せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

子どもの成長に負けないぞ!自分の成長も考える

2018年08月27日 | 子ども・環境

こどもが載った飛行機はちょうどくまもん


夏休みが終了しました〜。

この夏は、仕事の合間に、
子どもの成長を、垣間見れる良い機会でした。

『可愛い子には、旅をさせろ!?』

小学生だと、付き添いが頼める飛行機の一人旅ですが
中学生は大人扱い。料金も!
(今回はヤング割りを利用し、少しだけコストダウン)

荷物のチェックイン時には、中学生一人と分かると
「お手伝いしましょうか?」と、
GHの方が聞いてくださるのですが、

「要りません」と、我が子。

へぇ〜。

まぁ、道に迷うこともないフライトの旅なので、
小学生から慣れている本人にとっては、平気なのでしょう。

いつもは、もじもじしていて、なかなか答えられない我が子が
即答している姿に成長を感じます。

『背丈も伸びて、体力もついて』

筋トレで、筋肉もつき、部活では、汗をかき
保護者の方のご縁で、
他県での試合を2回も経験させてもらいました。
ありがたいことです。

一つは、組み合わせにも恵まれ入賞。
別の試合では、ミスで負けてしまったり。

小学時代にご指導いただいた先生とも練習できる機会があり
3セット全て本人が勝ったと嬉しそうでした。
(おまけしてくれたのかも!?)

反省点もあり、喜びもあり。

限られた学校の環境での練習では、
なかなか技術を磨くことができない様子なので
こうして、出かけていく積極性は大事だなと思うのでした。

『学習は、多岐にわたって』

夏休みといえば、読書をしたいところ。
が、なかなか宿題と部活に追われて、余裕なし。

上級生になり、リーダーシップや
人間関係の機敏など身についてもらえればと、
「孔子、韓非子、大学、中庸」のマンガを購入。



性善説に基づく「論語」は、親子で親しんできましたが、
性悪説の「韓非子」は私も今年になってから。

訳本を読んで大変興味深く、
面白かったので、子どもには、マンガで与えました。
結構はまっていましたね。

『ものづくりも、やってみる』

「ものづくりを人任せにしない。何か最後まで自分でやり遂げる。」
ということを身につけてほしい親としては、
今年は、ワンピース作りに挑戦してもらいました。

デザイン、採寸、型紙起こし、布を断つこと、
ミシンの糸通しから、、、アイロンかけ。



通しでやることで、作る手間の大変さとともに、
完成の喜びを味わえます。

そして、また、着てみて褒められる
というのも、なかなかないことです。


↑直線憂いの簡単ワンピース、襟ぐりは大人の手を借りつつ、1日で完成。

今、洋服は、本当に簡単に手に入りやすい時代になりました。

それでも、創り上げる喜びと大変さを知る
ということがあっても良いと思うのです。

誰かの労働の上に成り立っていることも学んでほしいですしね。

意外に思われるかもしれませんが、決断力や判断力も
ものづくりでは身につきます。

どのくらいの長さにするのか、
スリットは入れるのか入れないのか、などなど細かいことまで
楽しんで考えながら、決めるのは、自分。

手先を動かしながら、考えて、身体と脳の一体化も測れる裁縫は
私は、賢くなれるチャンスだと思います。
毎週、やってもらいたいくらい、笑。

お出かけについては、、、、
今年は、パートナーと都合が合わず、家族キャンプは見送られました。
それでも、お祭りや、映画や美術館なども行け、
そこそこ、思い出もできたかなぁ。

夏の振り返りは、ここまで。
ここからは、自分の今後のことです。

『大人だって成長したい。学びの場へ積極的に』

子どもの方は、ぐんぐん伸びていっているなぁと思うので
我がことを振り返って、

今年は、これまで行けなかった
建築の勉強会に、私もどんどん、積極的に参加しよう!と、
いろいろと申し込んでいるところです。

東京では、JIA建築家大会、建築展
熊本では、ヘリテージマネージャーの大会、
内輪では、民家再生協会の勉強会、などなど、

今から、楽しみです。

『仕事でのチャレンジも、しっかりと』

そして、この夏新しい契約も幾つかいただき、
新工法にもチャレンジ予定。
今から、しっかり勉強と段取りです。

『移動の読書は、実用書!?』

専門書では、時間的になかなか難しいのですが、
実用書であれば、電車の中で往復2時間もあれば
雑誌1冊、文庫本1冊は読み終えられます。



「夏バテは遅れてやってくる」を、今から吹き飛ばそうと、
西洋と東洋と両方読み比べ、ただいま、実践中。

疲労回復には、実は軽い運動が良い(体を動かしていないから疲れる)や
ご馳走より、鶏胸肉やツナ、フルーツが、疲労回復食
というような共通項もあり、安上がりに実践できます、笑。

幼児期では、「くう、ねる、あそぶ」を大事にし、
学童期は、「くう、ねる、まなぶ」を重点的に
就労期は「くう、ねる、しごと」で、人生を謳歌するぞ!

