せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

柱に祈って

2011年12月30日 | a02監理_神奈川県S保育園新築工事

仕事納めです。昨日は本年最後の現場。

屋根と外壁のモルタルが出来上がって来ています。

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外壁の左官職人さんだけが作業していたので、中を十分に見ることが出来ました。

ヒノキの土台、大引、そしてスギの柱一本一本に、ごめんねとありがとうを伝えました。

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これから、こども達の命を守ってもらう大事な木たち。

どんな過酷な環境でも耐えて来た樹々達には命が宿っています。

でも、そのことを知っている人、感じている人、活かしていこうと思う人はそう居ません。ただの素材、モノとしか見ていない。

女性をただのお飾りとしか見ない男性にも似た見方かも知れません。
(そうじゃない男性も一杯知っていますが・・・)

木を大事にする人は、人を大事にする人。人を大事にしない人は木も大事にしない。

私は今そんなことを思いながら、自分自身にも問いかけながら、私も周りの人を大切にしながら、沢山の命を預かって、大事にしたいと心に誓いました。

大人の人も全てこどもと同じように受け入れられるように・・・。

そして自分も受け入れてもらえるような、そんな人間になっていこうと、現場に教えられています。

本当にありがとう。

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何がへこむって!

2011年12月29日 | ワーク・ライフ・バランス

今日は朝からへこんでました。

現場で足取りが重いから、何かへまがあったのか?と周りの人に思われたようですが、違います。

プライベートなことで、落ち込んでます。

本日から年明け3日まで事務所は休み。
こどものお弁当づくりもなし。
油断してちょっとだけ寝坊しました。

どんなに寝ていなくても、普段はパートナーが起きて来る前に朝食を準備するのですが、今朝は起きて来た時にまだみそ汁を作っていて、キレられました。

こどもの朝食が遅くなるなんて、母親失格!
みたいに言われてしまったのです。とほほ。

仕事関係や友人や親など周りから、何を言われようとも、く~と耐えられる私ですが、さすがにパートナーに怒られるのは辛い。

しかも、私の連日の睡眠不足とハードワークを知っている相手だからこそ。

家庭人としての役割の要求の高さに。

私はこれ以上無理と、途方に暮れてしまう。
そして居場所のなさを感じてしまう。

まぁ、だいたい私に辛く当る時は、相手も結構疲れてるのかなと悟るのですが、それでも自身がクタクタだとなかなか受け入れられる心のゆとりがなくて。

男性は外では自分を強くみせる傾向にあるので、家で当たり散らすことも受け入れてあげようと思うのですが、これがなかなか・・・難しい。

あ~、自分の器をもっと広げたいなぁ。

へこまないで、もっと甘え上手になれたらなぁ・・・来年の目標でしょうか。

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愛の保育園設計

2011年12月27日 | a02監理_神奈川県S保育園新築工事

現在の私を導いてくれた出会い、方々に、今本当に感謝しています。

小さなご縁がやがて大きな力になっていく。

そんな体験をしています。

最初の悔しさでは、泣けなかった。

今の悔しさは、泣いてしまう。

弱くなったのではない。周りに想いを共有出来る人がいるから。

怒りも、驚きも、もはや私の感情を揺さぶらない。

あるのは、ただただ受け入れる気持ち。

喜びも。辛さも。これほど体験出来る現場になるとは露程も思っていなかった。

苦労するだろうことは予想していたけれど。

具体的なことは語れないけれど、私だけの試練ではなく、関わった皆の試練であることに違いはなく、山場であることに間違いはない。

「愛の保育園設計」一冊の本から導かれた私。そして周りの人々。

残された人間の務め、使命、そういったものを考えさせられる経験と悟り。

いつも自分に自問する。
「この課題を受け入れられるだけの器が果たして自分にあるのか?」

答えは宙をさまよって、そして返ってくる「自分を信じなさい」と。

支えてくれているみんな。
私を応援してくれているみんな。
応援してくれている人を支えている家族の方々。

ありがとう。
小さな私が大きな力に支えられて。そして幸福に導かれて。

今、陽がたっぷり入る縁側を、
楽しそうに走っていくこどもの姿が目に浮かびます。

もう一息です。深呼吸して、喜んで。

余談
ろうそくの灯りを見ると疲れが取れると、頂いたキャンドルを眺めています。
天の理にかなったことは、きっと天が守ってくれる。
そんな気持ちにさせてくれます。

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学校へ走る

2011年12月06日 | ワーク・ライフ・バランス

昨日は、暮れも迫り、こどもの学校の個人面談が行われた。

手帳にもバッチリ、書いておいたはず、なのに。

一本の電話、どうしても急ぎがあり、時間が押す。

結局走って駆けつけることに。前の方は既に終わり。先生を待たせてしまう。

短い時間だったけど、話せて良かった。心配はないですか?と聞かれ、唯一あるとすれば、ここのところ私がこどもの勉強を見れてあげられていないこと。

漢字も始り、久しぶりにこどもが書いた字を見ると、わっ汚い。う~。

こんな時は、少し後悔してしまう。もう少し、時間をかけてあげたいと。

それで、パート的な仕事をされている方もいる。一つの正解だと私も思う。

フルで働くという自分の選択を後悔はしないでいられるよう、こどもの力を信じるしかない。

今日は、先生と話せたことに加えて、嬉しいことがもうひとつ。

先日現場に出て風邪をひいてしまい、元気でないお母さんは嫌だと泣かれた。

もう風邪は引かないでと、学童でお姉さんや指導員さんに習って、手編みの小さなマフラーを作って来てくれた。こんなに、ほおっておいてごめんと思いながら、また頑張ろう。自分だけの健康でないこと、あらためて噛み締めて、気をつけようと思う。

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木造の防火のこと

2011年12月05日 | a02監理_神奈川県S保育園新築工事

週末は、木造の防火仕様の勉強会に参加。

私が、木造の燃え代設計に取り組むきっかけをつくって下さった防火性能の第一人者S氏の2回目の講義。

S氏の講義の素晴らしいところは、
防火の目的は、

1)使い手の命を守ること
2)そして周辺地域へ迷惑をかけないこと

その2点の重要性を説かれるところ。

設計者の確認申請を通すため、材料選びに走る傾向へ警鐘を鳴らされているところ。

1回目から3年経過と聞き、そんなに前だったのかと思う一方で、

○情報を得る

○設計に活かすイメージを膨らませる

○実際に活用してみる

という流れが、実現していることを嬉しく実感した。実際に設計してみて、非常に複雑とも感じている。

1)設計者のややこしい法律への理解と解釈
2)審査機関の理解、審査のスムースさ
3)現場への伝達と説得、施工する手間と配慮

など様々なハードルの高さ。

木造の準耐火構造45分にするということ(60分もありますよ)はとにかく、面倒である。と言うことは間違いない。

挑戦したいかどうか、そこだけにかかっている気がする。それでも木を使いたいか、木造としたいか。

今回の講義を準備、開催してくれた神奈川県建築士会の仲間、集まったメンバーはそれぞれに木造への熱い想いがあり、また実践しているメンバー。

皆のエネルギーと講師の先生の情熱(相当な実験量)には多大な感謝を表したい。

走りながら、考えている状況が続いているが、これからも日々学びながら、また検討しながら最善のものづくりに取り組めたらと、気が引き締まる。

このような出会いの場に居られる幸運に喜んで。

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