せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

子どもがのびのび育つ環境とは?日当たりと水と栄養を考えてみる

2020年02月25日 | 子ども・環境

春めいてきましたね。
写真のハチマキは塾の先生が、お正月に下さったものです。

今年から、ヒノキのモダン神棚を祀りましたので、
ここでも合格祈願、笑。

先週で、やっと我が子の受験が終わり、
久しぶりに、ほっと一息つけた週末でした。

ここまで、ご指導下さった学校と塾の先生、
そして、生活面での指導訓練の先生方、
心配してくれた義理両親には、感謝いたします。

神棚のお榊の花が咲いていてびっくり、可愛らしい。



連休中は、子どもは、同級生と卒業遠足に着る服を買いに行くと出かけ
私は、その合間に、一人時間を楽しみました。

新型コロナウイルスの拡散が懸念される中
ディズニーシーへの卒業遠足は、強行されるようです。
すでに、旅行会社にお金も払いキャンセルも出来ない様子。

親としては、心配も残りますが、
手洗いうがいと、
免疫力を上げる対策(睡眠確保と食事)しかできませんね。

今日は、今年度の私の子育て苦労話も盛り込んで
子どもの生育環境について綴りたいと思います。長文になります。

1) 子育て感と現実のギャップ

私の時と比べて、あるいは都市部と地方で違うのか
卒業遠足が、随分と豪華な旅行です。近くの山への遠足ではなく、
まるで修学旅行。
しかも、そのために私服がいるとは?制服じゃないのですね。
(制服でもよいらしいですが、誰も着てこないとか)

都会に住んでいるとそういった消費文化が
当たり前になる恐ろしさも感じています。

我が子には、消費者の前に、自立した生活者になって欲しい

そんな子育て感で、育てているつもりでも、
いつも、「お母さんの時とは違う!」と
子どもには言われてしまう始末。

でもね、環境の悪化などで、将来辛い思いをするのは
子どもたち、子孫なのですよ。

大人が作った世界で、
子どもたちが惑わされないようにしたい
私は、そう思います。

なので、ぎゃー、ぎゃー、言われようとも、親としてはなんとか
踏ん張っていきたいですね。

2) 受験がまるで入社試験!?

今回、受験というものも、全く私の時と違い、
公立高校の受験に実に3回も学校に行くことが必要でした。

一般5科目の試験。
神奈川県の特別の試験(特性などをみます)、
そして面接と。

私から見ると、まるで入社試験なの?というに感じました。

将来の展望とか、高校生活への希望とか、
中学時代に何をやってきたのかとか聞かれる訳です。
中学生で、ここまでしなくてはならないとは!?

担任の先生や塾の先生の話では、
途中で、学校に来なくなるのが困るから、らしいです。
意欲や適性をみるのでしょうか。。。

それだけ、不登校になってしまう子も
多いということでしょうか。

本人の問題というよりは、
どれだけ、学校教育に魅力があるか、、
ではないのでしょうか。

なんだか、問題がすり替わっているような気がしてなりません。
まぁ、私も上から目線の学校が嫌いではあったので、
ここだけは、私の時と変わっていませんね!(変わってほしい)

