せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

命を守ることを最優先に、世界の女性リーダーの手腕に注目。

2020年04月20日 | 子ども・環境


本日予定されていた
我が子の進学先の登校日は、中止になりました。

これまでの、各家庭での自学に加えて、
緊急事態宣言が出されている
GWまでの、学習体制を伝えるために

グーグル クラスルームを利用するための
生徒たちへの直接の説明会の予定でした。

それが、登校することは見送られ、これまで通り、
メールと郵便物での対応に、変更となりました。

親としては、登校日は
気分転換にもなるし、先生やクラスメートと
わずかな時間でも会えるというのは、喜ばしいことと
思っていました。

しかし、全国に緊急事態宣言が拡大された今、
子どもが学校へ通うのに、電車やバスに乗る
リスクを考えると、安堵の気持ちも大きいのです。

孤独の中、学習を進めることは、ちょっと
寂しいですね。張り合いもなければ、楽しくもない。。。

よく、塞ぎ込まずに耐えているなぁと思います。

今日の登校日中止と今後のことのお知らせは
校長先生からのメッセージ動画が、web配信されました。

我が子の学校の校長先生も実は女性。

説明会でお会いした時に、立派な方だなとお見受けし
子どもが通うことに安堵を覚えたものです。

中学も女性の校長先生でした。
横浜は、市長も女性ですが、
女性のリーダーと接することが増えてきました。


女性のリーダーといえば、
新型コロナ対策の
世界の女性首相の活躍が目覚ましいです。

女性というのは、命を守るという点で、
直感が働くことに加えて

リーダーに抜擢される方というのは
冷静、沈着かつ、危機能力に長ける
ということの、表れではないでしょうか。

女性リーダーの活躍を伝える
CNNのニュースです。


日本の小池都知事は、
こちらの記事には登場しませんが

日本でも都知事の呼びかけで、
緊急事態宣言が出て本当に良かったと私は思います。

経済的な打撃もさることながら
命あっての経済ですからね。。。

先週から、全国一律に緊急事態宣言が拡大されました。

疫病には苦しめられてきた
日本の歴史、世界の歴史があります。

私たちのご先祖は乗り越えてこられ
それが今、私たちの命に繋がっています。

自分の命くらい(自分の行動くらい)と粗末にせず
命のバトンを繋ぐ気持ちで
この有事を、みなさんと乗り切っていきたい想いです。

追伸:

先週末は、台風のような暴風と雷雨にちょっとヒヤヒヤしました。

地震もあり、このタイミングで、
医療現場のことや避難所のことを思うと、
地震や洪水は避けたいと切に思います。

もう、これは祈る想いです。

コメント

日本人の心と、祈りの場としての建築_子どもたちを疫病から守りたい古来からの願い

2020年04月14日 | 子ども・環境


昨日は、子どもたちの休校を抱えた
お母さん向けに、家の内側でのことを綴りました。

本日は、家の外側、社会の子どもに向けた目線で、
日本古来の歴史の話から得た、

今起きているような
疫病が蔓延した際の、建築と日本人の心構えの関係
について綴ります。

1)はじめに、古来の祈りの場との出会い

昨年、神社巡りに誘ってくれた友人と
今年は、お寺巡りデビューを、新年に果たしました。

お寺という場所は、檀家でないと
滅多に入れないのではないかと
思っていたのですが、
建物をオープンにして下さる日があるのです。

お正月に、横浜七福神巡りなるものが、
地域で行われると、市の広報に出ており
7箇所のお寺を廻り、境内と本堂の中に入りました。

↓お正月にのぼりが出ていました。


お寺といえば、どこもだいたい同じものかなぁと
思っていましたが、実に違いました。

一つ一つ、屋根の反りのデザイン
瓦の文様、祀られている観音様や
 いらっしゃる神様も違うのです。

↓曼荼羅柄の丸軒瓦は初めて見ました。



そして、霊場巡りといって、
 お寺めぐりは実は、昔からあることだと知りました。

日本人として、建築に関わってきた専門家としても
まだまだ知らない世界がありますね。

そして、今春は、横浜のこの辺りの12年に
 一度
子年観音開きがなされます。

各お寺のお宝である金箔の観音様や御本尊
拝ませてもらえる年廻りなのです。

そこで、緊急事態宣言が出る前、
神社巡りの友人と、数カ所、霊場を巡ってきました。

2)ヒノキの柱に書かれた願い


霊場の名にふさわしく
想像以上に境内のなかも庭園の作りや緑が素晴らしく、
また観音様の表情、そして、
 ご住職のお寺の伝説や由緒あるお話など、
心震えるものでした。

