木材の勉強会に出かける。
実際に製材所を営む方から国産材を取り巻く環境の話を聴く。
最近読んだ資料で、スギやヒノキなど国産材の流通価格はかなり下落しているとあった。今日の話ではそれが影響して枝を落すコストも出ず、悪循環に陥っているという。
しかし、そこをユーザー側には国産材を使うチャンスに繋げたいし、製材所の価格では実際3mのスギの柱で1本2000円しないということを知れば、ユーザーも国産材を使いたくなると思うのだが。
外国産の集成材の柱に頼らず、国産の材料が適正に流通すれば、需要と供給のバランスが取れ、良質な材料を確保出来ていくと思う。
勉強会から戻ると材木屋さんからのダイレクトメールが届いていた。これがユニークなもので材料の宣伝ではなく新聞という形式で、材木屋の嘆きや想い、ロシア産の材用の関税が値上がった!などの業界情報が書いてある。
そこにも同じように国産材を設計者は使うというのに現実は集成材の柱の流通がなぜ多いのかとある。やはり大きな住宅市場の中では、国産材を選択するケースは非常に少ないと思われる。
木のことを知れば知る程、(良さについては長くなるのでここでは省略しますが)
やはり国産材を用いたい想いは強くなるし、めげずに設計では採用し続けたい。