3) 母の感じる子育ての辛さとは

ブログの読者、あるいは、ここにたどり着いてきてくださった方は
キーワード検索などで、子どもの環境について気になった方が
訪ねてくださっていると思います。

これまで、子育ての辛さを、幾度となく感じてきた中で
私が、最大限に感じていることは、
『母親の責任』という重圧でしょうか。

なぜ、そんなに感じてしまうのか、
やはり胎内で約10月10日を一緒に過ごした仲であり、
我が子は、身体の一部だったからでしょうか、、、。

また、子どもの数が多かった頃は、
いろんなやんちゃっ子もいて、
さして一人に視線が集中するということもなかったでしょう。

少子化が余計に母子を一帯化させているように
私自身の経験で感じました。

我が子には、少し、発達に偏りのある部分があり
それは、とても日常生活で困るものです。

今年の夏に専門家に診てもらい、
診断を受けて、訓練にも通いました。
まだ訓練途中。

・片付けがでいない=忘れ物や落し物が多い。

見えるものしか、存在しないものとなってしまうので、
タンスの引き出しにしまったら、
「お母さん、◯◯がない」となってしまうのです。

なので、引き出しが開けっ放しになってしまう。


常に床物があり、足の踏み場がない。

学習机だけではなく、
ダイニングテーブルにも物が散乱。
食事ができませ〜ん。これが一人の荷物とは思えない量。



教科書も、カバンからは出しません。本棚に入れたら
それはもう、どこへ行ったか分からなくなるからです。

写真が見苦しくてゴメンなさい。しかし、これが現実。
最近は床が見えますが、靴下の山はできますね。



そんな中での受験ですから、それはもう、大変でした。
模擬テストのプリントやら結果は、親が探さないと出てこない。

塾のプリントも、毎回、ないないと大騒ぎ。
  • 時間の概念、感覚がない
待ち合わせの時間=出かける時間、になってしまう

なので、部活の試合や登校時の待ち合わせなどは
いつもタイムオーバー。これには本当に苦労します。

逆算することが難しいのです。タイマー利用などもします。

受験日程、日めくりカレンダーも作りました。
子どもに聞いたらあったほうが良いというので。

担任の先生、塾の先生には、特性を話し、
偏りの数値を示す診断結果のグラフを持って。

塾で出される1週間分の宿題も、1週間後から始めることになるので
先生と相談し、我が子には、次の日の宿題だけにしてくださいと、
小分けでお願いしました。

もともと、発達障害は
私自身が専門的に勉強してきた分野だったので
冷静に対処できたのです。

それでも、
辛かったのは、外野から言われる言葉です。

義母には、「この子は将来どうなるの?働けるの?」
小学校の時は、時間に遅れる我が子に
「おたくのしつけ、どうなってるんですか?!」
と責められたり。

家庭訪問でも担任から「帰り支度ができず、
周りの子も巻き込んでしまうので、困っています。」
などなど。。。。

夫も、我が子の成績が理想でないのを、
「なんでこんな点数なのだ!」と叱ったり。

いやぁ。。。私も最初は、時間割ができない、
学校の準備ができないのを随分と、叱ってきました。

診断で何が不得意なのか、はっきりするまでは。

しかし、受けて良かったのは、
それが特性であり、

訓練するしかなく、
サポートして、良き習慣を作るしかない。
くりかえし、くりかえし、です。

そのことを、皆に、堂々と言えることです。

母親が、我が子可愛さに、
甘やかしで言っているのではない。
専門家の判断というところが、ミソですね。

そうしないと、みんな私が責められますから。。ははは。

しかし、現実に私もそれほど強くはありません。

診断結果が出て、薄々そうかなと思っていたけれど
ショックでもあり、

義理両親から受験をどうするのか?
と、わいのわいのと言われて、免疫ダウン。

腸の炎症で入院という形になったのだろうと
思っています。(それが昨年の夏ですね)
身体が悲鳴をあげたんでしょうね。

 義理両親には、「孫は、あなた方の子どもではありません。
 心配しないでください!」の大宣言をしました。

他に孫がいませんからねぇ、涙。
仕方ないとも思うのですが、お見舞いでも、
私の心配ではなく孫の心配の話になった時は、閉口しました。
そんなものですねぇ。

まぁ、生まれた時から知っているので、無理もないのかもしれません。
義母の私の仕事への理解と子育て協力のおかげで、
ここまで来れたわけです。気持ちまで母親代わりになってしまう。
こんなおまけも付いてくるのですね。

