乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

コルカタの中山路

2019-03-10 | インド
 コルカタにSung Yat Sen Streetという通りがあります。孫逸仙通りということは孫文通りで台湾や中国だと中山路ですが、そんな名前だけに付近は中華街だというので見物に行くことにしました。
 地下鉄Central駅のすぐそばにあるMaharana Pratap像から西へと続く道が件の中山路だというのでとりあえず歩いて行きます。


 沿道の店の看板の住所にSung Yat Sen Streetの字が見当たらないのでやや不安になりますがそのうちに宝昌金舗という中華食材店がありました。とりあえず2階にある店内に上がって聞いてみるとやっぱりこの通りが中山路で先に行けば住所もSung Yat Sen Streetになるとのことです。また近くに廟があるから見て行くといいと教えていただきました。


 少し先に歩き路地を北に曲がると廟が入る四邑会館という建物があり入口には合群義務・愛国精神と厳めしく書いてあります。


 入ると1階はちょっとした集会場のようになっていて数人の年輩の方が新聞を読んだりゆったりと過ごされていました。壁を見ると孫文の肖像が掲げられていたのでコルカタの中山路に来たなあという気分になります。挨拶して様子を聞くと中印関係が悪くなった時代から中国人は少なくなったとか最近の若い者は中国語をしゃべれない、といったいまいち景気が良くない話になりました。


 2階が廟だというので上がらせてもらいます。光緒乙巳年ということは乙巳条約・第二次日韓協約の年だから1905年かと妙なところで韓国を思い出しつつ100年以上前からあるのかと感心しました。


 廟はこざっぱりとした観音堂・水月宮です。


 ご本尊の水月観音像にはガンジーの肖像が描かれた10ルピー札が供えられていました。


 四邑会館を出て辺りをぶらつくともちろんというべきか中華料理店があります。


 インドでは豚肉の影が薄いので香腸がぶら下がり豚のアタマがでんと載っている豚肉店を見たらなんだかうれしくなりました。香腸のすだれ(?)というのはどこで見ても訴えかけてくる力がすごいなあと改めて感心です。


 とは言えやっぱりせっかくのインドだしとコルカタではカレーやビリヤ二ばかり食べていたのですが、もし長く滞在することがあったらきっと中華料理や豚肉が食べたくなってこの界隈に来るだろうなあと思いました。

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