乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

いすみ鉄道タダ乗り(後編)

2016-02-01 | 千葉県
(前回・前編のつづきです。)
 209系の車内であまり落ち着けなかったもののともかく菜の花弁当を食べ終えて大原に到着します。
 台鉄集集線の一日乗車券を提示していすみ鉄道の一日乗車券をもらったら乗る前から目的を果たしたような気になりホッとしました、という本末転倒はさておきホームに入るとキハ20・52もどきのレトロ調な顔に作られた気動車いすみ350型が停まっていました。車内はロングシートなのでクロスシート好きの私にはハズレということになりますがなにせタダだし「姉妹」の集集線もロングシートだし、と思うとなんとなくあきらめがつくものです。


 しばらく走るとムーミンのキャラの人形が沿線の池に置かれ通る直前にその存在を知らせるアナウンスが入り前回乗った時より観光鉄道らしくなっているので感心しました。国吉では営業運転には使われていないキハ30、大多喜ではキハ20もどきの顔で形式もキハ20という新しい気動車が見えます。これらに加えキハ52や28もあるのですから整備するのは大変なことでしょうね。


 上総中野に着いたら小湊鉄道に乗り換えます。大原から上総中野までの運賃は720円なので片道乗っただけではもし一日乗車券を買っていた場合お値段1000円のモトがとれませんが今回はそもそもタダなので「なるべくたくさん乗って『儲け』を出さねば」と思わずに済み気がラクです。


 小湊鉄道に乗り換えると今度はタダではなく車掌さんから切符を買わねばなりませんがパンチで穴を開ける車補なのでうれしくなります。まずひと駅だけ乗って養老渓谷で降り足湯に入りました。小湊鉄道利用者は利用料がタダでタオルを買っても100円と安くいすみ鉄道タダ乗りに続きおトクな気分です。


 足湯には上屋はあるものの冬の外気そのままで寒いのですが、湯に浸かっているのが足だけなのに上着を脱いだ上半身まで軽く汗ばむほどで全身が温まりました。改めて今度は硬券で乗って向かったのはスタフ・通票・通券の交換が行われる里見駅です。輪っかのやり取りを見ていたら集集線濁水駅を思い出しなんだか小湊鉄道の方が集集線の姉妹路線のような気がしてきました。


 乗って来た列車と行き違った列車を見送ったら駅前に出て小湊鉄道バスに乗り換えます。


 着いた先はこれまでにも何度か使ったことがある市原鶴舞バスターミナルでここから高速バスで帰京しました。せっかく小湊鉄道と圏央道が交差しているのに小湊鉄道と高速バスが直接乗り換えられる駅・停留所がなく間に路線バスを挟まなければならないのはちょっともったいない気もするのですが、そこは列車と路線バスの乗継が楽しめると前向きに考えることにします。


 というぐあいに乗車券相互使用キャンペーンのおかげで久々にいすみ鉄道に足を運ぶきっかけができ小湊鉄道もハシゴして楽しい時間を過ごせました。

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