せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

完成見学会、ありがとうございました。

2018年07月17日 | くまもと型復興住宅01

週末、くまもと型復興住宅の完成見学会を、行いました。

建主様のご厚意には感謝です。

暑い中、お越しいただいた方には、お礼申し上げます。

さて、内部の様子をアップしたいところです。

が、しかし、
ただいま、パソコンがクラッシュ中です,涙。

特に、画像処理ができず、
しばらくアップは延期になりそうです。

楽しみにしていただいていた方、申し訳ありません。

ブログ更新も、写真なしであればなんとかできました。
しばらく、写真などの更新が滞ること、ここに、お知らせしておきます。

異常な暑さのため、今回の西日本の土砂災害で
被災された方は、片付け等に大変な労力をお使いかと思います。

援助されている消防や自衛隊の方はじめ、
現地応援の保健師さんや医師、ボランティアの方々も
多くおられると存じます。

熊本も、まだ復興真っ只中、現場の職人さんも暑い中
頑張って下さっています。

当方にも、復興のお仕事のご依頼のお声かけをいただき
有難く思いつつ、まだまだ、頑張らなくてはと思うのでした。

周辺機器が、、、壊れる時、

私の身代わりになってくれているのだなぁと
思うことにしています。

だいたい、自分に余裕がないときに起こりやすい。
(経年変化も、もちろんあります)

自分も、周りの方々もいたわりつつ
一緒に働いてくれている道具たちにも感謝しながら、使いたいと思います。

追伸:
熊本で、Macを修理に出すところなんてあるの〜と探したら
ありました。(ワードは使えるようになりました)

今その専門の方が、親身になって
大元の修理部品を調達して下さっているところです。

とてもお忙しそうで、店舗ではお会いできないのですが、
お電話でのご支援、スタッフさんへの指示、ありがとうございます。

うまく、復活できることを祈って。
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天の配慮を感じる時、小暑(七夕)まさに暦通りの再会。

2018年07月09日 | ワーク・ライフ・バランス




熊本で私の住む山では、今日、初蝉の声を聞きました。
梅雨明けでしょうか。

今日の陽射しは、今年一番の強さを感じました。

山を下っての街中や、熊本でもより暖かな地域では
蝉の声は、先々週からだとか。

梅雨の最中に、蝉が鳴く!?と驚きますが
確かに、梅雨の合間の晴れ間に、街中で私も蝉の声を聞きました。

梅雨&台風は、、と、大雨の中
さらに、記録的な西日本の豪雨となってしまいました。

被害状況がニュースで流れるたび、胸が痛みます。
土砂災害に関しては、木のこと、山のことに関連するので、悔やまれます。
この件に関しては、
後日、森と樹と暮らしを繋ぐプロジェクトページで綴ります。

このブログのメインテーマ、感謝日記として、

今日は、天の加護ならぬ、天の配慮を感じた、
人との出会いを綴ります。

おかげさまで、この数週間
ありがたく、そして楽しく過ごさせていただいています。

この先は、非常にプライベートな話です。
興味のある方のみ、どうぞお読みくださいませ。

私自身は、仕事でも、趣味でも、家族や友人と過ごすことでも、
アレもしたい、コレもしたい派です。

ただの欲張りでは、事が回らないということは
年齢を重ねるごとに学び

今は、生かす付き合い、
捨てる付き合いと、割り切り
緊急性の高い方から、取捨選択をしています。

それでも、心が痛むことがあります。

会おうね!と言いながら、なかなか会えなかったり
近くなのに、訪ねていけない自分をちょっぴり責めてみたり。

それが、実は、『会いたい人には
会うべきタイミングで、天の配慮があるのだよ』

と、信じていいのかしら!?と思う出来事が続いたので、
例をあげてみます。

今のライフスタイルでは
優先順位は、自分の健康、家族のお世話、仕事、仲間、友人、、、
です。心ではなく、時間ですよ。
心は全て平等に愛しています。ということにしておきます、笑。

横浜に帰ると、定期的に会って近況報告をする
ママ友が何人かいるのですが、今回長く帰っているのに
自分の通院や子どもの行事ごと、仕事の予定などで
会う約束ができない=予定が組めない、でいました。

それがなんと、通院先で、偶然に治療に来ていた友人。
その場で約束して、子ども連れで会食ができました。

仕事が押していて、でも、どうしても腰痛が我慢できなくなり
仕事の合間に、通院した、その帰りには、

これから仕事という友人とばったり駅前で出会い、
いまではTVに引っ張りだこで、忙しくしている彼女から、
出演した番組の話が聞けたり、

そして、どうしても会いたかったのに、買ってきたお土産も渡せず
会えなかった大好きな友人には、心の中でごめんね〜を唱えながら、
羽田行きのリムジンバスに乗るために、小走りになっていたら
その道に、彼女が居たのです!