の信条を元に、訪れる秋を親子共々
更に楽しみたいと思います。

みなさまも、どうぞ、疲れを残さず
素敵な秋を迎えられますように。。。。。

長文お読みいただき、感謝です。
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女子の建築学科への進学と就職を考える 〜その3「やり抜く覚悟が求められる!」

2018年08月22日 | ワーク・ライフ・バランス
夏休み特集のブログです。先2つのブログの続きです。

この暑い中、スーツに身を包まれて就活中の女子学生も
おられると思います。

春先から街に溢れ出した黒いスーツに黒パンプス、黒い鞄の女子学生。
一律に行われるこの就活については、一過言ありますが

今日のお題は、まだまだ男性社会の建築の職能に進学、
就職する女子学生に絞って綴ります。

女子学生の直面する問題に加えて、就活で苦労するかもしれない。
の話です。

私の学生時代、成績優秀な4年生卒女子を採用しなかった某メーカーを
憤慨していた教授の姿も思い出されます。
(受付や案内嬢として、容姿端麗の方が求められていた様子)

女性はインテリア担当で、大きな仕事は任せてもられない,
かもしれない。(という大手の設計事務所内情も垣間見ました。)

性差の適材適所は、確かにあります。

それでも、採用先の固定観念に囚われての、
差別はやめて頂きたいですね。

昨今のニュース、医学部の女子学生が、
医師を続けないからという理由で、合格させないのではなく
女性医師も働き続けられる環境の整備の方を議論して欲しい。

建築の現場も長丁場なので、
妊娠出産で辞めていく人は、少なくありません。

そもそも、責任ある立場に立たない
という選択をする方も多いはずです。

仕事を続けるには、どうしたらいいかを考えないとなりません。

結婚しない、子どもを産まない。
私の女性先輩方は、その選択が多くありました。
今でも、私の周りがそうです。

結婚、出産すると責任の発生しにくい、
下請けをするなどし、仕事を選んででも
続けていくことを重視している
主婦建築士の皆さんもおられます。

どう家事や子育てと両立するかの知恵も色々聞きました。

放っておける圧力鍋でのおかずづくりや、
値下げ時の夕方にスーパーに走り、お惣菜で済ませるという裏技まで。

私自身は、『自分で時間をコントロールできる自由を手に入れる。』
しかないと、独立しました。

大変さは増しても、自由がなければ、両立できないと判断したからです。

いまでは、法的な制度も整いつつあり、
勤めていながらも両立できる人は増えてきているはず(と思いたい。)です。

専門的な学びで専門的な職能に
つきたいと考えている学生さんがおられたら
ぜひ、「継続する心づもり」でいていただきたいですね。

「女子はすぐ辞めるから、、、」=「採用は嫌だ」
は、私自身も浴びせられた言葉です。

だからこそ、続ける覚悟を持って生きています。

時々、身体が悲鳴を上げて、家族に
「あ〜、もう主婦になりたい。仕事しないでおきたい。」
とのたまうと、

(注記:主婦が楽というわけではありません。
一度にいろんなことをこなす元気がないだけ。)

「無理、無理。仕事したいに決まっている。」
と白い目で見られます。

果たして、息を吸うように、
建築の仕事も私の人生の一部ですものね〜
と、家族は、だませません。

実際に、家族の協力も増しているので、
両方こなすエネルギーがない時は、ほぼ仕事だけの日もあります。
ありがたや〜。

周りの協力を得る術と、自分の覚悟、
そうすればきっと、継続できると信じて!

では、残り少ない夏休み。
学生の皆さん、有意義に過ごしてくださいませ!
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女子の建築学科への進学と就職を考える〜その2「固定観念で決めつけないで!」

2018年08月21日 | ワーク・ライフ・バランス

夏休み特集のブログです。昨日の続きです。

建築の世界は、まだまだ、圧倒的に男性が多い。
また、指導者にも偏見があります。

母校の某教授は、建築の女子学生の増加を、
「男子の気が散り、男子の勉強の妨げになる」と豪語し、
私たち女子は開いた口がふさがりませんでした。

勉強に集中しない男子学生を棚に上げて。。。。

パートナーが、自身の母校に製図だけ教えに行っていますが
「最近は、女子学生の方がプレゼンが上手い」そうです。

「中身よりも、それに騙されちゃうんだよな〜。」
という教授陣もおられるとか。

いいじゃないですか!得意なことを活かして何が悪い!
と心の中では、その女子学生を応援しています。
(相棒には、口でも言いますが)

