せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

UIFA JAPONの方と交流して、熊本復興の展望を語る

2018年03月26日 | 熊本便り

↑大観峰からの眺めに感激して


週末は、国際女性建築家会議、日本支部の有志の方が
熊本復興支援に来てくださいました。

熊本県建築士会の女性メンバーと共に、
私も参加させてもらいました。

昨年、御船町の仮設住宅で、住宅相談会を行って以来の再会。
とても嬉しく思いました。

まず初めに、私の高校時代の先輩が手がけた
西原村の復興住宅モデルの見学。



そして、阿蘇に拠点を置く建築士の案内で、
阿蘇の道路状況の復興の様子を、車上から確認。

木造の仮設住宅の現状と課題を役所の方から伺うなど、



飛行機で早朝から移動してこられた皆様ですが、
疲れも見せずに、元気に様々なところを見学。



最後は、相談会を開催した御船の役場にも行かれて打合せ。

そして、時間があったらお見せしようと考えていた
私の進行中の復興現場にも、
ぜひに見学したいと、来てくださいました。

ありがとうございました!

食事を兼ねての交流会では、視察の感想、復興の課題、
耐震のことや、今後の展望など、ずーっと、建築関連の話。。

ホント、女子って真面目ですね〜。

私もそのお仲間に入れていただき恐縮しつつ、
時々、みなさまのお話に茶々を入れていたら、
一人だけ、自己紹介をはしょられました、笑。

先輩には、どっちが先輩かわからないほど生意気と
紹介してもらい、懲りずに言いたい放題で、
キャラは伝わったことでしょう。

初めての方ばかりでもなかったですしね。

ついつい、怒りで話を進めてしまう肝臓型人間ですが、
熊本復興の話で、

まずは、公費解体の弊害、

そして、立派な木造の仮設住宅が、せっかく大工さんが建ててくれ
たのに、制度に縛られて復興住宅にはならずに、
解体されてしまおうとしていることへの矛盾。

熊本県は、限界耐力計算での耐震補強には
補助金が出ない、などなどなど、
とにかく、制度がおかし〜い!とみなさまに、吠えていた私です。

まずは、おかしい!を共有して、
では、どうするか、何ができるかを話し合いたくて。

品の良いみなさまには、
お聞き苦しいところもあったことと思います。

これに懲りずに、また東京でもお会いできれば幸いです。

そして、素晴らしいプラン集「復興ハウス」の
第3段が出来ていました。


↑熊本建築士会が、プラン集を受け取るところ

どれも、アイデアに満ちた小さな高齢者向けの住まいです。

仮設住宅で一緒に相談会を開いたときから、
さらにバージョンアップしています。
いつでも活用できる状態で、お預かりしています。

興味のある方は、お問い合わせくださいね。

みなさまの活動レポートは、WEBでも公開されています。

UIFA JAPONのニュースページに、記事が出ています。
良かったらご覧ください。みなさまの精力的な活動が分かります。
http://uifa-japon.com/DL/newsletter/NEWSLETTER_vol.107

余談です。

以前フランスの建築家コルビジェと
女性建築家アイリーングレイの確執について
ブログでも、取り上げましたが、その話がちらっと出て、

メンバーの方と、あれはコルビジェの嫉妬でしょ!と
ハモったのには、笑いました。

ワイン好きというのも共通したので
熊本の「菊鹿ワイン」が美味しいと紹介したら、
早速お土産に買われたと
次の日に連絡があり、良かったなぁとしみじみ。
熊本の美味しいもののファンが増えたら、私も嬉しい限りです。

集団や団体行動が実は苦手な私でも、
受け入れてくださる有り難さです。

人生も、仕事も大先輩方のパワーを見習って、
また頑張って精進しようと思えるのでした。

最初は、忙しい中で、参加を見送ろうかなと思っていた交流会です。

無理してでも行ってよかった!行かないでパワーを使わないよりも
むしろ行ってパワーをもらった感じです。

大観峰から再びこの景色が観れたのも感激でしたしね。
行動は大事ですね。
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色と、ミッション コントロール