え〜、今!

わ===話したい。
だけど、このバスを逃すと、飛行機の時間がやばい。

「これから、フライト」というと、
さすがに彼女、「じゃ、急ぐわね。いってらっしゃい。」
さっと、笑顔で手を振ってくれました。この聡明さ。

ありがとう==、友人たち。
そして、天の配慮にも感謝しました。

本当に数秒、長くて数分、の出会い。
1時間ほどの会食。それでも私は大満足。

普段のメールでのやり取りとまた違って
顔が見えるって、こんなに嬉しいことはないのです。
心の中にも、じ〜んとくるものがあります。


自分の健康を優先しているのに、ちゃ〜んと、何かしらの形で
天は用意してくださるのですね!

まずは、自分を整えることからなのでしょうね。

本当に、ありがたい、ありがたい。

そして、熊本に帰ってきてからも、その偶然は続きます。

約30年ぶりに大学の同級生に、再会しました。

なんと役所の駐車場で、マンガみたいでしょ、笑。

一瞬でも私の運転が早かったら、
あるいは遅かったら、会っていないでしょうね。

同じ学部ではなかったのですが、いわゆる飲み友達でした。

学生の時から、夢を語り、社会を語る
私に刺激をいっぱいくれるKさん。

熊本で就職したと知っていたので、戻ってきた数年前に一度調べたのですが
SNSをやらない方なので、お名前を検索しても出てきませんでした。

それが、こんな形で出会うとは、
タイミングを天が用意してくれていたのでしょう。

完全に裏方に徹していらっしゃるお仕事、
でも熊本県民なら少なからず
Kさんのお仕事の結果は見ておられるはず。

そう、メディアの方です。(個人情報は内緒)

先週、改めて会うことになり、

熊本地震時の仕事での采配、サバイバル、
これまでの仕事の成果、教訓、大事にしていること
それは、それは、素晴らしい〜活躍ぶり。話は尽きません!

今回も、たっぷり刺激を受けつつ、
私の持論もたっぷり聞いてもらって、笑。

柿本は機関銃と言われる喋りも、受け止めてくれる優しさ。
Kさんにはオブラートに包まなくても良い関係が幸せ。

学生時代、建築以外のことを語ろうとした時、
「お前に建築以外のことが語れるのか!」とお叱りを受けました。

つまり、ちゃんと勉強してから、語れってことね。

それがずっと私の中に合ったのかもしれません。
自分で調べて納得いったことを、がっつり話すことにして来ました。

再会して、木のことを語ると
「いいんじゃない。基点が見つかって。羨ましいよ。」とのこと。
ほほ〜、少しは成長したかしら、私。

出来るKさんだけに、仕事の幅が広すぎて、絞りきれていないとか。
絞らなくても、いいよ==。その視野の広さが凄すぎるのだから。

芸能、音楽、政治、経済、環境、都市計画、
様々なデザインに至るまで、掌握し、創り上げ、
かつエンジニアでもあり。
熊本の経営者事情から、
地域の農業事情まで教えてくれるほどの、情報通。

だいたいの話を、わたしは「へぇ〜」で聞きました。
これからもKさん、大活躍の予感。

最後に、興味深い話が。

私の顔が変わっていたら、分からなかっただろうね、とのこと。
あ、私もそう思うよ、Kさんを。

同級生でも、雰囲気や顔がガラッと変わってしまっている人が
多いのだそうです。

変わらないってことは、自分を生きているってこと。
なのかなぁ???