どうしてこうも、男子は自分の愚かさを棚にあげるのでしょう。

そうそう、歴史的に見て、男性が女性を差別するのは
「女性の能力を恐れてのこと」とする説もあります。

女子だからとか、男子だからではなく、
個人として、その能力を判断できるようになるといいですね。

逆もあるわけですから、、、

保育士の男性は、以前はトイレが利用しにくかったり
男子更衣室がなくて困ったという話も聞きますし

最近のフライトで、時々見かけるCAの男性は、女性社会で
最初は抵抗があったろうなぁと想像してみたり、

イケメンさんだったりすると密かに嬉しいでの
私自身も逆での偏見を取り払うべく、意識しつつ。

『素でみていく、判断する』

これが人間なかなか難しいですが、私たち大人が、もっと
シンプルに判断し、生きられるようになるといいですね!

まぁ、そんなこともあるよ〜と、
女子学生さんには現実を知ってもらいながら

それでも、飄々とあるいは淡々と、
そんな社会をクリアして学んでいって欲しいです。

学んだ後の就職も、ちょっとハードルがあります。

続きは、次回
女子の進学と就職を考える
〜その3「やり抜く覚悟が求められる!」〜で綴ります。
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女子の建築学科への進学と就職を考える〜その1「反対されても挑戦してみる」

2018年08月20日 | ワーク・ライフ・バランス

↑雲の上からの夏の富士山

夏季休業を終えて、1週あけてのブログです。
皆様の地域では、まだまだ暑さが続いてますでしょうか。

先々週、8月7日の立秋から、
超猛暑から猛暑へ移行したと感じた熊本でした。

休業中は横浜で過ごしました。
夏らしく南からの浜風が吹けば幾分過ごしやすく、

ここ数日前、風の向きが一気に変わり、北風の強風が吹き、
気温が一気に下がりました。

それもそのはず、
今年の8月11日(山の日・新月)が、旧暦では7月1日、
暦では、もう秋です。

8月23日の処暑辺りまで、日中の暑さはあるでしょう。

それでも、朝晩の冷え込みは、気温差が激しく
この季節の変わり目こそ、用心しなくてはと心得ます。
(早速、子どもがくしゃみ、注意しなくては!)

夏の疲れは時間差で来るようですから、
これからバテないためにも、適度に休息を取りつつ、
栄養のバランスを心がけ、体の温めをしっかりと行い

今年後半に向けたエネルギーを
チャージして行きたいですね。

夏休みといえば、事務所で、これまでも
建築を学ぶ女子学生さんを受け入れたり、
相談に乗ったりしてきました。

今年は、思いがけず、中学生からの進路相談があり、
驚きもあり、嬉しくもありました。

ものづくりが好きなお嬢さんの
お母様を通じての建築学科への進路相談でした。

早くも、自分の進む道を見極めようとされている姿勢に
感心すると共に、女子学生の置かれている状況を
改めて今の日本社会と照らし合わせて考えさせられます。

某私立大学の医学部の入試で、
女子よりも男子を優先するというショッキングなニュースは、
みなさまの記憶に新しいと思います。

前々から、企業は、入社試験をすると女子の方が成績が良く
男性を採用できなくなるので、
性別で上から採用しているという内々の話を小耳にしてはいました。

さもありなん、と思うと同時に、
怒りと諦めと交差する心境にもなりました。
医学部のニュースもまた同じです。

私の時の建築学科でも、
女子学生への風当たりは宜しくなく
さらに、事務所に来られる学生さんの話でも、周りからの反対があったなど
驚くかな状況はあまり変わっていないのです。

そもそも、私自身、高校の進路相談で、建築学科は男子が行くべき場所と
化学系の先生に、先制パンチをくらいました。

理系クラス担任の先生からは、君の成績では教育学部かなぁ、、、
県外へ出たい私に、経済的理由から親からは県外への進学はダメ。

賛成してくれる人は、誰もおらず、ダメダメ尽くしで
高校からの建築学科の受験生は一人。

親の条件を、「国公立に限り、さらに女子寮があればOK」まで引き出し
(親は該当しないだろうと踏んでいたのか、、)

その条件を満たす日本で1校の建築学科の大学を見つけ、
それが短大だった訳なのですが、奨学金をいただきながら、
アルバイトしまくりで通いました。

そこで、建築の学びは到底2年間では終えられそうにないと
編入試験を受け、(短大の教授陣のサポートも受けながら、
有志数名で受験勉強に取り組みました。)
そして、最終的には大学院まで行かせてもらいました。

ですので、やってみれば、なんとかなるという経験から
躊躇している人、反対されている人には、あきらめないで!
と、背中を押しています。

手段は後からついてくる!