4) 日当たりと水と栄養

そんな経験から、私の結論。

子どもに必要なのは、植物と一緒だということ。
日当たりと水と栄養。これさえあれば、自然に育っていきますよね。

日があたらないと、枯れますね。
水のやりすぎも、ダメ。
肥料多すぎも枯れます。

つまり、手のかけすぎ、心配しすぎはダメということ。

日当たりの良い環境

気持ち良い空間だけではなく、
本人が輝ける場所や、得意分野を伸ばす環境、ご縁づくり。

水、基本の生活部分=食事,睡眠

栄養、これは、やはり、親や指導者からのヒントや誘導でしょうか。

日めくりカレンダーは、効きました。
今日は何日かということと、
後何日あるか、ということが書いてあり

また、引っ張って破くというゲーム性もあり、楽しんでいるようでした。
(プレッシャーにならないところが、
時間概念のなさのなせる技ですね、羨ましい。)




そして、今回、進学に当たって
苦労するであろう 我が子の学校生活を、
また、専門的な方に相談しました。

受験で、封印されていた、絵やイラスト描き
(これは義理両親に「絵では、食えないよ」と言われたらしく、止めていた模様)

早速、受験が終わったら色鉛筆を出してきて、
塗絵に集中していました。

こういう好きなことへの行動は早い!
やっぱり好きなんだなぁーと思っていたら

その方にも、どんどん、絵は描かせてください!
と言っていただけて、個性の伸ばし方を教わりました。
ありがとうございます。
(義母にもお願いしました、封印しないで〜)

5)親の役割とは

子どもの好きなこと、特性、これを見極めるのが、
本当の親の役割なのかもしれません。

昔の親は子どもをよく観察し、
適不適を見極めたと書物で読んだことがあります。

昔は商売は世襲制。
自分の子どもの内で、うちの商売に向かないという子を
奉公に出したのだとか。無理やり商売を引き継がせるのではなく
本人の進む道標を用意してあげるということなのでしょうね。

今はというと、世襲制は、政治家ぐらい!?
大企業も残っているかしらね。

今の時代は、選択肢が多い分、
子育てが、我が子の見極めではなく、

情報の見極め(ども学校が良いとか、どんな教材が良いとか)
になっているように感じます。

自分自身も振り回されているかも?と思う時があります。

保育士さん向けの機関紙で読んだ
おさかなくんのお母さんの子育てが素晴らしかったですよ。

教科書ではなく、魚の図鑑を学校に持っていく我が子を
先生に頼んでOKにしてもらったそうです。

おさかな新聞を学校に張るなど、
輝ける瞬間を先生が用意してくださったり。
素敵なエピソードがあります。

そうです。まずは、我が子を信じなければ!

おさかなくんほど個性のない我が子は
どうしたら良いの〜
との声が聞こえてきそうですが

秀でているとかではなくて、本人の好き、楽しいから
感じ取って行けば良いのではないかなと思います。

楽しければ、継続ができ、継続できることは
自分の専門になりますから。

そして、どんなに我が子が優秀でも
悩まない親はいないと思います。

私の両親も言っていました。

子どものことは、子どもが大人になっても、
心配のネタが大きくなるだけで、尽きないと。

それが親なのでしょうね。

世の中の子育て中や受験生のお母さんお父さん

子どもを信じて、水やり栄養やり、日当たりよくさせてあげて
育つのを一緒に待ちましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

これからは、内部も、外壁もオール杉板張りが可能に!

2020年02月17日 | 模型・実験・見学・講習・イベント


先週末、板倉構法と防火性能、講習会に参加して、
防火構造の認定書を頂きました!

これまで、街中(防火地域)では、
外壁を杉板板張りにする場合

1)モイスや、ダイライトなど、
防火認定を取得しているメーカーのパネルを設置
(家一軒当たり約30〜40万円up!)

