乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

清安豆腐街

2009-10-30 | 台湾
(前回の続きです。)
 獅潭から汶水へと新竹客運のバスで南下しました。汶水はかつて山間地にあるこの地域の物資の集積地だったそうですが、輸送網が発達した今は静かな集落になっています。ここの目抜き通り「汶水老街」は並行する省道が整備されたため車通りは少ないものの、観光客をあてこんだ商店街としてキレイに整備され立ち寄りやすい雰囲気です。またバスはいわゆる旧道となったこの老街を対面通行で通るためバス好きの視点からも楽しめるところです。


 さて汶水老街でバスを降りると目の前にでっかい干しレバー(豚)がたくさんぶら下がっています。

 肉屋のお兄さんに聞いたらここの名物で値段は1個600元、炒めたりすると美味しいとのことでした。

 またこの辺りはイチゴ栽培が盛んなのでイチゴ入りの腸詰も名物なのだそうです。


 食べもの以外の特産品に藁で編んだ容器「茶寿」があります。昔はこれでお茶を保温したのだそうです。


 老街の南に歩いて橋を渡ると吊り橋がありました。

 木々と川面の景色になんだかほっとします。


 さて地図を開くと汶水から東に川をさかのぼり4キロほど入ったところに清安豆腐街なるものが目につきました。ちょうどお昼時で食べに行こうと思ったのですが残念なことにバスの路線は存在するもののお昼どきは走っていません。仕方ないので歩いて行くことにしました。道々はイチゴ畑、また観光農園の看板が目立ちます。

 温泉なんかもありゆっくりできそうなところです。


 ところでこの辺りはなぜかあちこちにやたらドラ〇もんらしきもの(?)が立っています。

 またイチゴのオブジェもやたらありました。どうもこの二つは大量にばら撒かれた過去があるようです。


 川沿いをさかのぼると言っても幸い坂らしい坂もなく助かります。バスで通ったら面白そうな難所もありました。


 歩くこと1時間弱で清安豆腐街、別名洗水坑豆腐街に到着です。

 この辺りはタイヤル族住民が多いそうでその像が立っています。

 小さな集落で一応豆腐屋数件と観光客向けの土産屋などは並んでいるのですが平日だからかほとんど閉まっていました。

 蛍が出るなんていう看板もあり上流に排水が少なそうということは水がキレイでしょうから豆腐が名物になるのもわかる気がします。


 この豆腐街を代表する豆腐料理店だという清安豆腐店は幸い営業していたのでここに入りました。

 豆腐料理がいくつもメニューに並んでいます。

 崩して椎茸や人参を入れたがんもどきのような取り合わせの揚げ豆腐とそのまま表面をサクサクに揚げた豆腐を食べてみたところなかなか美味しいものでしたが、大小の区別があるうち小を頼んでも結構な量だったので一人だといろいろ試せないのが残念です。


 というわけでお腹は満足したものの食後に小一時間また同じ道歩いて戻るのはさすがに退屈でした。やはりバスがある時間に来たいところです。

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