お互い年を重ねたけど、たぶん、発してるエネルギーが
変わらないのではないかなぁ。。。

クリエイティブな仕事ができている幸せも、ありますね。
(お互いに自分の描いていた仕事の夢は叶えている)

天の配慮を感じる時、それは
出会わせてくれるご縁でしょうか。

今日は、ある会でちょっと立ち話しをしただけの方が
覚えていてくださり、再会し、環境問題の話で意気投合しました。

社会活動家としての実践者、大先輩です。
お声掛けいただいたこと自体が、私には奇跡的です。

自分を整えること、
そして、自分の道を歩んでいくこと

そうしていれば、会える人には、会える。

そう信じて、これからも焦らず、
目の前のことに集中することを忘れず、
進んで参りたいと存じます。
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木材を活かすなら「神は細部に宿る」を実践。

2018年07月02日 | A02監理_東京都町田市R店改修工事



関東での仕事の更新が出来ていなかったので
久しぶりに綴ります。

写真の木材、さて、これは何でしょう?

製材所での一枚。
一見すると、ただのコの字の木枠です。

改修工事のために、設計した木枠の制作の様子。

信頼する東京の製材所さんが、品物の発送前に、
加工完成の写真を送ってくださったものです。

よ〜く、見てくださいね。
もう気がつかれましたね。

左右で厚みが違うことを。

「3Mの木枠に神を宿す」

というのは大げさかもしれませんが、
大いなる工夫がされています。

目的の背景をまずお知らせすると、

室内の改修相談で、
床から天井までの壁の小口が、左官仕上げのため、
ボロボロになっているところがありました。



また、塗り直しても、ぶつけたり
引っかいたりして、きっと傷がつくのだと思われます。

『木を使うチャーンス!』とばかりに、モクを提案。

もちろん、木も柔らかいので、傷は多少つきますよ。
欠ける事もあるかもしれません。

それでも、左官のように、ハゲて下地が見えて見苦しい。

ということには、なりません。

木が傷ついても、無垢材なら、
中も木なので、さほど気にならないのです。

ただ、天井高さが3Mで、反対には階段のささらもあり、
巾木などの取り合いを考えると、壁の厚みまちまちで
同じ厚みの枠では納まりません。



そこで、大変に面倒ではありますが、
左右厚みの違う枠の加工を製材所さんにお願いし、

細かい厚みの違いは、現場で加工をお願いし、

取り付けていただきました。


天井部はスッキリと、最初からまるであったように。


足元も、厚み処理をうまく行って、取ってつけたようにならない工夫。

「綺麗に出来てる!」と依頼主さま。

「良かった〜」と胸をなで下ろします。結構小心者です。

なぜなら、
「こんな施工はできない。取り合いは、左官工事でやってくれ」

と、一度は最初の施工者さんに断られているからです。

え〜、困ったなぁ。

図面に描くことは出来でも、施工ができないのでは
しょうがないのです。

出来るためにはどうするか、
何を譲るか、あとどこを工夫すれば良いのか、、、、
色々と協議したり、説得したり。

私も粘ります。木枠1本でも!!

その想いは、製材所さんも同じ。

ですので、1本からでもオーダーで加工してくださいます。

木のファンが増えてくれることを
願いつつ。。。こんなことを積み重ねている現場です。

依頼主さまは、幾度かの新築や改修を経験し、
「どうしても、気に入らなくて、やり直しが出る」

と、おっしゃっていました。

「あなたと出会ってから、手直しがなくて助かる」と。

すでに幾つかの細かな木の無垢材での改修をご依頼いただき
おかげで満足頂いているのも、

ディテールの検討をちゃんとやっているかどうか。
図面を描いているかどうか。

これに尽きると、最近特に思います。

そして、良材をきちんと手配してくださる製材所さんと
手抜かりなく施工してくださる職人さんの
ご協力のおかげです。

当初は、木材の乾燥が間に合わず、
ご希望の施工日に添えなくなりそうな
こともありました。

ですから、最近は、依頼主さまも、早めのご希望を連絡してくださるし
私は、一番最初に、製材所さんに木材のストック状況を確認してから
設計を引き受けるという流れを掴みました。

