具を自作し、
その方法で建物を建てることを試みている
とってもユニークな雨宮大工。

↑石器だけで、柱のほぞが出来上がりました。

地球愛レクチャー(演劇)から始まり、
ぽかんと聞き入るお仲間をよそに、ほくそ笑む私。

木のことを突き詰めていくと、そこ(地球愛)に行くよね〜と、
お仲間発見と、嬉しくなりました。
私は、縄文まで遡れてはいませんが。。。笑


↑日本民家再生協会の方が、撮影くださいました。
私って、こんなに嬉しそうだったのね、恥ずかしや〜。

道具とは、、、、使うことは、、、
いろいろと考えさせられます。

森と樹と暮らしを繋ぐコミュニティラボでも伝えていきたいテーマ。

ここでは、まず今回の体験に絞って綴ります。

1) 縄文土器での作業は、音色も心根も美しい

です。機械音で(ドリルや電動ノコ)での作業は、人間にとっては不快な音です。
ということは、道具を使い人も、周りの環境も不快にさせるってことですね。

大工さんが、とんとんする音は、人間のリズムですから、
周囲から工事騒音だと言われることはありません。
かえって、手仕事ご苦労様と声かけしたくなるような音です。



雨宮大工は、電動道具が嫌になり、伝統的なノミやノコの手仕事に移行し、
さらに、それよりも、もっと人間らしい道具へと、
縄文時代の石器での道具を再現した日本人初の方。


↑伝統構法の体験で子供達が土塗りをしたという建築も
公園内にありました。

その貴重な道具を使わせてもらいました。

その音は、トーン、トーンと優しく、木と一体感を感じる音でした。
惚れるのも分かる気がするなぁ。。。。

2) 道具を使うのは、力ではなく氣である。

縄文から比べたら、近代的とも言える鉄の道具も使ってみました。
大鋸で、昔は板を挽いていました。
(今でも板材を作ることを、板を挽くというのはそのためですね)

この感覚は、力ではなく、タイミングだよと雨宮大工とは別の
地域の大工さんに教わり、挑戦。


押す、引くの動作だから、もしかして、
合氣道の舟こぎ運動の要領でやってみたらどうかなと、
リラックスして、ギコギコやってみると、とても上手くいきました。

筋がいいねぇ〜の声に、いやはや合氣道のおかげと心の中で。
体の中心軸ができていないと、道具は使いこなせないものだ。
という貴重な体験となりました。

武道の多くはまだ、力だと思います。
しかし、合氣道は力ではなく、リラックスして「氣を出す」こと
相手を見て相手と一体感になることが目的。

うん、大工さんはきっとすでにその技を身につけていらっしゃると
学んだ次第です。

だから、職人さんは優しい方が多いのよね〜。相手を慮れるから。
などと、想像して、そんな方々と仕事をしている私って
なんて幸せ者〜と、嬉しくもなる建築士でした。

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合氣道と伝統的建物(古民家)の構造特性

2017年02月06日 | 合気道に学ぶ


今年はじめから綴っている合氣道の話の、第3段です。
実は、合氣道の稽古をしながら、その真髄は

設計監理に携わっている伝統的建物の
構造的特性になんて似ているのだろう!