2)薬剤注入による不燃木材を使用(高価、環境にどうか?)
のいずれかで対応しなくてはなりませんでした。

それに準じて設計してきました。

加えて、第三の選択がありました。

3)平成19年に、板倉構法を研究している「伝統木造研究会」が取得した
防火構造の認定設計施工方法です。

この認定書は、一般には入手できず、講習会費用を払い
その構造と施工の注意ポイントを理解したもののみ受け取れるというものです。
今回、熊本の講習会でお会いした板倉構法の第一人者であられる、
つくば大学名誉教授の安藤先生より案内をいただき、
この度講習会でしっかりと学び、
この構法を用いることができる建築士として、
お仲間に加えていただいた次第です。

平成26年には、新たに耐力壁倍率3.3と3.4の倍率を
スギの落とし込みパネル方式で取得されています。

これまで、構造耐力が少ないと言われてきた板壁。
建築基準法の告示では、0.6倍でした。(初期値が低いため)

実験と検証に実に10年を有したと、安藤先生に熊本ではお聞きしました。
大学の先生方、そして、伝統的な構造の研究者、
実験材料を提供された材木関係者、
実験パネルを施工された工務店の大工さん方に感謝して、
認定番号を使わせてもらいたいと思います。



講習会では、

侘び寂びの文化として有名な千利休の茶室「待庵」は、
戦国時代に焼け野原になり、森林の木材不足で、
小径木のスギを活用した復興住宅へつながる建築だった!?
という解釈や、

昨年の令和天皇の大嘗祭の中心儀式「大嘗宮の儀」で
茅葺の屋根が使われなかったのは、
日本古来の伝統建築(木と草の建築)を損なう行為であった
(初めて板葺きに)など、

日本文化と木と、建築の関わり方、在り方まで
話が及び、大変勉強になりました。

木造は、毎日が学び直しです。
神社仏閣も、出先での合間に、見て回っているところです。

これからの建築を考えるためにも
古来からの木の建築の良さ、伝統を学びつつ、
最新技術、環境との共生も踏まえて
木の建築のものづくりに邁進して参ります。


スギ愛に触れて、命を活かす、ものづくりとは

2020年02月10日 | 森と樹と暮らしを繋ぐプロジェクト


杉を低温乾燥しておられる、工房を訪ねました。
乾燥機の名前は「愛工房」です。

熊本の木を乾燥してパネルにされている品があるので、
その現物確認にも伺いました。



1)素晴らしスギました。

写真では、艶、香りがお伝え出来ません!


↑熊野地方のご神木だそうです。
素敵な波動が出ておりました。

スギの持つ木の良さを最大限に引き出す
低温乾燥機開発者のスギ愛にあふれる
伊藤さんには、
いろいろとご指導頂きました。

ありがとうございます。

その凄さは、
木の持つ本来の良さを丸ごとギューっと
詰め込んだ感じでした。

著書に書かれていた、
黒芯の杉というものも、拝見。あまりの黒さに
まるで炭化木材のよう。



土地が肥えてるからですかねぇ?と尋ねると

「山の王様だね」とおっしゃる。
栄養分が特に良くて、黒くなるそう。

黒くなる木とならない木があり、
恵まれたその木本来の生命力。

だから、王様なのだ。

木材の乾燥には、

高温乾燥(機械乾燥)と天然乾燥に

大きく分けられます。
それぞれのメリット、デメリットがあります。

低温乾燥は、自然の良さを残しながら
さらに、木をもっと丈夫にするメリットがありました。

もともと、高温乾燥での内部割れによる構造材としての不安を
感じてきて、天然乾燥が良いのではないかと
新月伐採の木を見せて頂いたり、
葉がらし乾燥木材も採用してみたり、して来ました。

それでも、それぞれに少なからず、疑問点もあり。

今回の低温乾燥によるスギ材は、確かに
良いトコどりをしているなと感じました。

赤みに含まれる油分(天然防腐剤でもある)が
白太部分まで行きわたり
それが、木のソリや割れをなくし、丈夫にしているのでした。

う〜む。スギの概念が変わります。

弱い、脆い、湿気やすい、、、etc
それらが覆されるような。

実は乾燥機が開発されても間も無く、
(今から10年以上前だと思います。)