観音堂の前には、今年のご開帳記念に
ヒノキの柱が1本、立てられています。

その無節のヒノキの木材に見とれた木フェチですが、
ちゃんと背割れ(木材のひび割れ防止に、最初から割っておく箇所)
に埋め木がしてあるところもあり、関心して見ていました。

しかも、観音様に向けないようにと
通常背割れは、裏面に入れるところ、
横面に入っていました。

日本人の気遣いですなぁ。。。

文字は、梵字なのでなんと書いてあるのか
分からず、住職にお尋ねすると、

仏教の「発心」「修行」「菩薩」「涅槃」だそうです。
 
そして、墨で書かれた漢字の文字には、
ご住職のこの世の平安を願う言葉。
コロナの感染の終息を願う言葉が、
 令和2年の日付とともに、書かれておりました。



昔からの、日本人の祈りの心を垣間見ました。

過去には、たいそうな高僧がおられ、祈願の際には
一月も食べずに祈ってくださった方もおられたそうです。

他者のために祈る姿に、心打たれた人々も
力を合わせ、乗り越えてきたのだろうと、
歴史あるお寺に、思いを馳せました。

3)観音様の御役割

中には、檀家さん方が、接待してくださるところもあり、
立派な観音様がおられるところに住んでいると思うと
誇りに思います。とおっしゃる方もいました。

観音様のお姿は、写真には写せません。
博物館で見るものそのものと
想像していただければと思います。

この観音様も、1本の木から削られたものであるのも、
数百年を超えて、生き生きと残るのも、木の強さ、凄さです。

ついつい、木に注目してしまいます、笑。

そして、ヒノキの柱から繋がっている五色の布は、
最後の方は糸になり、
観音様の手に繋がっているのでした。


観音様と、握手ができるというのです。

ウィルス対策で、五色の布の前には
消毒液が置かれていました。


苦しみを抱えていても、握手することで、
観音様に抱かれる心地を味わう、との儀式なのだそうです。

目に見えない苦しみというものを
こうして、日本人は、癒してきたのですね。

12年に一度の価値はこの握手にあったのようです。
 横浜の子年観音開きの始まりは江戸時代の行事。

 (ちなみに、鎖国時代にも海外からの疫病で
多くの人がなくなっていると医学史家、酒井シズ氏、4/3読売新聞)

4)祈りの場と、疫病と、子どもたち

次に、この祈りの場所と、子どものことの関係性です。

初めて、寺巡りをした際に、不思議に感じたことが
どこに行っても、神様も同時に祀られていることでした。

お正月に感じた違和感は、神社の学習で腑に落ちました。

日本の歴史には、仏教が入ってきてから
「神仏習合」の時代があったことがわかりました。
明治期以降、神仏分離が行われ、今に至っているのです。

その名残が、庶民のお参りする先の
 お寺には残っているのだと、しみじみ感じました。

目に見えない命、五穀豊穣や、商売繁盛を神に感謝し、
 子どもを氏子として報告する先が神社であるとすれば

目に見える命、(生き死にとしての)
 人の死後の世界を想像し、拝み成仏を祈るのがお寺。

なぜ、これほどまでに、他国から伝来した仏教
 (インドから中国を経て日本へ)が根強く日本に残ったのか、、、
不思議に思っていましたが、

日本史を学ぶと、その背景には、
国内での諍いで人の命が奪われることに加え、
奈良時代、平安時代と、災害と疫病
人々が苦しんだ歴史がありました。

子どもたちが病気になって亡くなった歴史の上にある
神社への「お宮参り」や「七五三」の行事。

これらは、日本人が、子どもの健やかな成長を地域で
見守っていくという背景が残る行事ですね。

今回のお寺めぐりで、横浜市の新羽にある西方寺では、
横浜市無形民俗文化財指定の
 子どもの行事
があることも知りました。

江戸時代から伝わり、
真言宗のお寺で毎月行われている「注連引き百万遍」

以下、説明文の抜粋です。

『昔は流行病などで亡くなる子供たちが多かったために子供たちの健康を祈り、各家々持ち回りで、女衆は家の中で念仏を唱え、男衆は前庭で藁でで4~5メートルの大蛇を造り、地域の入り口3カ所の掲げる風習があり、、(略)』