と思っています。

日本の文化の原点なのか、、、、
日本人独特なものなのか、、、、

などなど、想い巡ることがたくさんあり、

今回は、その発見した共通点!
をブログ読者の皆様と共有したいと綴ります。

1) 合氣道の一人技、立ち姿の統一は、
伝統的建物の、重い瓦屋根を乗せて太い梁と
均等に配置した柱で安定させた構造に類似。

伝統的建物は、基礎に柱を緊結していません。
いわゆる石場立て。


↓熊本地震で倒壊を免れた蔵の大黒柱。
石の上でずれて止まっている形跡あり。


合気道の立ち姿勢の基本は、
全身の重みを地面に伝えてるイメージで立ちます。

重心を臍下の一点に起き、そこから足の指先まで
氣が出ていることを意識したものです。

この姿勢だと、前から押されても、後ろから押されても
倒れないのです。
意識していないと、わずかな力で途端にグラッときます。

伝統的建物の重みが下に行き、
その基礎と柱の間の摩擦抵抗で、倒れない
という点と、似ています。

これを、瓦屋根から金属屋根に変えたら、
受ける水平力(地震力)は減るけれど、この重みが下に行く
力がなくなり、倒れやすくなると思うのです。

だから、現代的な木造の工法では、基礎と柱をつなぐのですけれどね。

2) リラックスした時が、一番強いという人間の特性を生かし、
   合氣道では、力をいかに抜くかというのが稽古のポイント。

力を入れすぎると、俄然、技が効かなくなります。

すっと相手の手を持った自分の手にも力を入れません。
氣の流れで人を導く(実際は倒すのですけれど)のです。

伝統的建物も、仕口には遊びの部分があります。
いわゆる「ゆるい接合」です。

柱、梁が木組みで組まれており、
地震力が働くときは、その間に埋められた込み栓が閉まって
動くけれども、外れないという作用が働きます。

ガチガチに金物で固定していないので、
伝統的建物は、常にリラックスしている状態といえるかもしれません。

そして、土壁の漆喰部分を落として、地震力を逃す構造特性も
一つのリラックス状態。

横揺れや回転などの力、時には下からの突き上げにも
耐えてきた熊本地震の伝統的建物の立ち姿を見ると

リラックスしておいて良かったねぇ、
と声をかけたいほどです。

↓床の間横の飾り棚が崩落し、漆喰も剥がれた様子。
相当に揺れたことがわかります。それでも、神棚と仏壇は無事。


実際に、現代的工法、金物で固める方法では根元から
ボキッと折れてしまうことがあります。

壊れやすい木造は、つまりこのどちらも中途半端な場合です。

屋根を軽くして、基礎と緊結して構造壁をしっかり配置した木造では
震度7弱では、倒壊しません。(現代の法的な基準に則り構造計算したもの)

伝統的な建物で、木材の劣化や腐れがなく(強度の低下がない)
無理に固めていない、増築などで現代工法に置き換わっていない部分では
大きな揺れが起きても、揺れて、締まって、戻って、元の立ち位置になります。
(土壁部分や瓦の一部は崩落します。)

↓土壁は一部崩落、柱は戻って立っている。


これを伝統的建物、木組みの家の『復元力特性』と呼びます。
このチカラが、合氣道の『氣』に通じるものではないかと思うのです。

読者の皆様には、分かるような分からないような話でしょうか。。。

言葉で表現するのは、難しいですね。
身体で体験してみると面白いのですけれどね。

復元力と氣の関係性、、、

そんなことを、うふふふ、、と想像しながら、
稽古も、伝統的建物の修復にも取り組んでいる昨今です。

マイナーな建築の話にお付き合いいただき、
ありがとうございました。
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人は、木と氣で繋がる

2017年01月16日 | 合気道に学ぶ


昨日は、地域のどんどやで温まった小正月を終え
熊本でも今朝は-4度ほどの気温と
冷え込みが一段と増しました。

全国では大雪のところもあり、雪道の登下校や
運転される方、十分に気をつけていただけたらと思います。

前回からの「気」の話し続きです。。。

「森と樹と暮らしを繋ぐプロジェクト」の根本的な意味合いと
「合気道」と世界観が通じるという話でした。

最初に、活動の説明です。

プロジェクトの中の「もくぴーす」(スギ間伐材アクセサリー)は
身近に、本物の木に触れてもらうのが目的です。
まずは、スギの柔らかさや温かみ、香りを知ってもらう。


↑アクセサリーやキーホルダーの小物

日本の山で、ご先祖が子孫のために植えた木を
手入れされずに、ほおって置かれるのを食い止めるためにも
スギの価値を上げていくユーザー育て事業です。

木の使い手、スギのファンを増やすという意味に加えて、
もっと人間は自然の中で生かされているんだよ

というメッセージを受け取ってもらいたいというのが
創り手の想いです。

次に、合気道の「氣」というのは、
何かと言うと、

『「氣」は常に自然の中にあり、「氣が通っている」というのは
「自然と私たちが氣でつながっている状態」』だそうです。

このお正月休みに「氣の力」を読んで理論としても学びました。

↑ワニブックス、心身統一合氣道の藤平信一会長の書籍

そこで、はっとしたのです。
合気道の稽古で学んでいることと
私が、プロジェクトを通じてやろうとしていることは
まさに同じなのだと。

「自然の一部である人間」という立ち位置を
忘れて振舞うことによって、起こる様々な弊害。

感謝の気持ちを忘れたり、
病気になったり
人とコミュニケーションがうまくいかなかったり。

合気道の本では、すべて「氣の滞り」が起因しているとあり
合点がいきます。

「木に触れていると、自然との一体感を常に無意識で感じられるから
人は強くなれる」
と考えている私にとっては

まさに、自分自身もその状態を保ちたいと「氣」の稽古をし
さらに、多くの方にそうなってもらいたいと
「木」(もくぴーす)を通じて「氣を意識する」ような機会を
手にするためのツールを創作しているのでした。

活動は「日本の森林」にこだわり、環境問題、林業再生など
大きなテーマもあります。
その中でも、実際の切り口は人。

稽古を通じて、「氣」は大変に奥が深いと感じておりますが

自分の心身の健康維持のために始めた合気道が
自分のライフワークやライトワークに繋がっていくとは
考えもしなかったこと。

人間というのは、何かしらに導かれているというのは
本当のようです。

それに、「氣」という本質に迫るものと根っこの部分が
同じであるならば、「木」を通じて行っているこの活動も、
より本質に迫った活動なのだと、自信が持てました。

事業としての広がりに足踏みをしていると感じた
昨年だったので、諦める気持ちもちらっと湧き上がりましたが、

「森と樹と暮らしを繋ぐプロジェクト」の使命を
新たに意識した次第です。

今年は氣分も新たに、
もくぴーすを通じて、大地とのつながりを
これからもどんどん広げて行きます。
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