その温度を体感できるツアーが、
神奈川県建築士会で組まれました。

私は、子育てどっぷりで行けず。。。(涙)

次に、伊藤さんの著書
「奇跡のスギ」を森と樹と暮らしを繋ぐ
プロジェクト仲間から紹介され

そして、またまた熊本でも

この「愛工房」という機械を導入された
林業家を紹介され、、、

そういった流れで、伊藤さんとは
ずっとお話ししたかったのが

念願叶って、今日実現しました。

タイミングというものはあるのでしょうか。

私も、様々なところで独学してきて、
やっとここに来るお許しが、
天から出たのかもしれません。

おかげさまで

山の植林の問題、挿し木と実生の違い
農薬(ネオニコチノイド)と日本ミツバチの関係のこと、
照明LEDのブルーライトによる光害のこと、
話が尽きません!

さらに、試食させて頂いた
無農薬野菜のチップの美味しいさ!

スギの乾燥から野菜の乾燥まで開発されていました。

木の乾燥も、食べ物も同じでした、笑。

スギの板材など、小物たちもネット販売はありません。

現物を見て触って、体験した方にのみ販売されているそうです。

日本の隠された財産(=クリプトメリア ヤポニカ)をまさに
感じられる、ものづくりをされていました。

木を見る心が想い。。。「共想」の思想にも通じます。

木を素材としてではなく、命としてみる
ソレが出来るかどうか。。。

やはり、この部分に、私はこだわっていきたいなと
改めて、確固不抜の志を立てるのでした。

(道は険しくて厳しくても!?)


余談:
関東の三十六不動の一つ、12番目の霊場が近くにあり
立ち寄りました。志村不動尊、南蔵院です。



そこの掲示板にこちらが、書かれていました。



そうです。

新しいことに挑戦すると、
新しい自分が見えてくる。

楽しみです。


立春を迎えて「木の住まい*省エネハウス」を実現しよう!

2020年02月04日 | ものづくり


立春にふさわしく、横浜でも白梅、紅梅とも
香り高く、咲き始めました。

今日のテーマは、
木の住まい✖省エネハウス」の実現です。

建築物の省エネルギー法が改正されます。

昨年の5月に交付され、11月より、
各地で建築士向けの講習会が開催されています。

もともと、私たち建築士への情報では、計算が義務化される予定で
計算方法の講習会もすでに、数年前から開催されてきました。
(当事務所は受講済み)

しかしながら、まだ50%ほどしか
日本全体で計算ができないという結果に。。。
(建築士や工務店さんの対応が難しいそうです)

ですので、義務化(申請手続きが必要)は、
300m2以上に止まりました。

規模がそれ以下の住宅は、説明義務のみです。
2021年4月から実際の運用は始まります。

この結果を、良かったとするケースと、
良くないと考えるケースがあります。

前者は、土壁など、計算に乗らない伝統構法の民家の場合です。
後者は、省エネへの対応が遅れる、
温暖化対策に追いついていかない住まいが増えるという懸念です。

そもそも、法律で個人の家のグレードを縛るというところに
無理があります。

しかしながら、昨今の家庭での
電気エネルギー消費、CO2排出の増加は、
やはり放っておくわけにはいかない。

この辺りの矛盾をどうするのか、
当事務所でも常に思慮してきました。

専門家と話していても、講習会を受けても
以下のような考え方の違いが
分類ができるなと思いました。

1)木と土の住まいで、心地よく快適なのだから
高気密、高断断熱などいらないと考える派
(自然派とでも呼びましょうか)

2)設備機器や太陽電池、断熱性能をあげて、
機能のグレードを上げて対応するスペック重視派

3)計算が面倒。お客様の要望がないのだから
予算に合わせて、最低限配慮すれば良いのではないか
現状維持派

実は、3)が圧倒的多数で、
厳しい基準での法改正が見送られる
一因となりました。(国の説明)

私自身は、省エネ、断熱は、これまでの基準は
幸い建主様も重視される方が多く、
予算内で一番良いものを選定してきました。

さらに、できるだけ自然に負荷をかけない素材で。

それでも、復興住宅など、予算のない方には、
やむを得ない選択もありました。

私の中では、偏らず、1)、2)、3)を
バランス良く選びたい
どこにも頑固でいたくないと考えています。

そこで、木の住まいだから、断熱はそこそこで良いという考えも
設備やエコ機器に頼るばかりで
通風採光に配慮しないという、デザインもいたしません!