今は、保存会が立ち上がり、大蛇を作り、
 近隣の小学校で掲げているそうです。

自分以外の子どもたちの命も、
地域で一緒に育む気持ちの表れではないかと、
感激します。

そして、これはあくまで、一例で、
各地域に様々あることでしょう。

そして、我が子育てを振り返り、
予防注射には賛否両論あるなか、盛んに行われる日本は、

疫病や流行病に打ち勝ちたい、
子どもの命を守りたいという、ご先祖からの想いも大きいと
ここで理解しました。
(赤ちゃんをワクチンだらけにする疑問も、母としては当時持ちました)

5)有事に必要な、誰のせいにもせず、耐え忍ぶ力と協力パワー

東日本大震災の時に、
避難所で、日本人がパニックにならないことを
世界が驚き、そして絶賛しました。

熊本地震の時も、支援にきた方々から
人々が明るいと言われました。
 (阿蘇の噴火なども経験してますからね)

理不尽でもあり、不条理でもあるというべきか、、、
自然の脅威である、様々な天変地異を、
誰のせいにもせず、耐え忍び、

励ましあい、対処方法を考え実行してきた、
そのような民族に災害が育てたのかもしれません。

日本には、神にも暴れる神あり(自然災害を起こす)
防ぐ神あり(祈ることで、願う)も居ます。

神社の役割は、そういった出来事への気持ちを
受け止める場所でもあったのですね。
祈ることで、心を鎮めてきたのでしょう。

可能であれば、心落ち着ける場所(神社仏閣は閉鎖の対象外)におもむき、
互いに罵り合うことなく、過ごしたいものです。

 6)子どもの命を守りたい、願いの強さは世界一!のはずでは?

以上のことから、地震が世界で一番多い、
災害体験先進国とさえ言える日本が
助け合いの経験の中で、
子どもの命を大切に扱い、守ってきたのだと、
推察出来ます。

こども環境学会で知ったことですが、
鎖国後、海外から日本を尋ねてきた海外の人々から
日本人は子どもを非常に大事にする国だと、
絶賛されています。

『子は宝』の考え方。

それが今、休校などで、
 一番、しわ寄せが行っている先でもあります。

しかも突然の国の指示で、
先生方も対応が追いついていませんね。

休校は自体は、避けられなかったと思います。

しかしそこには、子どもの生育環境を
緊急事態にどうしていくか。。。
の施策は見えてきません。

今回の疫病は、長期戦が、予測されるだけに、
経済の事ばかりが議論になっていますが、

命なければ、経済も成り立たないのですから、
子どもの環境に関しては
 実は、一番手厚くしなくてはならないのではないか
と、思います。

ここからは、医療の専門外の私の考えですが
ips細胞の山中教授が個人でコロナ感染関連のHPを
 立ち上げられたとのことで、拝読しました。

その中で、気になったのは、
子どもの感染がデータ的には低いので
学校再開などの検討もあるかもしれないと
書かれていたことです。

感染が少ないのは、単に海外の方との接触機会が、
大人に比べて非常に少ないことと
行動範囲が狭いからに過ぎないと、私は思っています。

データだけではなく、
歴史からも見ていく必要があると思うのです。
時代の中で、犠牲になってきた多くの子どもたちの命。

大人と同じ行動をすれば、
先に感染するのは免疫の少ない
子どもたちではないかと、本能的に思います。

経験的に、あっという間に、
小さい子は容態が悪化します。

もし、再開するなら、教室の人数は、20人以下にするなど、
接触しないよう、相当慎重な対策を練らなくてはならないでしょう。

7)時代が育んだ環境、空間、建築の場の力

清潔好きと言われる日本人も、疫病、ウィルスを
避ける結果の、土足ではない文化が育まれたと
建築的には思うのです。

福島原発のメルトダウンの時、
セシウムは、落ち葉にたまりやすいと言われて
子どもを公園の排水溝など(落ち葉が集まるところ)
 の近くに近づけないように
以前、横浜ではお達しがありました。

