せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

新月春節

2012年01月23日 | a02監理_神奈川県S保育園新築工事

旧暦で正月の今日。気持ちも前向きに、現場に向いました。

帰りは雪。冬の締めくくりでしょうか。

春節なので、きっと明日からは温かい方に気候は向うでしょう。

このプロジェクトの節目が、ちょうど先月の新月でした。まだひと月しか経っていない?もうひと月?

どちらとも言えます。検証と実践と、まったく息つく暇もなく。

この試練は、期間限定なので、みな頑張れるのかなと思います。

辛くなる時は、こう思います。

震災で両親をなくしたこども達に比べたら、屁のカッパ。(←ちょっと古い表現です)

づっと続く試練もあるのですから。

現場では、内装左官のサンプル見本を拝見し、建て主さまと決めました。

これから左官工事。冬の左官は難しい側面もあるのですが、年度締めの工事はいつもそうです。

外も内も、寒さの中、左官屋さんは腰を据えてじっくり塗らなければならないのです。その我慢強さも見習って、感謝して。

余談

昨日から高熱を出したこどもを相棒に預けての仕事。早く帰るぞ!と誓った割に、いつもと同じ帰宅時刻。夕食はうどんを入れれば良いだけの具沢山けんちん汁を用意しておいたので、何とか託せましたが、早く帰るからと安心させて出て来た母ちゃんを許しておくれと寝顔に詫びる。

インフルエンザが流行っています。周りがかかっているので、発熱時の症状から我が子ももしや?と思い、日曜日なので市販の漢方薬を飲ませたら、今日はなんとか熱が下がり傾向に。

病院での検査は、微妙に陽性。ほぼ陰性。初期に飲ませた薬が効いているでしょうと、なんと選択を医者にほめられる。(←こんなことは初めて)

漢方はこどもにも害がないし、初期に効くのでよく使いますが、薬局で症状を伝えて、効能を教えてもらったのが良かった。ツムラの「麻黄湯」体力のあるとき限定。こどもには液体ではなく、粉末タイプ。(個人差があるのでこの情報は絶対ではありませんよ。インフルエンザに効くというネット情報はありますが、後から知りました。)

インフルエンザがうつってもおかしくない母。熱っぽいし節々が痛い。今日はマスクで。現場の方々にうつしては大変!!ですからね。本人はこういう時は、葛根湯で乗切ります!倒れてられないぞ~。

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まさに大寒

2012年01月22日 | a02監理_神奈川県S保育園新築工事

暦通り寒さの厳しい一日となりました。

学校ではインフルエンザも流行っているよう。お便りに健康観察の指示が。

この寒さの中、現場では職人さんが手をかじかませながら作業してくれているのかと思うと、頭が下がります。

コツコツとした小さな力が大きなものを創りだす秘密。

手品でもなんでもなく、釘一本、板一枚の力の組み合わせ。

そんな最中なのに、ちょっと我がままを聞いてもらう。
デザイン的に譲れない部分。

たぶん、今、伝えないと何度も後悔するから。

引き受けてくれた現場に、今日は嬉しくて眠れそうもない。

先週の様子。外壁に色が着いて来ました。
120121
優しい感じになったかな?!

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木づかいのバランス

2012年01月18日 | ものづくり

今日は、木造の勉強会。成長&戦略セミナーと題し、実践者向き。

暮れは欠席と残念だったので、今年は這ってでも参加したいと、遅刻しながらも仕事の合間に出席。

行って良かった!

いつもそうなのだが、内容がまさに仕事で悩んでいるところだったり、考えさせられていたりする部分なので、かなり濃い時間を過ごす。

そして、終わった後の先生との雑談や、仲間との情報交換が、本当に為になるのだ。そのために参加しているとも言える。

真剣に悩みながら、木を使ってよい住まいを、ものづくりをしようと意気込んでいるメンバーに刺激を受けつつ、話が止まらない。それだけ、奥が深いとも言える。また、課題も多いと言える。

今日は、T大のA先生の話。この先生の声かけだからこそ、参加しているのだが。

木を使った空間は、木だらけにならずと良い。白い部分、その他の仕上げとのバランスで美しさを確保する。というお言葉に、お~、木を使う実践家、運動家からそのお言葉を聞けて嬉しい。

なぜなら、私も、木だらけ。というのはちょっと苦手で、空間での使い方のバランスはいつも悩みどころだからだ。

使い過ぎても、際立たず、少なくても何だか寂しい。

設計者の腕の見せ所でしょ!と終わってから声かけ頂き、ますますやる気に!

よ~し、悩んで、考えて、突き詰めて、そして踏ん張って行こう!と密かに誓うのでした。

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いよいよ色の選定

2012年01月16日 | a01監理_神奈川県 横浜市S邸新築工事

日曜日はS邸の外部仕上げの色の打合せでした。

実際の太陽の光の元で、比べていきます。

今回は、ヒノキとスギを外部に使うところがあるのですが、(もちろん腐りにくい赤味や芯持ち材を採用していますよ)木目によって色のすい付きが違うので、同じ色番号では、揃いません。

そこで、木によって塗料を使い分けます。

もちろん、塗らないという選択肢もあるのですが、木部の腐りにくさを減らすことと、意匠的な意味合いで塗ります。

木は使いたいけど、和テイスト過ぎても違う、洋風でもない。

この辺りの建て主さまの要望を満たすには、どの辺りが落しどころなのか、毎回手探りですね。

それから、内部仕上げの最終確認と造り付け家具の打合せも。

家具は、お楽しみの部分でもあり、あれこれ考えられるだけに建て主さまが決めきれないという部分が大きいですね。

建て主さまの要望に対して、アイデァはつきない。

ああしたい。では、これはどう?というコラボレーションの時間が、設計者の醍醐味でもあります。

お子さんも一緒での打合せなので、長時間は出来ません。

それでも日が暮れて・・・。

お楽しみは、また!!お疲れさまでした。






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家具と手洗い器

2012年01月13日 | a01監理_神奈川県 横浜市S邸新築工事

先日は、年明け初めてのS邸の現場定例。いよいよ内装工事。

外壁のモルタル工事も進み、内部は、木枠や家具などの納めにも着手。

今日は現場にあった素敵なもの達を紹介。

1)杉板のニッチ家具。

120113
今回は、やや変形敷地で、建物の形状もナナメ壁があります。

そこのコーナーのデットスペースを活かして家具を造り付けに。

将来のこども室なので、賞状、写真などちょっと飾っておけるといいなという想い。

今回の工務店さんは、家具職人さんもいらっしゃるので、造り付け家具はとても頼み易く、助かっています。

リビングボード、食器棚、本棚、ワゴン、ミニデスク、、、

新規に購入する必要がないというくらい盛り沢山です。

杉板を丁寧に剥いでつくった家具はとてもきれいで温かみがあり、オリジナルで
使い勝手もよく。本当に嬉しいですね。

2)トイレ手洗いの陶器

なんと素敵!

120113_2
建て主様のお母様お手製の鉢。お料理を入れても良いお鉢をトイレの手洗い器に。

スギとヒノキをふんだんに使った住まいにとて合いますね。

もったいないくらい。

住まいの中で、小物やインテリア、家族の衣服などで沢山の色使いがあり、私は空間は「地」(じ)でよいという考え。その方が差し色が効くし、飽きない。何といっても家族という主役が映えるから。

そんな空間にさりげなく、差し色の手洗い器。ニクい。

何度か現場にもいらしているお母様。コンセプトがバッチリ合っていて小さな感動を覚えました。

今後別のプロジェクトでも製作をお願いしたいくらいです。

ありがとうございました!!

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