2018年03月19日 | 季節感のある暮らし

↑工事が進む現場の既存の梅の木

先週の13日に、熊本の山で、初「ホーケキョ」を聞きました。
鶯の声を聞くと、「春到来!!」と嬉しくなります。

鳥の好きな父に、早速伝えなきゃ!
入院中の病院を訪ねました。

現場の定例会議では、
初鶯に、クライアントさんも、
「今日はホケキョーと口笛を交わした」とのこと。

鳥と心が通じるなんて素敵なの〜
と、思ったエピソードです。

心ウキウキの春ですが、
卒業式シーズン。別れの涙あり、
受験の発表での涙ありでしょうか。

春のブログでは、
新人の方向けの仕事術や
ワークライフバランスについてなど
綴ることもありました。

今日は、春のウキウキ感を、仕事の情熱に生かす
パソコンにある、「ミッション コントロール」機能と
デスクトップ活用術について、書きます。

自己流ですが、参考になれば幸いです。

Apple社のMacには、画面切り替えが機能がついてます。

同じパソコンを数人で共有する場合、
ユーザーに合わせて画面が切り替わります。

ですので、事務所のPCの壁紙に、
経営の立場でも、スタッフの立場でも
カレンダーやお気に入りの写真を使えます。

パスワードでロックすれば、
プライベートと仕事も切り替えられます。
デスク周りに、写真立ての時代はもう古い!?

個人的に使う私のノートPCにはさらに
「ミッション コントロール」機能が付いているので

家族のメールや連絡、写真整理などは、
子どもの写真のデスクトップ画面で行っていました。

これまで、仕事とプライベート、調べ物と
画面を切り替えて使っていました。

今年は、、、春の息吹の撮り溜めた写真を
プロジェクトごとにしてみようと思い立ちました。

もともと、ファイルと付箋カラーを
クライアントさん別で管理しています。

カタログや資料に貼った付箋が、
どのプロジェクトのものかすぐにわかるように、
また、ファイルもすぐに手に取れるように、です。

パソコンに関しては、仕事の画面は一つにしていましたが、
他の検討中に電話がかかってくると、集中力が切れます。

その時に、さっと画面を切り替えることを覚えました。
案外これが良いのです。

最初に、このMac Book Pro を手にした時、
「ミッション コントロール」機能を店頭で見て、

「机がいくつもあるみたいね」と店員さんに
感想を述べたことを思い出しました。

それでも、これまで、使いこなせてなかったのです。

そこで、クライアントさんのファイルカラーに合わせて
デスクトッップカラーを配置。

そこに、梅の花や、早咲きの桜、菜の花、、
それらの春の風景を貼り付けてみました。


↑梅の木の写真から花を切り取って画面に配置

うんうん、気分が上がる〜。

図面作成中で、アレコレ検討途中の納まりや
現場での課題、逃げ出したくなる!?仕事の面倒なこと。

それらも、画面を見ることで、「よっしゃー、がんばろ==」
とエネルギーを下げないことに、
デスクトップの写真が一役買ってくれています。

さらに、ボランティアや活動PTA、
民家再生協会の仲間とのイベント進捗や
森と樹と暮らしを繋ぐプロジェクトの企画などなど

ミッションが、いっぱい、笑。

基本的には、ボランティアや自分の勉強は、
仕事の集中を妨げないように、パソコン作業は
朝飯前と夕食後と決めていましたが

やることが増えた分、それ以上に、
気持ちの切り替えも大事だと感じています。

今は、仕事もプライベートも
同じ情熱を持って取り組んでいるので
一定のエネルギーを保ち、ポジティブな思考を下げず、

内容を切り替えるだけ、、、

という便利さを、
デスクトップの切り替えで手に入れました。

こえからも、常に新鮮な気持ちで物事に取り組みながら
情熱を減らさないで、毎日元気に励みたいものです。

そうそう、私のカメラが趣味の友人がくれた花や旅の画像も
たくさん、まだあるのだっけ。

夏にはそれらを使おうかしら。今から楽しみ。

『気分を上げること=情熱を保ち続けること』

それにはちょっとしたコツがあれば良いというお話でした。
おそまつさま〜。
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古民家再生の内装が仕上がりを迎えて