毎朝、綺麗に神社仏閣で掃除がなされるのも
美しく保つだけではなく、
本能的に、目に見えない病原菌を排除するため
であったのではないかとさえ、思うのです。

環境づくりも、空間づくりも、建築的な祈りの場も、
全ては歴史の中から、学び淘汰されてきたものだと
今は、しみじみと理解できます。

繰り返されるウィルスと人類の格闘を思うと
今後、私たち建築やが、提供すべき、
場や空間はどのようなものなのか
環境は今後どうあるべきなのか、思案すべき時です。

時代のシフトが求められていると
つくづく思います。

様々な業種、立場、国できっとそうなのでしょうね。

人類の進化が試されているといえば大げさですが
一人一人が、できることを考えて、行動するときなのでしょう。

引きこもった中での生活で、
まるで時間が止まったように、感じるかもしれません。

そんな状況でも、動ける時が来たら、さっと行動に移せるよう
思考停止にだけはならないよう、努めたいものです。

そういう意味で、頑張って参りましょう。
コメント

これからは、子ども同士の教え合いの時代ではないでしょうか?~『災害時に子どもたちが果たした役割の記録』を読んで~

2020年04月06日 | 子ども・環境


本日は、各学校で入学式だったところも
多いのではないでしょうか。

我が家もお祝いすべき日なのですが
卒業式と同様、保護者なしでの対応となりました。

さらに、その後は2週間程度の休校となっております。

4月1日時点では、横浜市の4/8からのスタート予定だった
公立の小中学校も本日の入学式後は、
20日まで休校となりました。

子どもたちにとっては、新学期が始まるこの季節。
緊張感満載の入学式や、ワクワクドキドキのクラス替え。

自分自身を振り返ってみても、
学校生活の中で、一番緊張した季節ではなかったかしら。。

不安と期待と、そして希望に満ちた4月。

その春が、今年は、新型肺炎の脅威にさらされて
見えない恐怖と子どもたちも戦っているに違いありません。

天災等よる子どもたちにとっての、非日常の恐怖、
その時、何を感じ、何をし、どう乗り越えていくのか。。。

こども環境学会でご一緒している
工学院大学の安部芳絵先生が、冊子にまとめられた
「災害時の子どもたちの記録」を頂戴しました。
(公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン 版)

Webでも、拝見できます。興味のある方は
こちらよりDLください。

災害時に子どもたちが果たした役割の記録
 ~2018年西日本豪雨の経験から~
セーブザチルドレンのHP

首都圏では、新型肺炎の感染拡大を受けて、
外出自粛となっ先週末。
幸いにも、拝読する時間が出来ました。

本日は、その記録から学んだことを綴ります。

先生のご専門は「子どもの権利」です。
こども環境学会では、関連する論文で賞もとられています。

その視点に立って、「記憶から記録へ」と
災害を体験した子どもの声をすくい上げておられます。

『災害後の子どもたちの声に学ぶ』
と題して、まとめられた文章には、

被災の当事者として、支えてとして
何を感じ、考え、揺らいだのか、、、、(中略)
頻繁する災害と子ども支援のあり方を問い、
子どもの権利保障への道を拓きたい

と、あります。先生の真髄はここにあるのでしょう。

実は、先生とは、神奈川県建築士会の子ども部会
からのお付き合いです。

まだ、彼女が学生だった頃、
私たちの主宰するワークショップにボランティア参加して下さり、

その後は、専門家となられ
私たちに、ファシリテーター講座を開いて下さり、
今は、所属学会が一緒という関係です。

だから、人柄も、お母さんとしての頑張りも存じています。
私は、建築設計が生業ですが、
彼女は研究者であり、学生を育てる立場であられます。

今は、逆に学ぶところが多いのです。

今回の報告書では、具体的には、

  • 子どもたちの「何もできなかった」という声も意思表明の一つであると捉えること、
  • 回復を促すのにあそびが重要であること
  • 子どもの子どもに対する支援(赤ちゃんの抱っこや見守り、遊び相手など)
  • 災害にあったからこそのメッセージ「とにかく逃げて」
  • 子どもが、粉塵に晒される健康面での課題

