せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

性能評価の打合せ

2008年10月10日 | a05監理_神奈川県 藤沢市H邸新築工事

昨日は結局夜9時近くまでの打合せとなる。審査員の方々もお疲れさま。

住まいというのは、住み手の要望や希望で自由に発想し、諸条件(土地の形状や法律に環境など)をクリアし、様々な工夫をし、機能的に安全に快適に作れたらいいなと思っているが、「性能評価」の基準はどうも、その自由さというものは考慮されていないようだ。

一般事項しかマニュアル本にないので、その部分が当てはまらないと、設計者も審査員も困ってしまう。そんな訳でその部分をどう設計していくのか、あれこれと知恵を出すうちに遅くなってしまった。

性能評価の厚さ2センチのマニュアル本を読み進むうち、懸念はしていたが実際にユーザーの利益になるための品確法のはずが疑問もわいてくる。

まず第一にプロトタイプ(真四角の総二階の家など)にしか当てはめにくい部分を法や指針で決めるなら、まず最初に土地の形状を、プロトタイプにしていく必要がある。その部分の政策は欠落して、建物だけに縛りを作ってもなかな採用は出来ないだろう、、などなど。

設計の性能評価はハウスメーカーでさえ取りにくいと聞く。しかし国の政策はその評価取得を促す方向とも聞く。昨年、今年と建築基準法の改正あり、建築士法の改正有り、また住宅の履歴書作りも国の方針で始まる。

*「性能評価」の取得は義務ではないので、品確法という法律は出来たものの一戸建ての住宅で普及している訳ではない。(費用も建主や施工者、設計者の負担)今回は助成のために取得が必要。

何だか創り手も、住み手もいろいろと国の方針に振り回されたりしながら、でも真の意味で必要なものかどうかを見極めつつ、創り手のポリシーだけは失わないでいたいと思うのだった。

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