「神は細部に宿る」の言葉を、私に教えてくれたのは
建築家の巨匠 ミース・ファン・デル・ローエ です。

故人ですので、建築のVTRでしたが。
写真でその静謐な建築の美しさに息を飲み,

スペインにある彼の作品(パビリオン)に実際に立った時は、

それはそれは、さりげなくて。

『美しいデザインは、さりげなさなのだ!』

と、感銘を受けました。

さりげなさを、見えないところで緻密に計算し、
実践する。

そのことが、「神を宿すことなのだ」と、震えたものです。

巨匠にはそうそう追いつきませんが、
コツコツと実践することで、

『さりげなく、美しいもの』を創っていきたいですね。

そして、木を活かすなら『細部の手配も大事』でしょうか。

木は、生き物ですからね〜。

『木を生き物として扱え』という教訓も、いつも自分に課しています。

この木枠も、乾燥や湿度の変化で、伸び縮みが生まれます。
その部分もある程度、予測しておかないとなりません。

無垢の木を扱うとき、
工業製品にはない、厄介さと、面白さとの
隣り合わせの仕事を、これからも、楽しんで参ります!

余談:
今夜は、決勝トーナメント日本の第1戦目。
日本中が夜更かしのことでしょうか。。

サッカーの試合運びも、勝利は緻密な計算と、
諦めない粘り強さにより、もたらされるものだと
思っています。

サムライブルーが、持ち味を最大限活かせますように!
今夜はこの辺で。
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古代の地盤改良方法を拝見して、 考古学と建築まちのつながりを考える

2018年06月25日 | 日本民家再生協会

↑都築民家園(大塚・歳勝土遺跡公園)

日本民家再生協会のお仲間から、
とってもマイナーな見学会のお知らせを頂き、
週末、関心のあるメンバーと訪問しました。

建築と地面の関係、悠久の時を超えて、
その繋がりを実感した内容を綴ります。

1) 古代の地盤改良方法とは?

なんと、1300年前の地盤改良が観れるというのです!

実際の仕事でも、地盤改良の方法は悩ましく。
工法、予算、工期、安全面など。

実際のプロジェクトでも、まさに、検討中であったので
紹介してもらった時は、ヒントがあればなぁ。。。
といった、学びたい心も持ちつつ、

地面の中の、日本人の知恵と技を拝見できるとあって、
ちょっと興奮しました。

珍しい一般公開。
発掘現場にお邪魔できる機会など、そうそうないので
喜びました。

梅雨の雨空の中、前半の見学者だけでも60人を超えていて
関心の高さに驚きつつ。

学芸員さんの話に熱心に耳を傾けるみなさん。



場所は、川崎市。
現存はしてませんが、3重の塔があったとされる
官衙(かんが=役所)遺跡群。



塔の下の地盤改良は通常12M四方だそう。

それが、今回9M四方程度なので、本当に塔だったのか?
など議論も浮上しているとか。頭が痛いとオフレコ。

それでもどこか楽しそうな学芸員さんのお姿は
歴史を探ることの面白さを実感されているのだろうなと
お見受けしました。

古代の歴史は、堀起こすほどに新たな事実が出てくるのですね。
考古学と建築、しっかり繋がっているのですね。

この公開が終われば、埋め戻されてしまうので
本当に、観れるチェンスは一度きりなのにも驚きました。
ご苦労様という感じです。

実際の地盤改良方法はというと、
土を敷固めるという方法と
瓦を混ぜた土を入れるという方法でした。

弱い部分を賢固な土に置き換えるという
今でいう、置換法ですね。ここに原点があったのですね。

横線が入ってミルフィーユ状になっているのが
その証拠。



土を突き叩いて、薄くするという作業を重ねたもの。

出土した中に、入っていたという縄のような模様の
瓦も見せてもらい、

「砕石の代わりに埋めたのでしょうね。」
と学芸員さん。
この瓦で、建物建設の時代背景を探るのだとか。



瓦の再利用!エコだなぁ。。

周囲で数トンの瓦が出土されているらしく
近くに建物があった証拠でもあるそう。

その当時、瓦は貴重であったわけだから、
もしかしたら、地震で崩壊した瓦を用いた!?など
つい、熊本地震を経験した身としては、そんな関連性も考えてしまいます。
(←これは、私の勝手な推測なので、史実ではありません)

日本民家再生協会の講座でお世話になっている伝統工法を手がける大工さんが、
『大陸から入ってきた木組みが、地震国日本では、、日本独特のものに進化した。』
とおっしゃっていました。

地盤改良も、きっとそうではないでしょうか。
そうでなければ、このような面倒をやりませんよね。

世界の地盤改良というものも、
いずれは調べてみたいテーマです。

2) 過去を明らかにすればするほど、歴史は常に変わる!?