など、私も納得し、そして共感する部分が大いにありました。
ありがとうございます。

ここからは、私の考えになります。

2011年の東日本大震災の時、被災した子どもたちは、私たち大人より
余程、心も強く成長されたのではないか。と感じ入っていました。

つまり、被災者という点では、子どもたちはまさに大先輩なのです。
子どもの言葉から、学ぶことは大人の立場にも大いにあるのだと思うのです。

日本は、古来より、地震、噴火、洪水など、災害国です。

神話の話も、実はそれに基づいているという説もります。
風土記なども然り。

過去ブログで紹介
日本神話と自然災害〜生命と風景の哲学〜を読む

2016年の熊本地震の経験後は
 地域の伝承によって、どこまで津波が来たかの記憶、
どんな災害が起こったか、どこに避難すれば安心かなども
古文書などに残っている。というのを歴史家の本で拝見しました。

*磯田 道史氏の
天災から日本史を読みなおす - 先人に学ぶ防災 (中公新書)
オススメです。

今、小中学校では、防災教育というものが行われています。

しかしそれは、地域の安全確認や、
避難場所への移動のことに留まっているように感じます。
(我が子の子育ての中で)

これからは、子どもたちが実際に体験した子どもたちに
学ぶ時ではないでしょうか。

この報告書は、学校の先生方にもぜひ、読んでいただきたい内容です。

先生方が、子どもたちに有事にどう接すればよいか、
さらに、日頃から、子どもたちにどう対処し、行動するかを、
考えるチャンスを与えて欲しいと思った次第です。

これから本当に必要な子どもたちの力は、
災害対応能力かもしれないからです。

子どもたちの置かれた現実に目をむけつつ、
大人ができること、私も考え、行動していきます。

木育ワークショップにも、
 少しずつこのことを、盛り込んでみよう!
真剣に、楽しみながら、プログラムを練ろうと思います。

当分は、イベントは自粛になりますが、
再開できる日まで、あたためておきます。

乞うご期待!?


コメント

窓のない空間をできるだけ避ける。きちんとした換気を心がける。

2020年04月01日 | 子ども・環境
新型コロナウィルス対策〜私たちができること「換気」について2〜

先のブログの続きです。
ここからは、個人的見解です。

<避けるべき場所、空間の条件とは?>

先日の都知事の緊急会見で
夜のナイトクラブやカラオケルームなどが
クラスターの場所であると伺いました。

また、京都の大学生が、
カラオケで感染を広げていることを考えると

大阪のライブハウスも然り、、、。

共通点は、みなさん、お分かりでしょうか。

これらは、窓のない、暗い場所であるということです。
暗室やスタジオのような空間も危険ですね。

ただし、検温や健康チェックなどした上での
一定の方のみ利用する施設であれば、

そして、キチンと換気計画がなされた空間であれば、
まだ、危険性は減ると思われます。

しかし、建築の仕事をしていて、いつも思うのですが
世の中は、違反建築かも?という場所だらけです。

非常口はどこにあるのか、
換気機能はきちんと機能しているのか
新しい場所に行くときは、必ず確認します。
(地震時や火災での避難のために)

しかし、ライブハウスのような暗い場所は、
非常口のライトさえ、消してしまっているか、
ない、ということも実際にあります。

倉庫、駐車場、と申請していて、
後から用途を変えて使っている場所は
残念ながら、あります。

居酒屋のような狭い飲み屋さんなどに入ると
ここって、検査通ってないよね?
と勘ぐってしまう職業病です。

飲みに行くの大好き人間だったために、(過去形ではない)
実際、かなりいろいろなところで
遊んだから言えることかもしれませんが、笑。

今後は、このような場所への出入りは
一旦、かなり減ると思われます。

今回の目に見えない危険のある場所としても
もっと、取り締まられる方に行くのか、、、

そういう空間が見直されるのか、
まだ法律の未来はわかりませんが

確実に、空間づくりが健全な方向へ
変化していって欲しいと切に思います。

<実は働く環境も危険?>

そして、それは、働く環境にも言えます。

部屋が不足し、デスクワークなのに、倉庫や納戸を利用している
会社も多いと想像します。

居室であれば、十分な機械換気を設置することが
義務付けられていますが、物置には必要ないからです。

身内に放送関係の仕事をしている者がいますが
(某大手放送局の建物内)
以前、体調を崩したので、その環境を聞くと、
まさに窓のない部屋。換気も不明。どうも納戸のような環境。
(この時は、コロナ関係なく)