2018年03月12日 | A06設計監理_熊本県M邸古民家再生New

↑玄関ホール、照明器具も付き、壁掛け時計も設置
木製建具は、製作中。


内装が随分と仕上がってきたM邸です。
いよいよ引き渡し目前となってきました。

最後の仕上げとして、家具の設置、
木製の建具や再利用の建具の取付に
現場は、大わらわです。

そんな中、人手があるうちにと、現場の方に頼んで
大きなタンスや食器棚、重い木の机など
仕上がった部屋から、家具を入れていきます。

本来は、引き渡して後の家具の移動ですが、
現在、仮設住宅にお住まいで、家具はブルーシートに囲って
納屋に収められていたので、なるべく早く日の目をみたいですものね。

タンスには、やはり一部カビていたり、
ネズミちゃんの糞があったりしたそうです。

それでも、「かじられていなかっただけ良かった!」
とおっしゃる奥様の前向きさに救われます。

本当に、お任せしましたという感じです。
引越しを、ずっと楽しみに待っておられます。

解体して、新築にする方が、時間的には早かったでしょう。
実際に、周りはどんどん壊されていき、新建材の家が建ち並び、
余計に心の焦りが生じがち。

それでも、こうして、改修する方を選択され、
我慢強く待っていただいています。

丁寧に、土壁は土壁をやり直し
傾いっていた柱は立て直し、
痛んでいた床下は取り替えて、などなど

一つ一つ、職人さんの手仕事で復旧されて行く様には
住み手のご家族も、嬉しさが優れているご様子に、

私も、新築よりも倍のエネルギーを使いますが
喜びも倍の現場です。

まだまだ、外構工事や、新蔵の完成向けて
現場監理は続きます。

春の陽気で心がポワンとし、抜けがないように
気を引き締めて、仕上げのチェックと納めのチェックに
余念なく、進めて参ります。

家具工事の進捗はこちらにアップしました。
http://www.mk-ds.jp/news/2018/03/20183.html

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春の嵐も何のその、上棟に感謝して

2018年03月05日 | くまもと型復興住宅01



無事に熊本入りした先週。

フライトは格安チケットを購入するので、
かなり前から予定します。

そのためか、段取りだけは得意になってきました、笑。

いえいえ、順調なスケジュールは
皆様のご協力やサポートのお陰でしょうか。

毎度ながら、台風や飛行機の故障など、
遅れや延滞に遭遇するのが、間一髪という時があります。

今回も、飛行機が到着後、天気は雨で荒れ模様に。

早朝一番でもそれなりに揺れたので、
次の便は大変だったろうな〜、寝不足でも
やはり早い便でよかったと胸をなで下ろします。

その日は、春一番が吹いたそうで、風が強く、
直行した現場では、砂が舞い、
職人さん方と目をこすりながらも
暖かくなって作業がしやすくなったことを喜んだものです。

昨夜などは、まさに春雷。
雷が響き渡る夜でした。

そんな中、仮囲いで守られた、
無事に、上棟した「くまもと型復興住宅」。

立ち上がった姿には、感慨深いものがあります。

当初の予定では、年内に上棟でした。

それが、融資審査に手続き、助成金の手続き、
職人さんの不足、資材高騰など、、、様々な調整があり、
ここまで、なかなかスムースには行きませんでした。

予算に合わせていくために、構造図も幾たびも描き直しました。

それでも、こうして、立派な太い柱に梁が組み上がり
スギの甘い香りを嗅ぎますと、苦労も吹き飛びます。

工務店さんの心意気に、技に、感激致します。

コストダウンしながら、質の良いものをと、
今回、工務店さんが用意されたのは、
神社で使って余ったという「浮づくり」の杉板が現場に。



思わず、お〜、と声が漏れます。

滑らず、傷がついても目立たないので
わんちゃん室内飼いにも良いですが、高級すぎて、

これまで、幾度か提案しても見送られてきたので
採用は今回、私は初めて。

一部の部屋のみですが、それでも、楽しみですね!

設計監理者でも待ち遠しかった上棟。

住み手のみなさん、ご家族の皆さんにとっては、
まさに、感動の瞬間だったのではないでしょうか。

春の嵐が、追い風となって、
これから、工事が着々と進みますように。。。

安全とトラブルがないことを祈りながら、しっかりと
監理して参ります。

HPで監理写真も公開中です。
よかったら、ご覧ください。

http://www.mk-ds.jp/newworks/2018/03/20182-w.html

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