横浜市歴史博物館も、開放日に重なり
併設の古代遺跡群も合わせて、拝見しました。





考古学が専門の民家再生協会のメンバーから
掘っていけば、土の色が違うので、遺跡はわかると教えてもらました。

そういった中から、このような写真のものが出てくるのですね。



縄文式竪穴式住居の屋根が、
茅葺ではなく、土だった可能性大!

なぜなら、『土屋根の遺跡は見つかっているが、
茅葺は想像でしかなかった』という新事実も、
最近のニュース(2018年6月13日読売新聞文化面)
で知り、見解はどうなのか、聴いてみたかったので

「地面から屋根だけ生えているような住居が
時代にそぐわないなぁと、教科書を見て、子ども心に疑問に思っていたことが、
最近、謎が解けたよ〜」と話すと、

実際に縄文時代の茅葺の屋根組みは発見されていないそう。

建物の木組みまでは、
地面の穴や出土した木材などから解析できているそうなのです。

史実とされていことは、、、想像も含まれるのですね。
やはり、自分が「アレ?本当?」と思う気持ちは大事にしなくては
と、思ったものです。

そして、建築屋としては、ついつい上モノ重視。

日本民家再生協会に入っていなかったら、
土の下や古代の歴史は
知識として学んで終わりの人生だったかもしれません。

自分の仕事や、専門知識、見識を深めるチャンスを
仲間にもらったことに、感謝ですね。

日本民家再生協会なので、しっかり、民家も見学。
茅葺の屋根が、雨に濡れて、紫陽花によく合う風景です。
(記事トップの写真)

住まいの中に、七夕の竹竿が入る吹き抜け空間も素敵でした。



3) 遺跡と民家とその先にある私たちのまち・暮らし

次の日には、神奈川県建築士会の
子ども環境を考えるメンバーの活動報告会に出席。

熊本と行き来の生活を始めてからは、報告を聴くばかりです。

発表の中には、小学生の民家体験や、
地域の現存する蔵をまちづくりに活かす検討を中学生と行ったり、
遺跡がある地域を親子で探検したりなど、、、


↑2017年度活動報告表紙

民家、遺跡、×子どもというキーワードで2日間が繋がってことに
一人苦笑いです。

大磯にある日本最初の免震構造の建物紹介も、参加者からあり
あまり知られていない、地面と建物の関連知識も、また一つ、増えて。

こうしてみると自分のフィールドワークの範囲は
決して切れておらず、
すべてに繋がっていることが実感できたのも収穫でした。

先代の知恵と頑張りがあってこそ、今の技術が改良されて出来ている。
建築のものづくりは、後世に残るもの。

遺跡と民家と、その先に、今の私たちのまち・暮らしがあるのです。

探求しながら、学びながら、このブログのテーマでもある
生活者の視点も盛り込みながら、これからも、後々の人々の暮らしを考えて
建築を創っていきたいと改めて思います。

更新を、週1度にしてから、つい長文になってしまうブログです。
最後までお読みいただいている方には、感謝申し上げます。


余談です。

土日、仕事以外でも出かけるということは、
家族のお昼や夕食の仕込みをして、
早起きして掃除と洗濯物を早めに行って、、、と
慌ただしく、自分自身の休息にはならないのですが、

やはり学びの時間はどこかに設けていこう!
と、こうして充実した時間をいただいて改めて思うのでした。

報告会では「仕事や育児の合間に参加した」と途中で
慌ただしく帰る母業建築士のメンバーも、きっと同じ思いだったことでしょう。
お疲れ様、そして、ありがとう。
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森に入って、癒されつつ、憂う。

2018年06月18日 | 森と樹と暮らしを繋ぐプロジェクト

↑写真は道志川源流


今朝、大阪で震度6弱の地震が発生しましたね。
地震に遭われた方には、お見舞い申し上げます。

朝7時のニュースでは、特に報道がなく、
出かけた新横浜駅で、新幹線が止まっている様子で知りました。

駅に溢れる人を見て、阪神淡路の時を思い出し、ドキリ。
あの時も早朝、新幹線が止まりました。

大阪の友人に連絡すると、とりあえず、無事でほっ。

友人によれば、高速道路の通行止めなどで、仕事にならないとのこと。
余震に十分注意して欲しいと思います。

地震といえば、まずは水の確保ですね。

普段、自分自身が飲んでいる水がどこから来ているのか。。。
皆さんは、知っていますか?