それは、ダメだろう!と突っ込みたくなりました。

今、私の懸念は、これから
こういった場所で仕事をしている方の感染が
増えるのではないかということです。

在宅では出来ないお仕事、
資材等を用いる必要があり、

密室や密閉の環境労働の方は
十分に注意していただきたいです。

掃除と換気をマメにお願いします。

休憩時間には、ぜひ、外の空気を吸ってくださいね!
日中は、紫外線もしっかり浴びてくださいませ!

<学校の空気環境が心配>

これから、新学期が始まります。本日の時点で
横浜では、4/8から、公立の小中学校のスタートが決まりました。
(実際の今後はわかりませんが、、、)

海外のようにインターネット利用での授業ができないものかと
思いますが、準備が間に合わないのでしょう。

神奈川の県立高校は、2週間〜の休校が決まりました。

10代の海外での新型肺炎での死亡例も鑑みると
小・中学生の、特にじゃれあいたい年代の方が
よほど危険だと思うのですが。。。

じっと家で我慢もできないでしょうし、
致し方ないのかなと教育委員会の方針を傍観しています。

建築や、からの提言としては、
ぜひ、教室の窓は開け放して!です。

昨今、エアコンが設置されたおかげで
学校訪問すると、締め切っての暖房です。

休み時間には、窓を開けて換気していた
私たちの時代と違い、ほとんど開けませんね。

ダメですよ〜。
 もともと換気はCO2が増えてしまうので行っていましたが
これに加えて、ウィルス対策も必要です。

昨今、子どもたちのインフルエンザの感染が増えているのも
私は、暖房のかけすぎで湿度が低いことと、
この換気の少なさが影響しているのではないか
と疑っています。

寒いとウィルスは強靭になると言われますが
汚染された空気環境が温床になっていると思います。

今後、海外での新型コロナウィルスの感染広がりの条件が
整理されてきて、予防方法、対策が確立されるまでは、

当面、もしかして?と考え得ることは、
対処していきたいですね。

当方は、医療関係の専門ではないですが、
参考にしていただければ幸いです。

コメント

新型コロナウィルス対策〜私たちができること「換気」について〜

2020年04月01日 | 子ども・環境


今日から新年度が、始まります。

新しい仕事、進学、出会い、様々な春の喜びは
当分、お預けでしょうか。

首都圏では、新型コロナウィルスの感染が広がり
都知事の緊急会見も開かれたり、

有名人の感染や、海外の若い方の死亡ニュースなど
毎日のように世界中の出来事が、重く、暗く、
私たちを取り巻いています。

生活はますます制限され、
いろいろな局面が厳しい状況です。

そんな中、人々が大半を過ごす室内という環境。

今日は、その室内の「換気」の重要性について
みなさまにお伝えします。

先日、当事務所のHPにて、
建築士だけではなく、一般の皆様にもお伝えしたく

2020年3月23日付けで
公益社団法人 空気調和・衛生工学会 会長と
一般社団法人 日本建築学会 会長より出された

新型コロナウイルス感染症制御における「換気」に関して 
緊急談話をお知らせしました。

リンク先
日本建築学会のサイトはこちら

学会への問い合わせも、多いらしく、30日には、
新型コロナウイルス感染症制御における「換気」に関して 
「換気」に関するQ&A が発表されましたので、リンクを貼ります。

建築士の皆様には、換気に関してのおさらいで

一般の方は、この際、建築の基準とともに
どのような環境が、望ましいのか知って頂き、
適切な換気を実践していただけるよう願うものです。

こちらの資料に加えて、当事務所での皆様への
呼びかけを簡単にまとめましたので
こちらも合わせてご覧ください。

コメント