せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

処暑

2007年08月23日 | インてリア

涼風が吹くと言われる本日は処暑。実際にとても過ごしやすい涼しさ。
このまま秋を迎えたいと思う程。暑さが和らぐと穏やか~な気持ちになりますね。
ここのところの酷暑でずいぶんバテてます、身体が。身体がバテると心も余計なところでイライラかりかりしてしまうのは、私だけでしょうか。苦しい状況でこそ、ユーモアを。しんどい時こそ笑顔を。という理想はどこへやら。かなりへこたれていたので、この辺りで英気を養いたいところです。

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建築とファッションの違い

2007年08月12日 | インてリア

新国立美術館で「スキン+ボーンズ1980年代以降の建築とファッション」を観る
会場は圧倒的にファッションに軍パイがあがっていた。比較展ではなく、同じカテゴリーの中でその時代を反映するものとしてくくられ対等に展示されてはいるのだが、、。なぜだろう。多くの来館者の視線はモデルの前にじっと注がれるのに、建築の模型はすんなりと横へスライド移動の鑑賞。製作時間の掛け方からすれば建築模型の方が遥かにかけられているのかもしれないのに。展示後半に差し掛かりその理由に気がつく。スケールの違いである。等身大のファッション。自分の身体感覚で理解出来るのではないか?それに対し、建築も精巧な模型、引き延ばした図面、VTRなど情報は提供されているが、それらは所詮縮小されたもの。感覚で理解しにくい。身体感覚で理解するには模型の中に自分を投影する想像力が欠かせない。やはり多くの人に取ってそれは難しい作業なのだろうということが手に取るようだった。実物大の建築模型も部分で良いので展示すべきではないか。今回のテーマで行うならその工夫も欲しかった。Img_0127
Img_0128(新国立美術館)

かく言う私もファッションに釘付けであった。そのデザインの持つエネルギーに圧倒されたのだと思う。試行錯誤の繰り返し、かつ新しいものを生み出し続けなければならないファッション。クライアントの想い、構造的なもの、法的なもの、経済性、地域性、背景にある諸条件が多く有る建築と違い、デザインが弾けている。建築は抑制された中でいかに弾けるかそこが勝負どころである。個性や時代の反映を強調するファッション界において、同じ予算、同じ期間、同じ素材でどのようなデザインが出来るのか、抑制された中での試行錯誤をデザイナー達が試し、その結果も見てみたいと思う。

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保育園の見学

2007年08月11日 | 子ども・環境

こども環境学会から案内をもらい、東京の区立保育園(改修工事)を見学に行く。
(アップが遅くなったが、実際は2週間前の見学)
木、木、木である。壁、天井は違うが、木製の床と家具「森」だそうだ。
木は万能なのだろうか?私自身、自然の素材は子どもにベストと考える。しかし、世の中には石も有り、土も有り。素材選びや使う分量にはバランス感覚も必要ではないか?空間に身を置いてそんな想いを強くする。アトリエと称された子どもの隠れが的ユニットに潜り込んでみる。

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(左:アトリエ) 

(右:絵本コーナー)

そこから園の視線や音を感じてみる。天井が低く、暗い。落ち着くだろうか。楽しいだろうか。我が子(保育園児)を思い起こしてう~んここではじっとしていないだろうなと思う。
それよりも低い本棚と壁沿いに並べられただけの読書コーナーがいい。本を読んでいる時、園の様子は見渡せる。安心感が有る。でもちょっと自分だけの時間を過ごせる。簡単な工夫だが、園児にはその大げさでない仕掛けが生活空間としての場になっていくのだと思う。配布資料の図面にはそのレイアウトはないので保育士さんのアイデァかもしれない。

我が子の保育参加でより実感したのが、子どもの生活の場である保育園には「動」と「静」の空間が必要だいうこと。長時間生活の場として過ごす子どもにとって、ほっと出来る瞬間はとても大切でその仕掛けを空間の中に確保しておいてあげたいと思う。

子ども達が使っている様子、遊んでいる様子それらを観察してみたい。それが本当の意味での見学かなと思い園を後にする。

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中間検査

2007年08月09日 | a07監理_滋賀県 東近江市M邸新築工事

先週、中間検査を受けた。木造2階建てなので軸組の緊結が目安となる。台風を心配していたが、現場へ向かう車窓は青々とした田圃が太陽に照りつけられており、ほっとする。Img_0101
台風時は施行中の建物は大わらわである。周辺に資材が飛ばないようしっかり固定し、建物が濡れないように養生し、時には施工者が現場に泊まり込むケースもある。建設中の建物は倒壊し凶器にもなりかねない。何といっても予測不可能の自然の力。こうした力に立ち向かいながら人は家を造り、生きてきたのだなぁと、まだまだ強風に煽られながらの監理者検査。金物一つ一つをチェックしていく。

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Img_0145こうして大事に手をかけ、人の力や知恵を集めていくのがものづくりだなぁと思う瞬間でもある。

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木のブロック(立秋)

2007年08月08日 | 子ども・環境

まだまだ暑さが続いているとはいえ、今日は秋の始まり「立秋」
店先のウィンドウには落ち着いた色合いの秋物服がちらほら出始めて、、、そんなところで妙に季節感を感じたりして。旧暦の知恵は商売繁盛にも生かされるそうな。
さて、今日は仲間と夏休み真っ盛りの子ども達(小学校の児童クラブ)の地元の間伐材ブロックを利用したパズルづくりのワークショップを行う。Photo_14
木という材料を身近に感じて欲しいという狙いもある。工作の手が一段落したところで、木のブロックの匂いをかいでもらうと「いい香り~」「癒される~」の声があがる。切りたての木の香りを感じながら、指先で木の温かさを感じながらの作業。一つ一つの色も木目も違う。パズルの組み立てに熱中しながらも、きっと五感で得たものは果てしなく大きいと思う。

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