ぜひ、これからは、待ったなしの地球気候変動対策として
循環する素材、国産木材と、

ちゃんとした断熱とエコ素材
真の省エネハウスを、
みなさまと広く実践して参りたい所存です。

国の補助金制度もどんどん、活用して参りましょう!
HPにアップしています。


それでは、うららかな春に向けて
暮らしの豊かさと、地球環境の保全の両立を目指して
準備して参りましょう。

節目の日を迎えて、気持ち新たに余裕を持って。

2020年02月03日 | ワークライフハッピー


本日は節分。節目の日です。

豆まきで鬼を払うのは、
昔は、大晦日だったから、だそうですね。

「福はうち!」と言うのも、
新春で、年神様を迎える習わしと思えば納得します。

旧暦新年で過ごしている身としては、
新春は、梅の香りが漂うものと、思っています。

本当に、暦通り、先週まで咲いていなかった梅が
横浜でも開き咲き始めました。

昨日は、横浜総鎮守への初詣。

伊勢神宮の本殿がそのままお下がりになった
伊勢山皇大神宮は、午後の日差しで、
屋根の千木や、木組みの小口ふさぎの金が、
輝いて、眩しいほどでした。



きっと、昔の方も、この建築の姿を
ありがたく、拝んだことでしょう。

伊勢神宮の式年遷宮の様子を描いた
日本最大級サイズの日本画が、
150周年記念の御朱印帳の柄になっています。
悠久の時代が偲ばれます。



一方で、横浜はどんどん、景色が変わります。
最新スポット
ハンマーヘッドも訪ねました。





まるで、お役所のようなファサードデザインですが
商業施設とホテルです。

穏やかな海の眺めは最高でした。



反対側の施設は、赤煉瓦倉庫に合わせて、
煉瓦造り風。



そして、我が子の作品が展示されているというので
横浜市民ギャラリーへも。
こちらは、古いのですが、出入り口がコンテナ風の増築部分。



新旧の建築が共存する横浜のまちを
好きだな〜と思うのは
こんな風に、建築がきちんと機能しているから。

緑も、そこそこあり。みなとみらいや関内など
行政や商業の中心地は道路が広いところも、
ゆったりしていて。

 住宅街は、狭い坂道も多いので、田舎育ちには
心まで小さくなりそうで、ちょっと不満ですが

時々、こうして、広い場所へ来て、
心にゆとりを持たせるのも大事だなと、実感します。

今年始めた「気まぐれ日記」(=感謝&誓いの日記)には
〜自分時間の確保で心にゆとりを〜と、
昨日の誓いとして、書きました。

そして、今年始めたもう一つの習慣。

神社日記。

新年に購入した懐に入る小さなノート
江戸手控えに、
訪ねた神社の記録と、感じたことを綴っています。
(和の行動には、和柄、カタチから入るタイプです、笑)

有名な神社の神主さんが、自分の神社を持つことと、
神社との氣を合わせる方法として、
オススメされていたからです。

さらに、今日の恵方巻きは、
新しい作り方にもチャレンジ。

以前、建主のお母様から頂いた巻き寿司の人参
とても美味しくて。

作り方を教わったら
ちくわと一緒に炊くだけ、と。

試してみました。



海鮮の具と一緒に、7種目として加えたら
子どもにも好評。



暮らしの先輩主婦からは、何事も学ばなくては!
と、こちらは、今日の誓いですね。

おかげさまで、暮らしと心に余裕を持って
立春が迎えられます。