乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

花蓮の駅弁・ワンタン・小籠包

2017-07-15 | 台湾
 先月フランクフルトで中華航空ラッピングの路面電車を見たら台湾に行きたくなってしまいましたが、急に台湾に寄ってから帰るというわけにもいかないので今月改めて桃園空港へと出かけました。空港から台北までの移動は今年開業した桃園空港MRTの初乗りになります。固定クロスシートが並んでいるのを見てまずは上等上等と思ったのですが走り出すと意外にカーブでの減速が多くこの点はちょっと物足りない気もするところです。


 台北からは東部幹線で花蓮へと向かいました。そこまで時間がかかるわけではないものの蘇澳からの険しい海岸線を通って着く花蓮はずいぶん遠くという気がします。


 花蓮駅では独特のおかずが入った台鉄弁当を売っているので買うつもりがなくてもつい覗いてしまいましたが主菜の魚が以前食べたときのシイラではなくノルウェーサバになっていたのでちょっとびっくりしました。


 以前食べたシイラだったときの駅弁と比較してみます。鬼頭刀魚という強そうな字面が印象的だったのでサバに変わっていたことに驚いたわけです。


 駅を出たら花蓮の街の中心部に出ることにします。この間は歩くにはキツい割に行き来するバスの便数は多くないのでちょっと不便ですがともあれ花蓮客運のターミナル前でバスをつかまえ10分ほど乗って中正路で降りました。今回使った海岸線を南下する路線をはじめ花蓮駅前から各方面に向かう花蓮客運の中長距離路線は一旦街の中心を経てから各地に向かうというパターンが多いので市内の近距離移動に使うことができます。また太魯閣客運も近年花蓮市内に路線を持つようになっていてこれを使う手もありますがこちらも便数はあまり多くありません。他に台東からはるばるやって来る鼎東客運の路線もありますがこれは1日1往復だけです。


 中正路停留所のすぐ近くには花蓮では超がつくくらい有名なワンタンの老舗「液香扁食店」があります。ワンタン一本勝負の店なので入ったらワンタンを食べるしかありません。

 壁を見ると蒋経国に馬英九と中華民国総統が来たときの写真が飾られていました。総統が来たときの写真やサインは台湾のこの手の軽食店でよく見かけますが蒋経国くらい昔のものだと老舗という感じがします。


 食べ終わって中正路停留所に戻りさらにそのすぐ近くにある文化園区という停留所を見に行ったら太魯閣客運のバスが来たので勢いで乗ってしまいました。乗って音がヘンだなと思ったら電気バスでちょっとびっくりです。勢いで、というのは次の目的地が隣の停留所付近なのでもともと歩くつもりだったからですが暑い台湾の夏だけに1区間だけでもラクができ助かりました。


 ちょっと乗っただけで着く中華街停留所近くの公正街という通りに肉まんや蒸し餃子の有名店が2軒隣り合って競っているところがありこれが目当てです。今回は周家という店の方に入りニラ入り蒸餃子を頼みました。普通の蒸餃子も小籠包も安くて美味しいのでメニューを見るとどれも食べたくなりお腹に限りがあるのが残念でなりません。


 周家も大好きなのですがすぐ隣の公正包子店も美味しいので花蓮に行くごとに違う方に入るようにしています。画像は前回行ったときに食べた小籠包です。なお周家でも公正包子店でも小籠包は小ぶりの肉まんで、小さくペラッとした皮で包まれ中に汁が入った日本で一般的にいうところの小籠包ではありません。


 という具合に花蓮に行くとき毎回楽しみにしている包み系(?)の店をハシゴして満足したのですがもう少し駅からのバスが便利だといいのにとも改めて思いました。

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