幼少期から熊本の地下水に慣れ親しんだ身にとっては
どこへ引っ越しても水が美味しいと感じたことはないのです。

横浜の水は美味しい方だと、越して来た時には、言われました。
ずっと、ピンと来ず。

今回、横浜の水源の一部に伺うことができ、納得しました。
山梨県道志村の約3割の面積の森林を横浜市が所有しているとのことでした。



道志村といえば、東京近郊の釣り場。
キャンプで来たこともあります。

川の水は澄んでおり、環境もとても良いところです。

週末に参加した、横浜市の水道局主催の水源間伐体験ツアーは
実に2倍の申し込みだったとか
今回、当選して良い体験ができました。



日本の木を設計に使うからには、山の事情をとにかく知りたくて
機会があれば、山に入っています。

身体を使った労働もなんのその〜。
(ただし、腰痛の治療は続いているので、ほどほどにさせていただきました)

横浜市が日本初の近代的な水道管を作った経緯など
歴史も学びつつ、

道志村の水は、横浜港から赤道を渡っても
腐らないと世界で評判になった時代があったとか。

水源涵養保安林としての
天然林の持つ、水のろ過の役割、の実験説明から



ボランティアで、行政が手入れできない民間の植林地を間伐して
天然林に戻すための活動が、15年続いていることなど。

知っているようで、知らなかっこともあり
市民としても勉強になりました。

また、横浜市民だけではなく、ボランティアには川崎や逗子からも参加されていて
皆さんの意識の高さにも驚きました。

バスでお隣になった方は、
ダムなど水源地めぐりもすでになさっていて、

私も、きちんと一度全部行ってみたいと、思い始め
水道局の水源通行手形の誘導に、すっかり、はまっています、笑。



植林した木を伐採し間伐することが、森林を活性化し、
水を守っていくことというのは
理屈ではみなさんご存知かと思います。

それでも、体験してみると、気が遠くなる作業です。
8人グループで2時間で1本の伐採でした。

班によっては3本ということもありましたが、
プロではないので、チェーンソーではなく、ノコでの作業。

枝打ち、玉切りも体験し、
安全確認しながら、交代しながら、それでも息が上がります。

伐採後、少しは、陽が入ったものの。。。
まだまだ山は暗いです。



そして、悲しいかな、立派に50年生きたスギヒノキでしたが、
伐っても、捨て置かれます。

運び出すことができないのです。
制度上、民間地による区域の問題など。。。

工作教室やチップの材料などには一部加工されているようですが
お金にはなりません!

活動資金運営資金くらいには、
せめてならないものかとボランティアの方も
一部疑問の声は伺いました。

私としては、やはり木の命はつなぎたいし、、活かしたい。

毎回、山に入ると、感じるこのモヤモヤ感。

気持ち良い清々しい森林での癒しと共に
虚しさも覚えます。

ご先祖は、土に返すために植林したのではなかったはず。

山の神様に、一礼して、木の命を伐らしていただくのであれば
本来はその命を全うさせるべきなのではないのか。。。。

もちろん、間伐後に残った木が大きく育ち、
主伐され建材になれば良いのですが、
残念ながら、、、その可能性はとても低いのです。

すでに荒廃した山では、健全に育つ可能性が低いからです。

皮むき間伐で、間伐した木を生かす活動をしている仲間がいます。
その方法も一つの手段です。

山の課題は、場所場所により、未だ正解のない世界。

常に山に想いを馳せながら、、、
木を使うことを諦めないで取り組んでいこう!

と帰りのバスで、今では、開港時100戸ほどの横浜村から
人口が370万人膨らんだ横浜に戻ってきて、心に誓うのでした。

皆様も是非、機会がありましたら、植林と天然林の違いのわかる
山に足を運んでみてくださいね。
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