一方で、「飛び込むならご覚悟を!」と、現実もお伝えしています。

続きは、次回
女子の進学と就職を考える
〜その2「固定観念で決めつけないで!」〜で綴ります。

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ありのまま、節ありの材を採用する。木材を生かしたい仲間と共に。

2018年08月06日 | くまもと型復興住宅02




今日は、平和を考える特別な日ですね。
日本に世界に初めて原爆が落とされて73年。

子どもの時、修学旅行で訪れた広島の原爆ドーム、
社会人になって、広島の友人に案内してもらった原爆ドーム、
そして我が子を連れて行った原爆ドーム、

幾度と訪ねた場所。私には、当時の様子を想像するしかできません。
それでも、繰り返してはならない悲劇が起きた場所として、
私の心の中に刻まれています。

いま、世界中の平和を願う方が集っています。
遠方からですが、祈らせてもらいます。

平和といえば、まずは、住まいの確保でしょうか。
拠点、居場所、足元を固めていくことが、
平和な世の中にも繋がっていきます。

住まいにづくりに関わっていて、
住まいは、平和の原点でもあるなぁと
しみじみと感じています。

今日は、進行中の復興住宅について綴ります。

今回の復興住宅は、
完全にオーダーになっています。

ガイドブック掲載の案は、2~4人家族子育て世代もしくは、
高齢者2人+お孫さんの宿泊室、というように。

将来、親との同居を考えている方には、増築案。

そんな風にメンバーと話し合ってきました。
建主さんがいないところでの想定でしたから。

敷地条件や、ご家族構成で、
そのままというわけにはいかないケースもあります。

家族が多かったり、中2階が必要なかったりという方には
自由プランで対応しています。

メンバーが、それぞれにヒアリングして、ご予算と調整しながら
大きさを決めて、横に広げた案や、L型案など、、、

基本的には、熊本の木を活用するというところをベースに
南側の軒を広くして、熊本の気候風土にあった形状であったりと

根底に流れている部分は、設計者が変わっても同じになっています。

私が担当した今回の建主さんは自由プラン希望であったため、
いろいろな調整に時間をかけました。

そして、いよいよ、木材の加工に入る段階まできました!
嬉しいです。

せっかくの木造です。
壁に覆われてしまわない、表しの柱や梁も設けています。

化粧梁には、なんと樹齢70年の五木材葉枯らし材を採用予定です!

化粧といっても、通常の節の少ないものや、
柾目など高級材ではありません。

ありのまま、節ありの材です。
構造的に目が詰まっているかどうかが大事です。

昔から、見た目が良い材は、強いという風潮があります。
でも、中に、割れ節や、死に節が入り込んでいる可能性もあります。

きちんと山の手入れがされているかどうか、、、もポイントです。

現地確認には伺えなかったので、担当者が送ってくれのが記事トップの写真です。
建主さんにも見てもらいました。喜んでOKをもらいました。

断面の目の詰まり具合、私は良い材だなぁと判断しました。



節は個性。。。

そう思って、可愛がってもらえたら良いなぁ。。。と、
今から親の心境です、笑。

仕上げ加工が終わったら、
木材は、五木まで、施工者さんが取りに行って下さいます。
(搬送費をコストダウンするため)

五木材の窓口のKさんには、在庫があるのか、価格が折り合うのか
春から、何度も調整させていただきました。

その都度、対応いただき、本当に感謝です!

細かなやり取りに少々疲れる時も、正直あります。

そんな時、心が救われた言葉があります。

監督さんが
「天然乾燥は、色艶が良いですものね。
人工乾燥材はどうしても黒ずみますから。
見えるところには、天然乾燥をお客様には提供したいです。」と、
言ってくれたことです。

手間がかかり、検討事項も多いのに、
連日多くの現場を抱えて、お疲れ気味のNさんですが

建主さんの立場で、
物事を捉えてくれていることに感激しました。

こうやって、ものづくりの方向性を
共有できる瞬間があるからこそ、私も頑張れるのだなぁ。

プレカット図の最終図が出来上がってきました。
こちらのやり取りも多かったですね。


チェックバックの繰り返し。

今回初めての工場なので私も訪ねました。

担当のUさんとお互いの勘違い部分も解消でき、
頑張っている熊本の製材所や加工場も拝見でき、良い打合せでした。
このUさんがまた仕事の出来る方で、とても頼もしかったです。

設計監理者と施工者、木材提供者、加工者の、
細かい調整と連携があって初めて
良心的なコストで、良材が建主様の手元に届くのだと信じて、
今日も調整を続けます。

連日猛暑ですが、熊本の皆さん、一緒に頑張って参りましょう!

プロジェクトの進捗はHPにアップしました。
http://www.mk-ds.jp/newworks/2018/08/02.html
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