乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

坂東市バス乗り継ぎ

2018-10-23 | 茨城県
 千葉県最北端を見物したついでで茨城県猿島郡境町に行ったとき、隣に坂東市なる市ができていることに遅まきながら気づきました。坂東市は2005年に岩井市と猿島町が合併してできたもので、岩井市には行ったことがあるものの坂東市になってからは行ったことがありません。ということは十数年行っていないことになります。そこで日を改めて行ってみることにしました。

 坂東市は千葉県野田市に接していて東京からそこまで遠くはありません。ただ坂東市内には鉄道が通っていないためやや行きづらいものがあります。今回はつくばエクスプレスを利用し守谷からバスで行くことにしました。つくばエクスプレスは運賃が高いので首都圏のJRの4扉車両のものよりはやや広めのボックスシートに陣取ることで少しでもモトをとった気分になろうとします。


 守谷駅で関東鉄道バスに乗って40分ほどで旧岩井市の中心部にある岩井局前停留所に着きました。前回来たときは東京駅から高速バスだったのですが2016年に廃止にされてしまったのでちょっと寂しいものがあります。バス停の標柱は関東鉄道、関鉄パープルバス、コミュニティバス坂東号、茨城急行自動車、昭和観光自動車と5本もありますがどれも便数は少なく、なまじ多く立っているととよけいに寂しくなったりです。


 辺りを見るといかにもクルマ社会という感じであまり歩いて楽しそうな雰囲気ではありません。とは言えせっかく来たので少し見物したくはありどうしようかなとなるとここは平将門ゆかりの地ということでその関係のものを見て歩くことになります。


 まず国王神社というすごい名前の平将門が祀られている神社に行ってみました。名前はすごいもののごく静かで地味な境内です。


 国王神社の近くには平将門の拠点があったという島広山・石井営所跡や石井の井戸跡という古跡があるのですが基本的に碑くらいでやはり地味です。


 さらに延命寺という薬師堂のあるお寺を見たらそろそろ次に乗るバスの時間が近づきました。レタスやキャベツが目立ちやや高原っぽくも見える畑の中を歩いて国王神社に戻ります。


 国王神社のすぐ前に立つ国王神社停留所でコミュニティバス坂東号庁舎間シャトルバスに乗りました。旧岩井市中心部と旧猿島町中心部を結ぶいかにも合併してできた坂東市らしい路線です。これに15分ほど乗って猿島バスターミナルに出ました。


 猿島バスターミナルは猿島さしま窓口センター(旧猿島町役場)の近くにあります。ターミナルと言ってもあまりらしい感じはなく待合所がある折返場というくらいの雰囲気でした。昭和観光自動車の標柱にまだ猿島町役場という字が残っているのはちょっとうれしいところです。


 猿島バスターミナルからは昭和観光自動車の西坪生子線で境町に向かいます。猿島は猿島茶の産地だけあり車窓に茶畑が見えました。


 30分ほどで境町内の境クリニック停留所です。ここは朝日自動車境車庫のすぐそばなのに違う停留所名なのでちょっとわかりにくいものがありました。事業者ごとに停留所名が違うというのは全国あちこちでありふれていることですがやはり統一して欲しいなあと改めて思うところです。


 という具合に鉄道のない坂東市を路線バスで通り抜け前回来て間がない境町に着いたらなんだかホッとしました。
(こちらにつづきます。)

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